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レクサスLFAは登場から10年!当時は「高すぎて誰も買わない」と言われたものの、現在は新車価格を大きく超える価格で取引されているという事実

2020/12/15

レクサスLFAのペーパークラフト

| レクサスLFAは今なお輝きを失わず。その高い相場が価値を証明している |

早いものでレクサスLFAが登場してもう10年。

そして今回レクサスはそれを祝う形で「レクサスLFAのペーパークラフト」をリリースしています。

レクサスLFAが発表された当時、V8ミドシップフェラーリ、V10ランボルギーニを遥かに超える「3750万円」という値付け、そしてライバルに比較して加速性能や最高速が特段優れるわけでもないスペックから”一体誰が買うのか”と言われたものの、発売を開始すると購入希望者が殺到し、一瞬で限定台数の500台が完売してしまうことに。

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なお、現在も新車価格を大きく超える価格にて取引されているのがレクサスLFAですが、その希少性のみならず(少ないからといって相場が高くなるわけではない)、「数字では表せない、感覚に訴えかけるフィーリング」が高く評価され、レクサスにしかできないクルマづくりを行った結果がコレクターズアイテムとしての価値を高めていると考えて良さそう。

数字だけを追いかけると、後発からすぐに追い越されて存在意義を失うものの、数字では表せない魅力を追求すれば、それはいかなるライバルが登場しようとも色褪せることはない(むしろ時間とともに輝きを増す)、という事象を表しているとも言えますね。

レクサスLFAはまだ新車で購入できる

なお、北米のレクサスディーラーは将来的な値上がりを見越してか「新車のまま」レクサスLFAをキープしており、少しづつ売りに出しているということも報じられていますが、今年辺りにはその在庫も枯渇するものと思われます。

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レクサスLFAのペーパークラフトは4種類

そして今回公開されたレクサスLFAのペーパークラフトは4種類。

ダウンロードした後に縮尺を変えて印刷すれば、いかような大きさのレクサスLFAを作ることも可能です。

lexus-lfa-paper-model-template (3)

そしてパーツを切り出すとこう。

lexus-lfa-paper-model-instruction-steps

これにノリを貼り付けて組み立ててゆくわけですね。

lexus-lfa-paper-model-instruction-steps (2)

レクサスLFAはこんなクルマ

レクサスLFAは非常に高価なクルマですが、その大きな理由は「何から何までもが専用設計」を持っているため。

レクサスLFAの設計における最重要課題は、チーフエンジニアである棚橋晴彦氏によれば「総重量を軽く抑える」ことだったといいますが、そのためにカーボン製キャビンを採用しており、このほかにもCFRPを多用することでシャシー構造の65%がカーボン製となり、従来の構造に比較して100kgも軽量化されている、とのこと(残り35%はエンジンとサスペンションを支持するアルミ合金ブレース)。

しかもこれは100%自社開発であり、金属との接合についても独自に開発を行ったとされています。

lexus-lfa-paper-model-instruction-steps (1)

エンジンもレクサスLFA専用

そしてエンジンもレクサスLFA専用に開発された4.8リッターV10(1LR-GUE)を採用し、許容回転数は9000RPM(相当に高回転と言われるランボルギーニ・ウラカンの5.2リッターV10でも8500RPM)。

バンク角は72度、チタンバルブとコンロッド、鍛造アルミピストン、ダイヤモンドライクカーボン(DLC)コーティングが施されたロッカーアームを持ち、出力は552HPを誇ります。

さらにはサウンドにもこだわっており、アイドリングでは「優雅な重低音」、高回転時は「F1マシンを彷彿とさせるドラマチックなサウンド」を実現しており、このためにはサージタンクの容量調整、チタン製デュアルステージサイレンサー、等長エキゾーストマニホールド等の採用が行われることに。

トランスミッションには6速オートメーテッドシーケンシャルギアボックスが採用され、シフトスピードは7段階から選択でき、ドライブモードは「オート」「スポーツ」「ノーマル」「ウェット」の4つを搭載しています。

lexus-lfa-paper-model-instruction-steps (3)

レクサスLFAはバランスにも優れる

そしてレクサスLFAは「バランス」にもこだわっており、FRレイアウトながらもトランスアクスルを採用することで重量配分を最適化。

その配分は48:52で、レクサスによれば「一般的な理想値である50:50よりも完璧に近い数字」なのだそう。

エンジンはフロントミッドに搭載されますが、これはトランスアクスルとの組み合わせにて最適な重量配分を実現すること、そしてFR特有のコントロール性能と直進安定性、MRが持つ高いコーナリング性能とハンドリング性能との料率が目的であったとされています(リアミドシップも開発時に検討されているが、挙動がピーキーという理由で却下されている)。

そのほか「重心を中央に寄せること」にも最大限の配慮が行われ、左右のシートを極限まで寄せることでロールセンターを適正化していますが、このためには航空機グレードの素材と加工方法によって、これもまた「専用」のトルクチューブを削り出しにて製造することに。

さらにブレーキキャリパーも車体中へと寄せられ、数字以上の「良好なバランス」を獲得することに成功したようですね。

なお、ボディサイズは全長4,505ミリ、全幅1,895ミリ、全高1,220ミリ、車体重量は1,480kg(2名乗車時の重心高は508ミリ)。

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参照: Lexus

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