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ブガッティがサーキット走行専用ハイパーカー、ボリードのインテリアを公開。「走らないときはステアリングホイールを外して芸術作品のように飾っておけます」

2023/11/24

ブガッティがサーキット走行専用ハイパーカー、ボリードのインテリアを公開。「走らないときはステアリングホイールを外して芸術作品のように飾っておけます」

| このデタッチャブル・ステアリングホイールはちょっとうらやましい |

さすがブガッティだけあってサーキット走行専用モデルであっても芸術性を忘れない

さて、ブガッティがそのサーキット走行専用ハイパーカー、ボリードのインテリアを公開。

そのインテリアはモータースポーツのハイレベルな世界からインスピレーションを得たといい、絶妙な職人技によって比類のない豪華さを実現したと紹介されています。

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ボリードのインテリアは「シロンとの共通パーツはいっさい無い」

なお、ボリードは「シロンの派生モデル」と思われがちではあるものの、実際にはその車体構造から完全に新設計されたクルマであり、シロンと共通するのはエンジン含むドライブトレーンの一部にとどまると考えた方が良さそうです。

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そして新しく設計されたカーボンファイバー製モノコックシャシーによって新しいシートポジションを実現することが可能となり、このポジションとはフォーミュラマシンのような「V字腹筋スタイル」。

そしてインテリアにおいてはシロンとの共有パーツはいっさい無いといい、ブガッティの考える「サーキット走行専用ハイパーカー」の要件を満たす安全性、快適性、パフォーマンスを網羅する一連の特注パーツによって構成されているのだそう。

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なお、ボリードの外観における一つの特徴は「X」型のテールランプですが、この「X」はコクピットにも採用されており、ステアリングホイールもまた「X」モチーフ。

このステアリングホイールは「クルマとドライバーとが一体化できるよう」考慮されデザインが行われているそうですが、見ての通りステアリングホイールはそれ自体で比類のない芸術的な形状を持っており、デタッチャブル構造を持っているために「部屋へとステアリングホイールを持ち込み」、文字通り芸術品のように飾っておくことが可能です。※常にドライブするたぐいのクルマでは無いので、これはちょっとうれしい機構ではある。一般的なスーパーカーでも是非取り入れてほしい

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このステアリングホイールをデザインするに際し、ブガッティのデザイン チームは「ポリゴンモデリング」によるハイテク3Dシェーピングを採用していますが、このポリゴンモデリングはゲームおよび視覚効果業界の開発者によって確立された高度な技術だといい、この技術によってブガッティのスペシャリストは”すべての先進的なコンポーネントとサブシステムを備えたステアリング ホイール”を正確に製品化することができたとのこと。

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そのほかブガッティ・ボリードのインテリアにはこんな特徴も

そのほか、ボリードのインテリアの特徴としては「リアルタイムでドライバーにデータを伝達する」ボリード・ディスプレイ・インターフェイスが(オプションにて)用意されること、ステアリング ホイールを形成するユニークな「X テーマ」の美学はコックピットの周りにも用いられ、ボリードのシートにはマルチパッド設計によって組み込まれた印象的な「X テーマ」処理を持つことについても言及されています。

さらには車両にに乗り込む際のアクセシビリティを実現するため、シートの背もたれとヘッドレストの外側のパッドがドアとともに開き、コックピットに乗り込みやすくするなどの工夫も採用されており、このあたりは「さすが快適性を重んじるブガッティ」。

02 BUGATTI Bolide Interior

なお、マルチパッド シートはモノコックに直接精密に重ねて貼られており、これによってボリードは「固定シートを備えた最初のブガッティ」となりますが、シートサイズは4つから選択でき、表皮の素材としてはレザー、スエード、ナパ、アルカンターラ等から選択可能。

表面処理としてはダイナミックなキルティングからレーザー穿孔を用いた繊細な使用までを選択でき、スパルタンなサーキット走行専用車といえども幅広いカスタムが可能となっているようですね。

「ブガッティは、パフォーマンスを決定付けるハイパー スポーツ カーの継続的な開発において、あらゆるレベルで完璧を追求することに誇りを持っています。 この妥協のないアプローチは、サーキット専用車であるボリードにも適用され、非常に特別なオーダーメイドのインテリアとユニークなドライビングエクスペリエンスを作り出し、すべてのドライバーに永遠の印象を残すでしょう。」

ブガッティCEO クリストフ ピオション

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参照:Bugatti

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