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フェラーリはいま大きな岐路に立っている!エレクトリック化そしてSUV発売によってそのブランドコアが根本的にシフトしそうだ

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フェラーリのキー

| 現在の自動車業界を取り巻く環境はフェラーリにとって有利には働かない |

さて、現在大きな岐路に立っているフェラーリ。

フェラーリのビジネスモデルは「F1で勝利をあげ、そこで培ったブランドバリューをもって市販車の販売を有利に進める」というものですが、現在F1は衰退の一途を辿り、そしてガソリン車の存続そのものも危機にさらされている状態。

加えてフェラーリ初のSUV、プロサングエの登場も控えており、フェラーリのコアバリューが根本からシフトする可能性もあるわけですね。

もはやフェラーリといえどガソリン車は存続できない

現在、世界の多くの地域や国にてガソリン車の新車販売が明確に禁じられる傾向にありますが、先日は米国カリフォルニア州が2035年にはハイブリッド含むガソリンエンジン搭載車の販売を禁じる法案を提出。

ポルシェ・タイカン
高級車最大市場のひとつ、カリフォルニアが「2035年にガソリン車の販売を禁止」!否が応でもEV化を加速させる必要が出てきたぞ

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さらに中国もそれに続く以降を示しており、加えて英国はこれらよりも早い「2030年にガソリン車全廃」を発表。

なおイギリスはもともと2040年にガソリン車全廃を目指していたものの、2020年2月にはこれを5年前倒しして「2035年に全廃」とし、さらに今回また5年前倒しして「2030年に全廃」という計画を打ち出したということになります。

中国では2035年にガソリン車の販売が不可能に?世界最大の自動車市場の動向に各メーカーは翻弄されることになりそうだ

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これまでフェラーリはガソリンエンジン存続に楽観的だったが

参考までに、つい先日フェラーリCEOはそう簡単にEV時代は来ないとも考えているとコメントしつつガソリンエンジンの存続についても触れており、しかしカリフォルニア、中国、イギリスという「フェラーリにとって屈指の」販売地域が2030〜2035年にガソリン車の販売を禁止するとなるとこの考え方には調整が必要になってくるのかも(いろいろな意味で、いま現在、エンツォ・フェラーリが存命でなくて良かったのかもしれない)。

フェラーリのカーボンホイール
フェラーリCEO(65)「私が生きているうちはラインアップをEVのみにする気はない。せいぜい50%だろう」→ガソリンエンジン販売禁止国が出てくるが大丈夫か?

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そういった状況において、フェラーリが「完全にEVにシフト」してしまうとブランド価値を維持できなくなったり、既に先行するリマック等に対して性能的に見劣りするという可能性も出てきます。

フェラーリのブレーキ

そもそもフェラーリのファンは(おそらく)EV化を望んでいない

そしてフェラーリのピュアエレクトリック化はまずファンの望むところではないとも考えていて、これもさらに状況を難しくしているところ。

仮にフェラーリがガソリンエンジンを存続させるとして、そしてピュアエレクトリックの比率を半分にとどめるとすると、特定地域ではガソリンエンジンモデルの販売ができないため、そのぶん売り上げが欠損する可能性も(すべてのガソリンエンジン搭載モデルに対し、それのピュアエレクトリック版を用意するのであればまた話は別)。

逆に100%エレクトリックブランドに移行したとしても販売が伸びるとは思われず、いずれにしてもフェラーリの販売が将来的に下がることは間違いないと考えていて(フェラーリだけではなく他のメーカーも。そしてそのほとんどはフェラーリよりも多くの販売台数を失うかもしれない)、フェラーリ内部では今後の方針について様々な議論がなされているのかもしれません。

フェラーリのキー
手持ちのフェラーリ株を全部売ることにした。ボクは自動車とくにハイパフォーマンスカーの未来に悲観的だ

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フェラーリ初のSUV、「プロサングエ」の開発は想像するよりも複雑

そしてフェラーリCTO(チーフ・テクニカル・オフィサー)であるマイケル・レイタース氏がトップギアに語ったところによると、「プロサングエの開発は、想像するよりもずっと複雑」。

この意図するところは「メカニズム的に難しい」ということではなく、これまでフェラーリを走らせることがなかったような環境で、フェラーリに乗ったことがない人が、フェラーリでは想定していなかった使い方をする」ために今までにない開発プロセスを採用する必要があるため。

え?これがフェラーリ?同社初のSUV「プロサングエ」が市販ボディと思われる外装を身にまといテスト中

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具体的にいうと、4名や5名が乗車し、加えて荷物も乗せ、悪路を走ったり旅行に出かけたりすることになり、重量がかさんみ、かつ重心の高い車の挙動についてフェラーリは「未知の世界」。

そういったクルマを開発するには、これまでと全く異なる手法を採用する必要があり、これがフェラーリにとってプロサングエの開発を困難なものとしている、ということになりそうです。

ただ、そこでの救いは、このマイケル・レイタース氏がポルシェにおいてカイエンそしてマカンの開発プログラムを経験した人物である、ということ。

フェラーリがそこでの成果を期待してマイケル・レイタース氏を引き抜いたのかどうかは定かではありませんが、こういった人物がいるかどうかでずいぶん開発の進捗が変わってきそうですね。

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参照: Top Gear

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