>ポルシェ(Porsche)

ポルシェが新型カイエンのフロントを先行公開!ヘッドライトは横長、発光エレメントの中には16,384個のマイクロLEDが仕込まれるハイテク仕様

ポルシェが新型カイエンのフロントを先行公開!ヘッドライトは横長、発光エレメントの中には16,384個のマイクロLEDが仕込まれるハイテク仕様

| 新型ポルシェ・カイエンはフェイスリフト版ながらもその内容は「フルモデルチェンジ」に近い |

そしておそらく、価格は大きく跳ね上がりそうだ

さて、ポルシェが4月18日に公開する新型カイエンの最新ティーザー画像を公開。

これは主にヘッドライトを捉えたもので、先日リークされた「インフォテイメントディスプレイに映るカイエンの画像」とは異なって明確にディティールを確認でき、このティーザー画像を見ると、ヘッドライトの形状そのものはマカンEVで採用されるものとよく似た「横長」形状を持つほか、その中で光っているエレメントも横に長い水平のバー形状を持つことがわかります。

新型ポルシェ・カイエンは次世代モデルのプレビュー?

なお、この新型カイエンは「フェイスリフト(マイナーチェンジ)」版であり、しかしこのフェイスリフトはポルシェにとって予定外のものであったと可能性が大。

本来であればすでにライフサイクルを全うし次世代モデルへとバトンタッチするはずだったものの、想定外に早く進む電動化によってカイエンの次世代モデルは「ピュアエレクトリック」へと姿を変えることになり、しかしその準備がまだ整っていないため、ポルシェは現行カイエンをフェイスリフトすることで「間」をもたせる必要が出てきたのかもしれません。

ポルシェが正式に「カイエンEV」について言及!「2024年のマカンEV、2025年の718(ケイマン、ボクスター)EVの後に発売される」
ポルシェが正式に「カイエンEV」について言及!「2024年のマカンEV、2025年の718(ケイマン、ボクスター)EVの後に発売される」

| ただし現時点では詳細については明かされず、ただしマカンEVに近いコンポーネントが使用されるものと考えられる | ポルシェはEV比率を2030年までに80%にまで引き上げたい さて、ポルシェが毎年一 ...

続きを見る

そしてポルシェが新型カイエンに対し、この「細長」ヘッドライトを持たせてきたのは、2023−2024年に発表されると言われる(しかし発売はその2年後くらいになると思われる)ピュアエレクトリック版カイエンとの関連性を持たせるためなのかも。

1122202

カイエンは(EV版発売後もガソリン版が併売される)マカンとは異なり、次世代モデルではガソリンモデルとの入れ替えになるといい、つまりは完璧に世代が交代するということに。

そして、その世代交代をスムーズに進めるため、今回のフェイスリフトでは「ポルシェの電動モデルの一つの特徴でもある」横長ヘッドライトを採用したのではないかと推測しています。※欧米では、次世代モデルの特徴を(現行モデルの最終世代に)取り入れることが少なくない

新型ポルシェ・カイエンのヘッドライトは「ハイテク」仕様

今回のティーザー画像公開に際してポルシェは多くを語っていないものの、画像を見るに4本のLEDライトバーはデイタイムランニングランプとして機能し、実際のヘッドライトは4本のバーの下にあるプロジェクターということになりそう。

そしてこの各プロジェクターユニットの中には「指先ほどのエレメントに」16,384個のマイクロLEDを搭載した新開発のHDマトリックスヘッドライトの光源が仕込まれており、これは1つのヘッドライトに2個ずつ、合計4個のユニットを搭載し、ハイビーム機能をオンにすると、最大600m先の道路を照らすことが可能だとされています(ただし、このハイビームも”対向車に眩しくない”ように配光がコントロールされる)。

1

ポルシェ
ポルシェが新しく採用するHDマトリクス・ヘッドライトはまさに技術の結晶!ライトひとつで16,384個、両側で32,758個ものLEDが使用されている

| LEDひとつひとつの直径は髪の毛の太さほどもないらしい | しかも照射範囲はカーナビゲーションとも連動 さて、ポルシェが2023年モデルのカイエンとカイエン・クーペにオプションで設定される「HDマ ...

続きを見る

今のところ新型カイエンに採用されるパワートレーンについても明かされていない状態ではあるものの、ウワサではベースモデルには3.0リッターV6ターボ(349馬力)が搭載され、カイエンSはV6を廃止して468馬力を発生する4.0リッターV8ツインターボに変更されるとう話も。

フラッグシップモデルとなるカイエン「ターボGT」は20馬力アップ、そしてカイエンE-ハイブリッドは463馬力を発生し、すべてのモデルに8速オートマチックトランスミッションとAWDが組み合わされ、電動化モデルのバッテリーは現行の17.9kWhから25.9kWhへと容量がアップされるという報道も見られます。

そして留意すべきは新型カイエンの価格が大幅に引き上げられるであろうことで、これはカイエンだけではなくポルシェの全ラインアップに共通する事象だとも報じられていますね。

ポルシェ
ポルシェを買うなら今しかない!「2023年半ばに大幅値上げ実施」、そして「マカン、718、カイエンEVは10~15%(ガソリン車比で)高価になる」

| ポルシェは利益を最大化するために1台あたりの利益率/利益額を最大化 | もちろんポルシェは価格を正当化するだけの優れた製品を提供してゆく予定 さて、ポルシェはつい先日、年次カンファレンスを実施して ...

続きを見る

合わせて読みたい、新型ポルシェ・カイエン関連投稿

ポルシェが新型カイエンの内装を先行公開!エンジン車でははじめて「アナログメーター廃止」、ギアセレクターはダッシュボードに、さらに助手席ディスプレイも
ポルシェが新型カイエンの内装を先行公開!エンジン車でははじめて「アナログメーター廃止」、ギアセレクターはダッシュボードに、さらに助手席ディスプレイも

| その印象は大きくタイカンに近づいており、ポルシェはエンジン車と電動車との垣根をなくしてゆくようだ | ただし、コネクティビティが行き過ぎると「ちょっとした問題」も さて、ポルシェは「フルモデルチェ ...

続きを見る

新型ポルシェ・カイエンのデザインが期せずしてリーク!インフォテイメント画面からその姿が明らかに。新世代の横長ヘッドライトを採用して大きくイメチェン
新型ポルシェ・カイエンのデザインが期せずしてリーク!インフォテイメント画面からその姿が明らかに。新世代の横長ヘッドライトを採用して大きくイメチェン

| 新型カイエンはこのヘッドライトを採用する「第一号」となりそうだ | フロントとリアはシャープに、しかしサイドはこれまでのままなのでちょっと「見慣れない」感も さて、ポルシェは昨日「2024モデルと ...

続きを見る

ポルシェは新型カイエンで「ガソリンモデルではじめてアナログ式タコメーター廃止」。これは社内でも賛否両論あったようだが、問題は911でも同じことをするかどうかだ
ポルシェは新型カイエンで「ガソリンモデルではじめてアナログ式タコメーター廃止」。これは社内でも賛否両論あったようだが、問題は911でも同じことをするかどうかだ

| ボクとしては、前に進むためにはアナログ式タコメーターを切り捨てるしかないとは考えているが | しかし多くのポルシェ・ファナティックはそれに反発するだろう さて、ポルシェは4月18日にカイエンのフェ ...

続きを見る

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

->ポルシェ(Porsche)
-, , , , , ,