| まだまだ電動バイク普及への道のりは遠い |
さて、先日BMWはiNextあらためiXを発表していますが、その際に同時に発表されたのがこのバイク、ディフィニションCE04(Definition CE 04)。
クルマと一緒に発表されたからといってモトコンポ的な扱いではなく、これはこれで独立した一つのコンセプトを持っており、”革新的なコネクティビティソリューションを用いた”フルエレクトリックバイクというポジションです。
BMWディフィニションCE04はこんなバイク
このディフィニションCE04は2017年に発表されたコンセプトバイクの「市販直前プロトタイプ」という位置付けで、かなり市販バージョンに近いスタイルを持つ、とされています。
メインのボディカラーはミネラルホワイト、そしてアクセントはオレンジ。
なおBMWがオレンジを前面に押し出すのは非常に珍しいと思います。
デザイン的にはBMW iXとの共通性も
シートにはブラックとオレンジがナナメの切り返しにて再現されています。
なお、iXのインテリアにも「ナナメの切り返し」が使用されていましたね。
ただしこちらのディフィニションCE04は、iXと同じく次世代モビリティ、ピュアエレクトリック、高いコネクティビティを掲げつつも「i」を名乗っておらず、iブランド特有のエレクトリックブルーも不使用。
同じエレクトリックモデルといえど、クルマとバイクとでは「異なる扱い」なのかもしれません(もともと、4輪部門と2輪部門のモトラッドは別の事業部ではある)。
BWM ディフィニションCE04はガソリンエンジン搭載バイクと根本から異なる構造を持つ
ヘルメットも車体と統一されたデザイン。
ヘルメットの収納は車体サイドへ。
バッテリーが車体下部に配置されているために収納スペースを大きく取ることができたとしていますが、画像を見る限りエレクトリックモーターはハブと一体化してさらに車体設計の自由度を高めているようにも。
ライダーの着ているウェアはこんな感じで発光するようですが、これは車体の機能(ブレーキランプやウインカー)と連動するのかどうかは不明です。
メインのメーターは10.25インチサイズの液晶ディスプレイ。
現時点ではこのディフィニションCE04のスペック、価格についてはアナウンスされていない状態。
ただし価格を抑えるためかバッテリー容量は大きくなく、「1回の満充電で120キロ程度」の走行を前提に設計されている、とのこと。
BMW ディフィニションCE04の動画はこちら
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参照:Motorcycle TV, BMW