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近い将来にラインアップ5車種のうち4つがSUVになってしまうアルファロメオ。同社CEO「それでも私はアルファをSUVブランドにしたくない」。GTVとデュエットの復活を示唆

2023/12/21

アルファロメオ

| アルファロメオは電動化へと大きく舵を切り、そこで今までにはない自由を得る |

ひとまずはSUVにてお金を稼ぎ、その後はグループ会社の持つ資産によって大きく飛躍

さて、アルファロメオはSUVラインアップとしてステルヴィオを持ち、さらにはトナーレを投入した上でコンパクトクロスオーバー「ミラノ」を追加する予定であることが明かされています。

加えて2027年にはポルシェ・カイエンに対抗するEセグメントの大型SUVがこれらに加わるとされ、「5車種中4車種がSUV」となるわけですが、それでも同社CEO、ジャン・フィリップ・アンパラト氏によれば「SUVメーカーにはなりたくない」。

アルファロメオの新型SUVの名称は「ミラノ(MILANO)」。創業の地の名を冠するところを見ると、このクロスオーバーには相当な自信があるようだ
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時期ジュリアは「ピュアエレクトリックセダン」として投入

これは新型ミラノのプレビューイベントの中で語られたもので、同氏は2025年~2026年にかけて発売することになる次期ジュリアについて「クラシックなサルーンのシルエットを維持する」と明言。

現在のアルファロメオの販売はSUVの販売に支えられているといっても過言ではありませんが(これはアルファロメオに限ったことではないが)、けしてセダンを見捨てるわけではない、ということを意味します。

なお、ジャン・フィリップ・アンパラト氏は、「セグメントとしてのセダンが全世界的に苦しい状況にある」ことを認めつつもセダンがアルファロメオにとって重要であると語り、「たとえ世界がSUVだらけに切り替わっても、私はアルファロメオをSUVブランドにしたくはないのです」。

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加えて同氏はジュリアが(セダンとして)アルファロメオの定番ラインアップに存在し続けることを保証すると同時に、電動化時代に”アルファロメオのもっとも有名な2つのモデル”を復活させることも示唆しており、これらはどうやら「GTVとデュエット」。

ジュリアはアルファロメオのDNAに組み込まれていますが、そしてそれだけではありません。なぜなら、私たちが取り組んでいる次のステップは他にもあるのです。 GTV に対する答えは何でしょうか。また、デュエットに対する回答は? しかし、現時点ではなんら決定しておらず、これについては詳しく説明することができないのです。

EV版新型アルファロメオ・ジュリアは最大「1,000馬力」に

話をジュリア後継モデルに戻すと、このエレクトリックセダンについてはステルヴィオの後継モデルとなる電動SUVとともにアルファロメオのカッシーノ工場で組み立てられることになり、「3年以内に」それぞれの生産が開始予定。

加えて、一回の満充電あたりの航続距離が700キロに達することにも言及されており、よってジャン・フィリップ・アンパラト氏は「EV版ジュリアは、ガソリン車の補完ではなく完全なる代替になることについても言及しています。

エレクトリックパワートレーンへと切り替えなければならないから切り替えるのです。そうでなかったらアルファロメオは終わることになるでしょう。そして我々は実際に、EVを具体的な代替車両として提案します。 私は、あなたたち顧客に、EVに乗り換えることで何かを気に病んだり苦しむことを望んでいません。 それを気に入ってもらいたいのです。

以前の報道だと(親会社である)ステランティスが新しく開発したモジュラーSTLAミディアムプラットフォームと800Vアーキテクチャを採用することで出力は345馬力からスタートし、ヴェローチェでは790馬力、最強モデルのクアドリフォリオでは1,000馬力を発生するという話もあり、これは同門のマセラティが新型グラントゥーリズモ「フォルゴーレ」で採用するセットアップ(トライモーター)同様となるのかも。

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ジャン・フィリップ・アンパラト氏は根っからの「ドライバーズカー派」だと見受けるものの、現在の「EVがラインアップの大半を占める状況」については上述の通り快く思っておらず、しかしこれは自身が就任する前からの既定路線であったために受け入れざるを得ず、そして今はSUVを売ってお金を稼ぎ、ブランドを安定させることが急務だと捉えているのかもしれません。

ただ、「EVブランドへと切り替えることで」グループ会社の持つ資産へとアクセスできるようになり、その段階ではある程度の資金も確保できているはずなので、より「アルファロメオらしい」クルマを作ることができるようになるものと思われます。

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