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ヤマハが東京オートサロンになかなかファンキーなコンセプトを出展するようだ。ヤマハの発想はいつも面白いが、なかなか結実しないのがちょっと残念

ヤマハが東京オートサロンになかなかファンキーなコンセプトを出展するようだ。ヤマハの発想はいつも面白いが、なかなか結実しないのがちょっと残念

| 一度は「4輪からの撤退」を表明するものの、方針の変更によって4輪コンセプトが増加中 |

中には「是非商品化して欲しい」ものも少なくはない

さて、ヤマハが東京オートサロン2024への出展内容を公開。

プレスリリースを見るとなかなかにユニークな車両を展示するようで、たとえば上の画像は「乗る楽しさ、所有する喜びを実現し、オーナーの用途に応じたカスタムが可能な」コンセプト682。

4輪バイクともいうべきホースライド型モビリティですが、なんとも言えない「ギア感」、そしてヤマハらしい「ストロボ」を立体(機能)にて表現したところが面白いと思います。

そしてこちらは「近未来的都市型パーソナルモビリティ」、コンセプト294。

ヤマハ自身「北欧風デザインを取り入れた」と語っているとおり、欧州市場において高い人気を発揮しそうな3輪バイクですね。

Yamaha (2)

他にもヤマハはこんなコンセプトを出展する

そのほかヤマハが展示すると発表した車両を見てみると、こちらは「YAMAHA MOTOR PLATFORM CONCEPT」。

1~2人乗りの汎用電動プラットフォームであり、ホンダの開発したバッテリー「ホンダ モバイル パワーパック e:」を搭載し、この上に載せる「上モノ」によって様々な用途に供することができそうですね。

Yamaha (3)

たとえばこちらはマリンレジャーシーンでの使用を想定し、トレーラーの牽引などを行うという目的を持つ「コンセプト310」。

Yamaha (5)

電動バギー「コンセプト580」。

Yamaha (4)

さらにこちらは一人乗りオフロードモビリティ「コンセプト160」(レトロフューチャーなルックスを持っておりインパクトがある)。

Yamaha (6)

農地や山林での「作業」を想定に入れたワーク系の「コンセプト451」。

Yamaha (7)

ヤマハの進もうとする方向性はやは「あやふや」である

なお、ヤマハは2018年まで何年か継続して4輪コンセプト(スポーツライトやクロスハブなど)を発表していたのですが、2019年には「4輪事業からすべてのリソースを引き上げる」と発表しています。

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その後は車体製造を目指すかわりにサプライヤーとしての道を開くべく、「1基あたり470馬力」を発生させるエレクトリックモーターを発表しており・・・。

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しかしその後には少し方針転換を行い、3輪スポーツカー「トライセラ」を(コンセプトモデルとして)発表。

Yamaha-Tricera (2)

「4輪から撤退する」と発表したヤマハ。東京モビリティショーに「3輪」コンセプト、トライセラを展示すると発表。加えてレクサスPOVのヤマハ版も
「4輪から撤退する」と発表したヤマハ。東京モビリティショーに「3輪」コンセプト、トライセラを展示すると発表。加えてレクサスPOVのヤマハ版も

| 一度はこういった「3輪車」を運転してみたいとは考えているが | ちなみにヤマハのコンセプトカー「商品化」は2013年の初代発表から今まで実現されたことはない さて、ヤマハは2019年末に「4輪から ...

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こういった戦略のシフトの背景にあるものはわかりませんが、ヤマハは以前から様々な事業に手を出すことが多く、これはおそらく収益源を多様化し会社を強くすることが目的であろうと思われます(二輪事業のみでは将来的に成り立たないと考えているのかも)。

そしてその後の「サプライヤーとしての立場になるべくエレクトリックモーターの生産を行う」という計画も同様の考え方に基づいたものだと考えられますが、いずれにしても中途半端で終わってしまっているのがヤマハの残念なところかもしれません。

もちろんぼくが口出しする筋合いのものではないものの、傍目には「けっこうムダにお金を使ってしまっているように見えなくもなく」、その金額を二輪事業に投下したり、トヨタとのパートナーシップによってもっと確実性の高い事業(トヨタの決定済みプロジェクトへの参画など)に投資したほうがいいのでは、と思うことがあります。

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参照:YAMAHA

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