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ブガッティの開発ドライバーはこんな人。ル・マン24時間、デイトナ24時間レース、セブリング12時間を制し「これは私に与えられた特権です」

ブガッティの開発ドライバーはこんな人。ル・マン24時間、デイトナ24時間レース、セブリング12時間を制した数少ない人物。「これは私に与えられた特権です」

| ブガッティの開発を行うということは、いままで人類が到達したことがない領域へと踏み込むことである |

ブガッティの開発においては耐久レース用マシンをドライブしてきた経験、チーム一丸となって開発してきた経験が必要不可欠

さて、ブガッティのクルマは「ほかのクルマでは到達できないレベル」のパフォーマンスを持つことで知られますが、そこに至るまでの開発が”困難を極める”のは誰もが知るところ。

そしてその開発において重要な役割を果たすのがテストドライバー「ピロート・オフィシエル(オフィシャルパイロット)」ですが、現在ブガッティはピエール-アンリ・ラファネル氏、そしてアンディ・ウォレス氏という2人のピロート・オフィシエルを抱えます。

ブガッティのピロート・オフィシエル、アンディ・ウォレスはこんな人

なお、ブガッティ以前にもう一人のピロート・オフィシエル、ピエール-アンリ・ラファネル氏に関するコンテンツをリリースしていて、今回はもうひとりのピロート・オフィシエル、アンディ・ウォレス氏に焦点を当てています。

まずはアンディ・ウォレス氏の輝かしいキャリアに焦点を当ててみると、同氏はル・マン24時間レース、デイトナ24時間レース、セブリング12時間レースの三冠を獲得した”非常に選ばれた人々のうちの一人”です。※ピエール-アンリ・ラファネル氏もル・マン24時間レースや全日本選手権GTシリーズ、F1での参戦経験を持ち、ル・マン24時間ではクラス優勝、総合でも表彰台経験がある

02 BUGATTI Andy Wallace

ブガッティのテストドライバーはこんな人。「私は常に、自分はサーキットとマシンとともに人生を歩む運命にあるとわかっていました」
ブガッティのテストドライバーはこんな人。「私は常に、自分はサーキットとマシンとともに人生を歩む運命にあるとわかっていました」

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アンディ・ウォレス氏はこれまでの功績が評価され、2022年にはファン・マヌエル・ファンジオ、スターリング・モス、ダン・ガーニーといった伝説的ドライバーに加わる形でセブリング殿堂入りも果たしていますが、遡ること2011年からブガッティにおいてピロート・オフィシエルを努めており、揺るぎない献身と比類なき専門知識をもってブガッティが完璧なパフォーマンスを追求する段階での重要な役割を果たすとともに、ブガッティが常に自動車エンジニアリングの頂点に立つことを保証しています。

競技としてのレースをやめたとき、コース上で本当に素晴らしいマシンを運転してアドレナリンが出なくなるのではないかと心配しましたが、ブガッティに参加してすぐ、ロードカーにおいても、これまで見たことのない何かを伴う旅に乗り出したことにすぐに気づきました。ブガッティのおかげで、私はすぐにレーシングカーの持つパフォーマンスのスリルを再認識できたのです。

03 BUGATTI Andy Wallace

そして2019年、アンディ・ウォレス氏はシロン・スーパー スポーツ 300+にて(量産車ではじめて)時速300マイルの壁を突破することによりブガッティにとって3番目となる世界速度記録を樹立することに。

さらに同氏はシロンのみではなくディーヴォやチェントディエチといったコーチビルドモデルの開発にも関わることとなっていますが、アンディ・ウォレス氏の持つ極限ともいえる高速度での走行スキル、鋭いコーナリングテクニック、競技走行によって培われた身体的および精神的なタフさ、そして高ストレス下でのレース環境における安全性への配慮に対する経験がブガッティにとっての「膨大なリソース」になっているといい、ブガッティが要求するすべてを持つのがまさにアンディ・ウォレス氏ということになりそうですね(前人未到の速度域に達する公道走行用ハイパーカーだけに、あらゆる要素が詰まっているル・マン24時間レースの覇者の経験が大きく役立つのだと思われる)。

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すべてのブガッティのハイパーカーは、それぞれユニークです。私はこれらの息を呑むようなクルマを運転するだけでなく、世界最高のエンジニアたちと協力して、私たちが取り組んできたプログラムのエンジニアリングの最適化を達成することに貢献する特権に恵まれました。 しかし、ボリードは私にとって非常に特別なものであり、比類のないものです。私がレース人生で経験した最もエキサイティングな感情と感覚を思い出させてくれる、真のブガッティの傑作です。

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参照:Bugatti

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