| なぜ人々はEVに対してこうも冷たいのか・・・ |
さて、アウディが「テスラ・モデルS対抗馬」として発売するピュアエレクトリックセダン、e-tron GT市販モデルの情報が徐々に公開。
e-tron GTそのものは2018年にコンセプトカーとして公開されており、その後の開発期間を経てようやく発売ということになりますが、現時点ではそのスペックについては明かされないまま。
その多くはポルシェ・タイカンと共有がなされると言われ、おそらくはタイカンと近い数字となりそうです(ポルシェとアウディは、EV開発において提携関係にある)。
加えてアウディはこのe-tron GTにも「RS」モデルを設定するとコメントしており、今後拡大するであろうe-tronラインアップにも、続々ハイパフォーマンスモデルが追加されることになりそうですね。※ちなみにAMGも”EQ”とのダブルネームを発売してゆくと公言している
さらには、ウワサレベルながらも「次期R8はe-tronブランドから登場」という話もあり、今後の展開には期待を寄せたいところです。
市販モデルの姿も「チラ見せ」程度
そして現在のところe-tron GTの外観についても、部分的かつカモフラージュが施された状態でのみしか公開されておらず、全体的にはコンセプト時代のe-tron GTに近いルックスを維持しているようにも見えます。
まだまだ市販モデルの全容は明らかになっていないものの、おそらくは「最もスタイリッシュなエレクトリックセダン」のひとつに数えられるであろうことは間違いなく、価格次第ではテスラの大きな脅威となるのかもしれません。
アウディe-tron GTは内外に向けて疑似エンジン音を発信
そして現在、国や地域によっては「EVに対し、疑似エンジン音(近接音)発生装置を義務付け」ており、新型e-tron GTももれなくこのサウンド発生装置を装備。
今回動画にてそのサウンドを生成する過程などを公開していますが、このサウンドは「外向けに」接地されたスピーカーから音を出すことができる他、設定によって車内のスピーカーからも音を出すことが可能、とのこと。
もちろんこのサウンドの質はドライブモードや走行する速度によっても変化すると紹介され、しかしすでにこのサウンドが「掃除機のようだ」として話題となっているようです。
どうしてもこういったサウンドはエンジン音に似たものとなり、加速「感」を感じさせようとなると吸気音にも似た音になってしまうものと思われ、結果的に「掃除機っぽく」なってしまうのも無理はないのかも。
なお、メルセデスAMGは疑似サウンドについてリンキン・パークとの共同にて開発を行うとしており、これもブランディングの一つと言えそう。
さらにポルシェは音響関連会社に出資を行い、ここで「疑似水平対向エンジンサウンドを開発する」とも。
そしてマセラティはEVのサウンドに「ジェット機のような」音を用いる模様。
なお、こういったサウンドは今後「各社各様」になるとは思いますが、様々な人が楽しめるよう、複数のサウンドをプリセットしておいてもらえるとありがたい、とも思います。