| あまりのオーラに一定距離以上近づけなかった・・・。 |
さて、フェラーリ正規ディーラー、コーンズ心斎橋ショールームへ。
最新のフェラーリCIに基づいたショールームへと生まれ変わり、そのオープニングイベントへと馳せ参じたわけですが、展示されていたのはフェラーリ ローマ、フェラーリSF90ストラダーレ、フェラーリ モンツァSP1の3台、そしてF1マシン。
今回はそのうちモンツァSP1を紹介したいと思います。
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フェラーリ モンツァSP1はこんなクルマ
フェラーリ モンツァSP1は限定台数499台、その価格2億円とされるクルマで、ベースとなるのはフェラーリ812スーパーファスト。
このモンツァはフェラーリの新シリーズ「ICONA」の第一弾となり、ICONAとはイタリア語で「アイコン」の意味なのだそう。
つまりはフェラーリのアイコニックなモデルのデザインを現代に(最新のテクノロジーを用いて)再現したシリーズということになり、極めて少量の生産台数にて構成されます。
もちろん購入権利はフェラーリ側が顧客に対して付与することになり、まず「買おうと思っても買えない」レアカーでもありますね。
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参考フェラーリ「モンツァSP1/2の購入者を決定した。価格は2億円、それぞれの個体には独自の名称が与えられる」
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そしてモンツァには一人乗りの「SP1」と二人乗りの「SP2」とが存在し、コーンズさんによると「SP1を選ぶ人のほうが若干多いようにも感じる」とのこと(モンツァの購入者はSP1、SP2どちらでも自由に選べる)。
ちなみに日本に入ってくるのは10台前後だと聞いています。
モンツァSP1/SP2のモチーフは フェラーリ750モンツァ(1954年)、フェラーリ860モンツァ(1956年)、フェラーリ166MM(1948年)で、レトロさだけではなくLEDを使用したライティング、それによってしか実現できないデザインなど「現代の要素」も見られます。
エンジンは6.5リッター V12 (810馬力)、0-100キロ加速は2.9秒、0-200キロ加速は3.7秒、最高速度は300km/h以上。
重量はモンツァSP1が1500キロ、モンツァSP2では1550キロだと公表されています。
これだけの高額車にもかかわらず「柵」はなく、しかしその発するオーラのために近づけなかったのもまた事実。
もしカメラなどをクルマの上に落としたり、当てたりしてしまうと責任を取ることができず、よってちょっと距離をおいての撮影です。
フェラーリ モンツァSP1のエクステリアを見てみよう
ボディパネルはカーボンファイバー製だそうですが、カーボン独特の微妙な凹凸やうねり、繊維の形状も感じさせず、ボディパネルはどこまでもなめらか。
相当に広い面も存在しますが、完全に平滑なな表面を実現しています。
フェラーリのシールドエンブレムはペイント。
もちろん色が変わる部分の段差も皆無。
運転席の後部には「コブ」。
前後フェンダーに取り付けられているモールもカーボン製!
ハミタイ対策パーツだと思われますが、多くのクルマではここに樹脂パーツを使用しており、しかしカーボンファイバーを用いているクルマを見たのはこれが「初」。
なお、ボディ表面は梨地が削り取られているようで、完全に鏡面状態です。
リアフェンダーの盛り上がりはグラマラス、かつセクシー。
反対側から見るとこう。
ドアミラーの取り付け部はまさに芸術品と呼べるレベル。
ボディカラーはブリティシュレーシンググリーンのような緑、そしてそこへイエローのアクセント。
サイドにはギル(エラ)、そしてウインカーが埋め込まれています。
フロントにはスクリーンがなく、至ってシンプル。
ホイールは伝統の5スポーク、そしてフィンのような形状を持っています。
ブレーキはもちろんカーボンセラミックディスク。
ヘッドライトはオリジナルデザイン。
おそらく他のフェラーリとの共通パーツがないんじゃないかという印象。
リアから見るとこう。
テールランプやウインカーは「溝」の中にビルトインされているということになり、この溝は車体を一周するかのようなデザインを持つようですね(実車を見て初めて気づいた)。
フェラーリ モンツァSP1のインテリアはこうなっている
あまりに恐ろしく、あまり近づけなかったのですが、こちらはモンツァSP1のインテリア。
ベージュをベースにグリーンのアクセントが用いられるという趣味の良い内装です。
シートのシェルはカーボンファイバー製。
シートのセンターにはグリーンのライン入り、そしてハーネスにはフェラーリ ロゴ。
他の画像はFacebookのアルバム「フェラーリ・モンツァSP1」に保存中。