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トップギアがカーメディアとしてはじめてブガッティ・ボリードのテストを許される。「もはやバカげているとしかいいようがない」その加速を見てみよう【動画】

トップギアがカーメディアとしてはじめてブガッティ・ボリードのテストを許される。「もはやバカげているとしかいいようがない」その加速を見てみよう【動画】

| 性能は言うに及ばず、そのスタイリング、そして採用される技術も「バカげているレベル」だと考えていいだろう |

このブガッティ・ボリードにフル加速をくれてやるには相当な勇気と体力が要求されることになりそうだ

さて、ブガッティはサーキット走行専用ハイパーカー「ボリード」の開発を進めているところですが、これまでにも公式にて、いくつかその過程を示すコンテンツが公開済み。

それらはいずれもブガッティの公式テストドライバー(ピロート・オフィシエル)がドライブしたもので、しかし今回はじめてカーメディアが試乗を許可され、トップギアがその様子を動画に収め公式Youtubeへとアップしています。

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ブガッティ・ボリードは「その存在自体が現実離れ」

このブガッティ・ボリードは1,600馬力を発生するエンジンを搭載し、車体重量1,450kgという「パワーウエイトレシオ1以下」という数字を誇るうえ(参考までに最高速時点でのダウンフォースは3トンである)、そのパフォーマンスが前人未到の領域にあるためにブレーキシステムやカーボンモノコックなど構成パーツのほとんどが新たに設計されています。

加えて「軍用スペック」の消火システムを備えるなど安全面に対しても最大限の配慮がなされ、現時点で「もっとも速く、もっとも安全に」走れるクルマであると考えていいのかも。※この「安全」というところは、どんなスキルの人間が運転するかわからない超高性能社において非常に重要である

Bugatti-Bolide (2)

ブガッティがサーキット走行専用ハイパーカー、ボリードの設計/安全要件を公開。ル・マン用レーシングカーを超える剛性を持ち、消火システムはなんと「軍用スペック」
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なお、現在ではセダンやSUVであっても(電動化によって)容易に1,000馬力に到達しうる時代に突入しており、これまではスーパーカーやハイパーカーのみにしか到達できなかったレベルに「セダンやSUVが」踏み込んできているという現状も。

そういった中、ハイパーカーとはどうあるべきかを示したのがこのボリードだと考えて良いかと思います。

Bugatti-Bolide (6)

まずはブガッティのテストドライバーであるアンディ・ウォレス氏がドライブする横にトップギアのジャック・リックス氏が座り、その後はジャック・リックス氏が自身でステアリングホイールを握ることになりますが、その加速やブレーキ性能は「もはやバカげている」という表現しか見つからないほどだといい、このクルマがいかに凶暴であるかがわかりますね。

Bugatti-Bolide (7)

なお、ボリードはサーキット走行専用車であるにもかかわらず、ブガッティは(顧客に納車される製品版であっても)トラクション コントロールを完全にオフにすることも、自動シフトをオフにすることも許可しないといい、これは5億円とも6億円とも言われるハイパーカーを「クラッシュさせずに楽しむ」ための配慮だといい、「自動シフトアップ」については、ドライバーが誤ってレブリミットを超えてしまったときのみ作動するのだそう。

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ちなみにこのボリードにはエアコンが装備されていて、それはこのボリードを購入した顧客の多くが中東在住だからだと言われているからなのかもしれません(同様の理由からなのか、ブガッティはもともと非常に強力なエアコンを搭載している)。

Bugatti-Bolide (3)

ブガッティ・シロン・ピュールスポール
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今回動画に登場するのは試作車なので「カーボンファイバーむき出し」ではあるものの、それがむしろボリードの獰猛さを引き立てており、エクスポーズドカーボンファイバー仕様を選ぶ顧客も多いかもしれませんね。

なお、ブガッティのテストドライバーを除くと、このボリードにムチを入れフル加速を体験したのはトップギアが初であり、その加速、そして轟音は必見そして必聴だと思います。

Bugatti-Bolide (4)

トップギアがボリードをフル加速させる動画はこちら

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参照:Top Gear

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