｜ この水色＝アッズーロ・ラ・プラタはフェラーリにとってのヒストリックカラー ｜
かつては1964年の250LMに採用されたことも
さて、フェラーリはICONAシリーズより限定ハイパーカー「デイトナSP3」を発売していますが、これは生産台数が599台に絞られるという「狭き門」。
当然ながらフェラーリからオファーがなされたVIP顧客しか購入できないというクルマであり、過去のフェラーリのレーシングカーや市販モデルにインスパイアされたデザインを持っています。
モチーフとなったのは（レーシングカーだと）330 P3/4、350 Can-Am、512 S、ロードカーではテスタロッサだと紹介されていますが、このICONAシリーズは、フェラーリのアイコニックなモデル（ICONAはイタリア語でアイコンの意味）へのオマージュではあるものの、特定の一モデルを対象とするのではなく、複数モデルからそのディティールを取り入れ、かつ新しい提案を織り交ぜていることが大きな特徴でもありますね。
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フェラーリ・デイトナSP3納車第一号は「Azzurro La Plata」
そして今回インスタグラムに投稿されたフェラーリ・デイトナSP3納車第一号のボディカラーはアッズーロ・ラ・プラタ（Azzurro La Plata）。
これはいわゆる「水色」で、ティファニーブルーのような美しい色味を持っています。
なお、ぼくは自分の296GTBのこのカラーを選ぼうと考えたことがあるものの、ぼくが好むブラックのホイールとあまりマッチしない（アッズーロ・ラ・プラタであれば、シルバーのホイールが似合うと思う）ということから、ちょっと濃い目の「アッズーロ・ディーノ」を選ぶことに。
このアッズーロ・ラ・プラタは、フェラーリにとって歴史のあるボディカラー（ヒストリックカラー）でもあるようで、フェラーリ296GTSに用意されたサーキット志向のオプション、アセットフィオラノ・パッケージに用いられるリバリーもアッズーロ・ラ・プラタですね。
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そのほかにはこんな美しいボディカラーのフェラーリも
今回このディトナSP3の画像をインスタグラムに公開したアカウント、＠rari.photoはフェラーリに特化した投稿を行っており、しかも「非常に珍しい」車両に特化しています。
とたえばこちらはメタリックダークグリーンのボディカラーにゴールドのストライプにブロンズホイール、インテリアは「チョコレート」というフェラーリF12tdf。
こちらは「ブルー・ゲンツィアーナ・ストリコ（Blu Genziana Storico）」に「アヴォリオ（Avorio / アイボリー）」のリバリーを持つSF90スパイダー。
インテリアカラーにもアイボリーが用いられ、（オープンカーらしい）統一感のある内外装を持っていますね。
メタリックグリーンにタン内装のラフェラーリ。
ブルー・コルサにグレーのホイール、カーボンブレードにはシルバーのアクセントが入ったフェラーリ812コンペティツォーネ。
こちらはフェラーリ250GTO”レディ・イン・ブルー”をイメージし、フェラーリのパーソナリゼーションプログラム「テーラーメイド」にて制作された812コンペティツォーネ。
こちらが元ネタですね。
これは相当にレアなグラデーション（フェード）カラーのフェラーリSF90スパイダー。
ネロ・デイトナからロッソ・マグマへとカラーが移り変わります。
こちらもグラデーションを採用していますが、シャルル・ルクレールがドライブしたSF21にインスパイアされたカラーなのだそう。
このフェラーリSF90スパイダーはブルー・コルサにメタリックグレーというフェードカラーという素晴らしいカラーリング（この組み合わせは思いつきもしなかった）。
アッズーロ・チェロ（Azzurro Cielo）にフレンチストライプ、ドアミラーはシルバー、ホイールはポリッシュというあまりにスペシャルな812コンペティツォーネ。
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参照：rari.photo（Instagram）