ブガッティがシャンパンとその収納ケースを「自分の車両と同じ仕様へとカスタム」するサービス開始！人工衛星レベルの技術を使用するなどさすがはブガッティ

2022/11/05

｜　価格や購入条件は未公開だが、高級車一台分くらいを要求されるのは間違いなさそう　｜

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おそらくは多くのブガッティコレクターが注文することになるだろう

さて、先日ブガッティは「シャンパーニュ・カルボン」とのコラボレーションについて述べるコンテンツを公開していますが、今回はその収納ケースについて、実車のブガッティ同様に内外装をカスタムできるというサービスを公表しています。

この収納ケースは、当初ワンオフモデルのラ・ヴォワチュール・ノワールにインスパイアされたものとして製作され、彫刻的なケース内に、15リットルのシャンパーニュ・カルボン・ヴィンテージを収めたものとしてリリースされています。

この収納ケースは、ブガッティのパートナーであるIXOとのコラボレーションによって誕生したもので、開発に150時間以上を費やし完成させたといい、ブガッティ製ハイパーカーと同じプリプレグカーボンファイバーを314枚も使用していること、そして内装にはラ・ヴォワチュール・ノワールと同じハバナブラウンの上質なレザーが張られていることが特徴です。

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そして今回、この収納ケースは全車種対応に

そして今回ブガッティがアナウンスしたのが、この収納ケースが（ラ・ヴォワチュール・ノワールだけではなく）ほぼ全車種への対応が可能になったということ。

ブガッティいわく「1本の特別なボトルとケースから始まったこのプロジェクトが、現在、ワイン醸造の世界ではかつてないほど多彩なオーダーメイドの製品ラインアップへと発展た」とのことで、このケースの内外装、カラーリング、そして中に収めるシャンパーニュ・カルボンの銘柄そしてボトルなどを顧客の好みに合わせて自由に選べるようになったのだそう。

対応車種はミストラル、ボリード、ディーヴォ、シロンとなっており、このラ・ブートゥイユ・シュール・ムジュール（La Bouteille Sur Mesure）と呼ばれるプログラムによって様々な「カスタム」が可能となっています。

外装はもちろんのこと・・・。

内装や・・・。

アクセントカラー、その素材までも選択可能。

シャンパンボトル自体も「カスタム可能」

ここではブガッティ車のイメージを一新させるだけでなく、全く新しいデザインにも挑戦することもできるといい、ケースには「大胆なライン、極端なカーブ、印象的なスポイラー」など、ブガッティ各車の要素を表現する複雑なディテールが見受けられます。

加えてボトルには世界初の蓄光式カーボンファイバー製ボトルを採用し、つまりLEDを消灯した後にはほんのりとボトル全体が発光することを意味しており、その演出も申し分ない、ということになりそうです（この収納ケースの開閉や発光シークエンスはボタン一つで自動的に行われる）。

さらにこの収納ケースについて触れておくと、人工衛星に搭載されている自動熱力学冷却セルや、ケース内の冷気を循環させる14台のハイエンドファンなど、革新的な技術が採用されており、貴重なシャンパンを最適な温度に保つことができる、とされています（このやりすぎ感がまさにブガッティ）。

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ボトル、そしてその「中身」も自由に選択できるといいますが、これまでシャンパーニュ・カルボン・フォー・ブガッティ・コレクションのヴィンテージには、暑い日と涼しい夜が続いた年に栽培されたシャルドネ90％とピノ・ノワール10％を使用した2002年ヴィンテージの「EB.01」、そのほか「EB.02」「EB.03」があり、しかしこれ以外も選択ができるということになりますね。

ブガッティ・インターナショナルのマネージング・ディレクター、ヴィーヴケ・ストール氏によれば「このプロジェクトのきっかけは、シャンパーニュ・カーボンが、我々ブガッティがデザイン、技術、素材など、あらゆるものからインスピレーションを得ていることを知り、非常に興味を持ったことにはじまります。ブガッティが”シュールムジュール”プログラムによって様々なオプションを提供しているのを見たとき、彼らはすぐにそのアイデアに飛びつき、ブガッティのために作られたシャンパンとボトルにも同じものを提供したいと考えたのです。これらの非常に個性的で豪華なボトルは、すべてのお客様のハイパースポーツカーに完璧にマッチすることでしょう」。

シャンパーニュ・カーボンのCEO、アレクサンドル・メア氏はは「シャンパーニュ・カルボンとブガッティは歴史的に深い関係にありますが、私たちは常に、お客様にまったく新しい体験を提供する方法を模索しています。シャンパーニュ・カルボンとブガッティの歴史そのものも非常に長く、しかし私たちは常に、お客様にまったく新しい体験を提供する方法を模索しています。単なるシャンパンを超えた、真にユニークなライフスタイル体験を創造したい、それが「ラ・ブートゥイユ・シュール・ムジュール」の実現するところなのです。ブガッティにインスパイアされた特注の彫刻作品を中心に、メゾンの最高級ヴィンテージ・シャンパーニュを最大150杯も注ぐことができるようになるのです」。

なお、今回はそのラ・ブートゥイユ・シュール・ムジュールの概要が公開されたものの、注文方法や価格は一切不明であり、ブガッティオーナーしか注文できないのか、一般に門戸が開かれているのかどうかも現時点ではナゾですが、おそらくこの収納ケースとシャンパンをあわせると高級車一台くらいの金額を要求され像であり、ブガッティオーナーでもないと手が出ないのかもしれません。