| フェラーリは様々なアーティストの創造意欲を掻き立て続ける |
さて、フェラーリはその排他性からか、様々なデザイナーに対して魅力的なモチーフに映り、そのため古今東西様々なレンダリングが公開されてきましたが、今回はDejan Hristov氏による「未来のフロントエンジン搭載フェラーリ」、カスコロッソ(Casco Ross)が発表されています。
なお、カスコロッソとは「赤いヘルメット」を表すイタリア語だと紹介されています。
フェラーリ・カスコロッソはあちこちが変形するようだ
このカスコロッソはかなり特異なスタイリングを持っており、既存フェラーリとの共通性がほとんど見られないクルマ。
フロントだとグリルの左右端の形状につき、458イタリアやFFに採用されていたヘッドライトの外形と共通しているほか、リアだと丸型テールランプがフェラーリらしさをアピールする程度。
それでもなんとなく「フェラーリ」だということがわかるように思われ、それだけ「赤くてウェッジシェイプのクルマ=フェラーリ」という図式が刷り込まれているのかもしれません。
上から見るとこう。
フロントにエンジンヘッドカバーのような物体が見えるので、「フロントエンジン」だと推測ができます。
けっこうパネルの継ぎ目が多いように思われ、しかし平坦な表面を持っているように見えますが・・・。
リアだとこんな感じでフラップが持ち上がったりするようですね。
サイドから見るとロングノーズを持つことがわかり、しかしリアも比較的長い構成を持っています。
フロントフェンダーのサイドには、クラシックフェラーリを連想させるギル(エラ)も。
リアウインドウは「全閉」。
Cピラーに相当する場所にカメラのような物体が見えるので、これで後方を確認するのかもしれません。
テールパイプの配列やリアディフューザー形状は不カリフォルニアやF12ベルリネッタを連想させ、テールランプもフェラーリらしさを感じさせる部分ですね。
フロントバンパー両サイド、Aピラーの付け根等には「ヒレ」のようなものが見られ、抑揚の効いたボディラインと相まってアグレッシブな印象を受けます。
ブルーの「カスコロッソ」も
そしてこちらはカスコロッソの「ブルー」版。
意外と「フェラーリっぽい」ように感じます。
合わせて読みたい、フェラーリの「未来派」レンダリング関連投稿
なお、上述の通りフェラーリについては多くのアーティストが「自分の考えた」フェラーリの作品を公開。
ここで思うのは、例えばポルシェ911の「カエル顔」のように、(フェラーリは)これがフェラーリだという特徴的なデザインを持たないということ。
にもかかわらずフェラーリはいつの時代もフェラーリ以外のなにものでもなく、こういったところは「他の自動車メーカーに真似できない」と考えたりします。
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