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BMW「テスラの時代は終わった。我々はこれから反撃に出る」。ただしBMWは北米市場だとガソリン/ディーゼルすべて含めてもテスラの販売台数に抜かれる

投稿日:2022/04/21 更新日:

BMW

| BMWとしてもテスラ追撃の必要性があるのは理解できるが、今のところテスラ以上の付加価値が見られないように思う |

ただし今後の「テスラ包囲網」の行方については成り行きを見守るしかない

さて、BMWは比較的早い時期からエレクトリック化を進めてきた自動車メーカーであり、i3やi8を投入した経験から多くを学んでいます。

そして現在、BMWは2022年に「前年比二倍」となる20万台のEV販売目標を掲げており、2030年には販売する全車両の「少なくとも50%」をピュアエレクトリックカーにする、という計画を進行させている途中でもありますね。

BMW「テスラの時代はもう終わりだ」

今回、BMWグループにて販売を管理するピーター・ノータ氏が語るには「テスラは暫くの間、独自の強みを持っていた。それは紛れない事実だが、その時代はもう終わりだ」。

この背景にあるのはiXやi4の発売、そして発表を控えるi7、さらにその次のi5や、MINIブランドではクロスオーバーのピュアエレクトリックモデルの投入といったメンバーだと思われ、これらによってテスラの優位性を奪うことができる、と考えているようですね。

加えてBMWのCEO、オリバー・ツィプセ氏も「今後、電気自動車の需要が急増するのは間違いない。実際に我々はiXやi4でそれを確認している。そのため我々は生産能力を限界まで押し上げるつもりだが、一方でサプライチェーン、そして充電インフラの面では課題が残る」とも。

テスラは果たして優位性を失うのか?

そこで考えてみたいのが、BMWの言うようにテスラの時代は終わったのかどうか。

これについてはBMWの意見を受け入れることは難しく、というのも電気自動車については「パイの取り合い」ではないため。

たとえばガソリン/ディーゼル車だと、市場規模がほぼ限界に達しているので、どこかが伸ばせばどこかが縮むということになりますが、電気自動車の場合はこれから伸びる市場なので、いかにテスラのほかに参入があったとしても、「どの会社にも伸びるチャンスがある」わけですね。

現在、テスラの年間販売台数は約97万台となっていますが、イーロン・マスクCEOは「10年後に2000万台」を目指すとしており、しかしこの2000万台は現在地球上を走るガソリン/ディーゼル車の台数のわずか”1%”。

テスラ

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仮にテスラが世界の自動車販売台数や、既存登録台数で「数十%」を占めているのであれば、新しい電気自動車の登場によってシェアを食われるかもしれませんが、現在のこの状況では「そもそも食われるだけのシェアがなく」、風船が膨らむように拡大するEV市場の中では「食う食われる」といった概念はまだ論じるべきではないだろうとも考えています。

そして、これから伸びるEV市場においては様々な嗜好が生じることになり、ミニバンを欲しがる人、SUVを欲しがる人、マイクロカーを欲しがる人、スポーツカーを欲しがる人、高級車を欲しがる人など様々で、さらにはスマートフォンのように「そのブランド(つまりアップル)」で選ぶ人、はたまた「価格」で購入対象を決定する人も出てくるかもしれません。

さらには「BMWやメルセデス・ベンツのように、ガソリン車を作っている自動車メーカーの電気自動車は買う気になれない」「それらのメーカーは環境よりも営利を優先しているようだ」といった向きも少なくはなく、「テスラのように電気自動車しか作っておらず、かつ他事業でも人類や環境への貢献を行っている会社、そしてイーロン・マスク氏のビジョン」に共感する人もまた少なくはないものと思われます。

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そしてもっと考えるべきは、BMWの言う「サプライチェーン問題」。

マイクロチップ(半導体)、そしてバッテリーやモーターの製造に欠かせない素材や部品の供給が滞る可能性があり、そして高騰するということですが、これについてはリビアンなどの華々しくデビューした自動車メーカーがすでにその洗礼を受けており、フォードもマッハEの受注を停止せざるをえなくなったりという状況。

ただ、テスラはEV生産において一日の長があり、こういった問題の影響は皆無ではないものの、他者に比較すると「なんとか対処する」ノウハウを持っています。

実際のところ、イーロン・マスクCEOは他社の参入を問題視しておらず、「いくら予約が好調といえど、それが生産できるかどうかが問題であり、新しく参入したEVメーカーはここからが勝負になる」ともコメントしていて、今まさに「その通りになった」状態なのかもしれません。

ぼくはテスラ、そしてイーロン・マスクCEOに心酔しているわけでも崇拝しているわけでもありませんが、資金の多くをテスラ株に突っ込んでいるという性質上、あくまでも「客観的に」状況を捉えているつもりであり、情報を収集する範囲では「むしろ、他社が参入すればするほど、テスラの優位性が浮き彫りになる」のがここ数年先までの状況だと捉えています(多くのメーカーが、テスラを目指し、テスラをライバル視する時点で、すでにテスラに勝てないことが決まっているようなものだと思う。本当に勝とうと思えば、テスラなど比較にならないような新しい価値観を提示しなければならない)。

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参照:Auto News

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