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ドイツより全長4メートル以下、20馬力のコンパクトなEV「XBUS」登場!ボディは着せ替え可能、箱バンやピックアップ、キャンパースタイルにも変化

2021/07/18

XBUS

| 「商用EV」はどうやらバカにならない市場規模を持つようだ |

欧米ではデリバリー用のエレクトリックバンが多数登場

さて、ドイツのエレクトリック・ブランズ社が「XBUS」なるエレクトリックカーを発表。

これは全長3,640ミリ、全幅1,600ミリ、全高1,940というコンパクトなボディサイズを持つクルマで、欧州だと「L7e-B2クラスの二輪車扱い」になると報じられています。

なお、このカテゴリだと最大積載量は450〜600kgに制限されるようですね。

XBUS_Standard_Bus_front_white

ボディ形状は用途にあわせて変化

このXBUS最大の特徴は「10種類のモジュールと交換可能なボディ」によってパッセンジャーバン、パネルバン、ボックスバン、ピックアップ、ワゴンピックアップ、コンバーチブル、キャンピングバスに変身すること。

さらにはオールテレインタイヤを装着し、地上高を上げて四輪駆動としたオフロード仕様も用意される、と報じられています。

XBUS_Standard_Bus_front

たとえば、こちらはツインキャブ仕様のピックアップトラック。

XBUS_Standard_Pick-Up_rear

こちらはシングルキャブ、そしてオフロード仕様。

おそらくはエレクトリックカー特有の「スケートボード型」シャシーを採用しているためにこういった「変化」が可能なのだと思われますが、米国Canooが発売する車両も同様の構造を持っており、様々なビジネススタイルに対応することが特徴です。

このあたりはガソリン車には真似できない芸当ということになり、そして「商用」需要を見込んで様々なスタートアップが誕生しているようですね。

XBUS_Offroad_Pickup_rear

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なお、車体のフロント部は「固定」され、いずれの場合もレトロモダンそしてキュートな顔つきをもち、インテリアだとダッシュボードにタッチスクリーン式インフォテインメントシステム、2つのスピーカー、USBスロットなどが配置され、さらにはトランスミッションを含むほとんどのコントロールボタンがステアリングホイールに配置されている、とのこと。

Electric-Brands-XBUS-main

XBUSには10kWhのバッテリーが標準装備されており、200kmの航続距離を実現しますが、さらにオプションでは30kWhのバッテリーにアップグレードすることも可能で、これもまたオプションのソーラーモジュールと組み合わせることで航続距離を600kmまで伸ばすことができます。

フルタイム四輪駆動ドライブトレインは4つのハブモーターで構成されており、連続出力は合計20馬力(15kW)、ピーク時には75馬力(56kW/)を発生。

ドイツでの価格は、最も安価なLCVモデルが18,070ユーロから、最も高価なものでオフロードキャンピングカーバージョンの32,370ユーロ。

すべてが予定通りに進んだとすると、2022年半ばにドイツのイッツェーホーにて生産が開始される、とアナウンスされています。

ElectricBrands-XBUS-Crowd-Campaign-4

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