>フェラーリ

フェラーリが「812コンペティツォーネの830馬力よりもパワフルなV12エンジンを開発中」と認める!何が何でもフェラーリはV12では自然吸気、HVなしを貫くようだ

2021/05/20

フェラーリのV12エンジン

| さすがはフェラーリ、自分たちにとってなにが一番重要なのかをよく理解している |

一方でフェラーリはV8+ハイブリッド、V6+ハイブリッドにて電動化に対応

さて、フェラーリは830馬力を発生する6.5リッターV12エンジンを搭載する812コンペティツォーネを発表したところですが、今後さらにパワフルなV12エンジンをリリースする用意があるとのこと。

これは英国オートカーの取材に対し、フェラーリの技術責任者であるマイケル・ライタース氏が語ったもので、「812コンペティツォーネに積まれるV12エンジンよりもさらに強力なV12エンジンを開発中」なのだそう。

フェラーリが新型限定モデル「812コンペティツォーネ」、さらにオープン版の「812コンペティツォーネA」発表
フェラーリが新型限定モデル「812コンペティツォーネ」、さらにオープン版の「812コンペティツォーネA」発表!フェラーリV12史上最強の830馬力

| まさか限定モデルが2台同時に発表されるとは思わなかった | さて、フェラーリが予告通り812スーパーファストをベースとした限定モデル「812コンペティツォーネ(999台限定)」、そしてそのオープン ...

続きを見る

いったいどのモデルに新型V12が搭載されるのか?

そこで気になるのが、このハイパワーなV12エンジンはどのモデルに積まれるのか。

まず考えられるのはラ・フェラーリの後継モデルで、これについてはV12エンジンを搭載した試作車がテストされる様子が目撃されています。

フェラーリの新型ハイブリッドモデル
【動画】ラ・フェラーリ後継モデル?次期スペチアーレと思われるプロトタイプが走行中。やはりエンジンはV12、F1を連想させるハイブリッドシステム搭載か

| 見た目はラ・フェラーリだが、その奥には新世代のフェラーリが隠されている | さて、ラ・フェラーリのボディを装着した謎のフェラーリが目撃に。フロントフード上にハイブリッドカーであることを示すマークが ...

続きを見る

さらに、フェラーリはル・マン24時間レースのハイパーカークラス「LMH」に2023年から参戦することを表明しており、もしかするとラ・フェラーリ後継モデルのレーシングバージョンにてル・マン24時間レースに参戦するのかもしれません。

フェラーリのホイール
フェラーリがル・マン24時間レース「ハイパーカークラス(LMH)」参戦を発表!これでがぜん盛り上がりそうだ

| できればランボルギーニ、フォードにもル・マン24時間レースに参戦して欲しいところだが | さて、フェラーリがル・マン24時間レースのハイパーカークラス(LMH)に参戦すると発表。現時点ではその詳細 ...

続きを見る

そして次の可能性は「プロサングエ」。

その性格上、車体重量が大きく増えることが想定でき、それをカバーするためにV12エンジンを搭載する計画も考えられ、しかしこれまでフラッグシップモデルに積まれてきた「フェラーリの象徴」でもあるV12エンジンをSUVに積む可能性はあまり高くないかもしれませんね。

フェラーリのSUV、プロサングエ
【動画】フェラーリが新型車「プロサングエ」をサーキットにてテスト中!プロサングエはワゴンではなく、車高をもっと上げたSUVにすべきだとボクが思うワケ

| 何事も中途半端はよろしくない | さて、ここ最近集中的にプロトタイプが目撃されているフェラーリの新型SUV「プロサングエ」。ただしフェラーリはこのクルマについて「SUV」と呼ぶことを嫌っており、あ ...

続きを見る

3つ目の可能性はモンツァSP1やSP2のような少量限定生産モデル「ICONA」のニューモデル。

ICONAは限られた顧客に向けた特別なモデルであり、そこへ「特別なV12エンジンを積む」というのは”一番ありそう”なシナリオです。

フェラーリ・モンツァ

フェラーリ・モンツァ
フェラーリ モンツァSP1を見てきた!こんなに美しいボディ、そして仕上げを持つ車は見たことがない

| あまりのオーラに一定距離以上近づけなかった・・・。 | さて、フェラーリ正規ディーラー、コーンズ心斎橋ショールームへ。最新のフェラーリCIに基づいたショールームへと生まれ変わり、そのオープニングイ ...

続きを見る

さらに考えられるのは「812スーパーファストの後継」。

フェラーリがV12モデルの後継をリリースするかどうかはわかりませんが、フェラーリは「V12エンジンはフェラーリの魂」とまで語っているので、どんな状況になったとしてもV12エンジンを存続させるのかもしれません。

フェラーリはV12エンジンを自然吸気のまま生き残らせたい

なお、フェラーリと同じくV12自然吸気エンジンを持つランボルギーニは「全てのモデルを2024年までにハイブリッド化」すると公式に発表し、つまりアヴェンタドール後継モデルは「ハイブリッド化」されるということに。

レゴテクニックによる「実物大」ランボルギーニ・シアンFKP37が完成
ランボルギーニが2025年までのロードマップを発表!2024年にはガソリン車を全廃し全車ハイブリッドに、そして2025年以降には「初の」EVを発表

| ランボルギーニは新たなる新天地「コル・タウリ」を目指す | ついに「第4の」ランボルギーニ投入計画が具体的に さて、ランボルギーニが予告通り「将来のヴィジョン」について公開。これはランボルギーニC ...

続きを見る

しかしながらフェラーリは「V12エンジンのようにトルクの大きなエンジンとハイブリッドとは相性が良くない(ハイブリッドはトルクの細いエンジンの弱点を補うもの)」と語り、V12エンジンをなんとしても自然吸気のまま存続させたいとも考えていると伝えられ、このフェラーリの「英断」には喝采を贈りたいところです。

フェラーリF60
フェラーリはなんとしても自然吸気V12エンジンを生き残らせるようだ!「V12エンジンとはフェラーリの魂であり、まだまだ存続させるための手段はある」

| それでもいつかはフェラーリがV12エンジンを捨てるときが来る | さて、フェラーリは「V12エンジン搭載ロードカー史上最強」の出力を誇る812コンペティツォーネ / 812コンペティツォーネAを発 ...

続きを見る

合わせて読みたい、フェラーリ関連投稿

フェラーリ「V12+ハイブリッドはナンセンス。我々は自然吸気V12を単独で存続させるために戦う。いかなる手段を用いてもだ」

以前はハイブリッド化を明言していたフェラーリが突然の方向転換 フェラーリが「V12エンジン継続」をあらためて表明。そして驚くべきことにV12エンジンは「自然吸気」そして「ハイブリッドなし」で継続する、 ...

続きを見る

フェラーリ「V12エンジンは排ガスの他、騒音規制に対応させることが困難」。2018年から導入された騒音規制がネックだと語る

| それでもフェラーリは「V12エンジンのために戦う | 近年のガソリンエンジンに対する締め付けは厳しくなる一方ですが、とくに大排気量V12エンジンを持つメーカーにとっては頭の痛い問題であるのは間違い ...

続きを見る

フェラーリが新型V12エンジンの特許を出願。フェラーリはなんとしても「自然吸気V12エンジン」を諦めない

| フェラーリはV12エンジンを生き残らせるためにハイブリッドもターボ化も行わない | フェラーリが新型V12エンジンの特許を出願。この出願自体は2019年4月24日になされたものですが、公開となった ...

続きを見る

参照:Autocar

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

->フェラーリ
-, , , ,