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予想していたよりスゴいの出た。フェラーリがはじめて車両全域に「Ferrari」ロゴを反映させた”600台目の”デイトナSP3が公開

予想していたよりスゴいの出た。フェラーリがはじめて車両全域に「Ferrari」ロゴを反映させた”600台目の”デイトナSP3が公開

Image:Ferrari

| フェラーリファンにとって、これ以上の「贈り物」はないだろう |

グラフィックに使用されるのはフェラーリの地元を表現するカラー「ジャッロ・モデナ」

さて、フェラーリが昨日「何が起きるのかを見てみよう」と予告したそのクルマが公開され、それはなんと「ワンオフのカスタムペイントが施されたデイトナSP3」。

見ての通り「Ferrari」グラフィックが車両全体にわたる大きさで施され、ボディ下地はカーボンファイバーむき出しという仕様です。

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「600台目の」フェラーリ・デイトナSP3

この「カーボンファイバーむき出し」のデイトナSP3は数台のみが製作されたといい、それだけでも希少はあるのですが、そのうえフェラーリは「史上初」となる”Ferrari”グラフィックをボディ上に再現させていて、つまりこのデイトナSP3は「とんでもなく」希少なクルマということに。

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さらに驚くべきは、このデイトナSP3が「すでに完売済みの、599台の限定台数に加えて」追加にて生産された500台目の車両ということであり、つまりは何から何までもが「異例づくし」ということに。

なお、この個体はモンタレー・カーウィーク開催中に行われる、RMサザビーズ主催のチャリティオークションにて競売にかけられ、その収益金はすべてフェラーリ財団による世界的な教育イニシアチブに寄付される、とアナウンスされています。

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Image:Ferrari

フェラーリは過去にも「チャリティのために車両を特別に制作」したことがある

参考までに、フェラーリは災害(イタリア中部地震)のための義援金を集めることを目的とし、2016年に「追加にて」ラフェラーリを「1台だけ」追加生産したことがありますが、この500台目のラ・フェラーリは、イタリアをテーマにしたユニークなカラーリングが施され、ロッソのエクステリアに、フロントフードとリアウィンドウトリムにホワイトのラインが入り、ボンネット先端には小さなイタリア国旗が描かれています(700万ドルで落札されている)。

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これは「フェラーリから母国への贈り物」であることを示唆するものだとされ、そして今回のデイトナSP3に使用される「イエロー」はジャッロ・モデナ、つまり(フェラーリの本拠地である)モデナ市を象徴するカラーであり、今回のデイトナSP3もやはり、フェラーリがそのルーツに敬意を示した仕様であるとも言えそうです。

もう一つ参考までに、フェラーリは創業70周年を記念し、国際的な慈善団体である「セーブ・ザ・チルドレン」を支援するため、オープントップモデルである「ラ・フェラーリ アペルタ」の特別な1台をオークションに出品したことがあり、こちらもRMサザビーズ主催によるオークションへと出品され、830万ユーロにて落札されています。

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カーボンの折り目は「エクストララージ」、シートにも「Ferrari」柄!

このフェラーリ・デイトナSP3は「21世紀に製造された中では、もっとも高価なクルマ」となりそうだ

この収益金はセーブ・ザ・チルドレンの国際的な教育プログラムに寄付され、特にアジアやアフリカ地域の恵まれない子供たちの教育プロジェクトに充てられたといいますが、フェラーリ創業者、エンツォ・フェラーリは「技術者を育成するための学校」を設立したことがあり、意外ではあるものの、「フェラーリと教育」とは密接な結び付きがあるようですね。

なお、「700万ドル」「830万ユーロ」は、それぞれ21世紀に製造された自動車のオークションにおける最高額となっていて、しかし今回のデイトナSP3は間違いなくこれらを上回ると予想されており、そのゆくえに注目が集まります。

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参照:Ferrari

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