![フェラーリが「テーラーメイド」に関するコンテンツを公開!限られた顧客を対象に行う(ほぼ)無制限のカスタムプログラムではこんなことができる](https://intensive911.com/wp-content/uploads/2023/06/Ferrari-6.jpg)
| 一度は挑戦したいと考えているが、そのコストが天井知らずになりそうでちょっと怖い |
事実上、フェラーリ「テーラーメイド」では自分だけのワンオフ仕様を作ることが可能
さて、フェラーリは通常のオプションであっても「ほぼ無限の組み合わせ」を実現できるほどの選択肢を用意していますが、その範囲を超えるカスタムを行う場合に利用するのが「テーラーメイド」。
簡単に言えば(構造変更を伴わない範囲での)エクステリアのカラーやフィニッシュ、インテリアでは内装の素材や仕上げなどを自由に選んでワンオフモデルを作ることができるというものですが、この「個性的なスポーツカーを作る」というのは1950年代以降、フェラーリがずっと重要視してきた要素だといいます。
そして今回、フェラーリがこのテーラーメイドについて紹介するコンテンツを公開しており、その内容を見てみましょう。
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フェラーリ「テーラーメイド」は3拠点によってサポートされる
このテーラーメイドに対応できるのは現在マラネッロ(フェラーリ本社)、上海、そしてニューヨークの3拠点のみで、これら拠点の専門家が「限られた数の」オーナーを対象にテーラーメイドをサポートすることに。
![352063022_5643930425706960_9128481039802195455_n](https://live.staticflickr.com/65535/52956309652_53c2a373f4_c.jpg)
なお、これを選択できるオーナーの数が「限られる」のは、テーラーメイドのスタッフが限られるからなのか、製作するリソースによって制限されるのかはちょっとナゾ(そこまでは言及されていない)。
そして日本にはテーラーメイドに対応できる拠点がないということになりますが、これについては(日本の)各フェラーリ正規ディーラーと本社とをつなぐ「リモート」にて進めることができるため、日本に居ながらであってもテーラーメイドによって自身のフェラーリをカスタムすることが可能です。
![bb43ed1d-aa20-4a6e-8ee3-18766d1079b8](https://live.staticflickr.com/65535/52956890716_6874eff1d5_c.jpg)
このテーラーメイドは「情熱、革新、エレガンス」といったフェラーリの価値観を象徴しており、まさに限界のないカスタムが可能となっていますが、基本となるラインは「Classica(クラッシカ=クラシカルで伝統的)」「Inedita(イネディタ=革新的な素材や仕上げ)」「Scuderia(スクーデリア=モータースポーツのヘリテージをリスペクト)」の3つであり、顧客はここからイマジネーションを膨らませて「自分が理想とする一台」を作ってゆくことに。
![1](https://live.staticflickr.com/65535/52957272595_41de6cfed5_c.jpg)
なお、素材や仕上げは自由に選択または指定ができるそうですが、テーラーメイドのスタッフからの様々な提案もあるといい、何度もセッションを重ね、意見を交換し、ときにはサンプルを作成しつつ、少しづつ夢の実現に向けて進むこととなります。
フェラーリ「テーラーメイド」では例えばこんな仕様も
そこで今回フェラーリはいくつかの例を公開しており、Classica(クラッシカ)だとフェラーリのかつてのGTカーをテーマにしたカスタムが紹介されていて、こういったウッドパーツも指定できます。
![351460456_648700957110627_6902418632447761309_n](https://live.staticflickr.com/65535/52957348803_f3ef823ef7_c.jpg)
こちらは1980 年代の 308 GTBiをイメージしたSF90スパイダー(ボディカラーはビアンコ・キング)。
![a6a9c5c2-8c27-4b37-8a12-513222d484e1](https://live.staticflickr.com/65535/52957034339_5a5e09a9f2_c.jpg)
インテリアはネイビーにレトロなライトブルー。
![b576d09f-721f-4a93-b709-c5e70737bf6c](https://live.staticflickr.com/65535/52957272565_1856bf6ec6_c.jpg)
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未来志向の強いInedita(イネディタ)だと、フェラーリいわく「試験的な要素」が盛り込まれているといい、そのほかハイテク素材やデニムなどのファブリック素材を使用することが可能です。
たとえばこのフェラーリ812GTSのエクステリアはブルー・ゲンツィアーナにクリームのストライプを持ち・・・。
![6678c538-670a-4656-88bb-7c70f3ad4219](https://live.staticflickr.com/65535/52956292072_8d2ba63c35_c.jpg)
ホイールは通常オプションでは選べない「ポリッシュ」。
![f72096e1-264a-43e4-94dd-4f3dd14d7a20](https://live.staticflickr.com/65535/52957034319_e66f2ab844_c.jpg)
インテリアはそれに呼応するかのようなブラック(グレー?)のレザーにブルーとホワイトのファブリック。
![46eec3a5-e185-4b7c-8599-e3a1ef1f678f](https://live.staticflickr.com/65535/52957344038_ec664af958_c.jpg)
こういった「(織られた)布」は通常のオプションには存在しないものですね。
なお、ドライブモードのセレクターボタンが並ぶブリッジ、ステアリングホイールのスポーク等は「ハンマーで叩いた金属」を再現したかのような仕上げが施されます。
![d9126e90-c851-4925-afe5-d96827a74ea7](https://live.staticflickr.com/65535/52957272575_697232e706_c.jpg)
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そしてフェラーリの豊かなレーシング・ヒストリーを視覚的に表現するScuderia(スクーデリア)だと、カーボンファイバーはもちろんケブラー、マイクロファイバーといったモータースポーツ由来の素材が多用されることに(マイクロファイバーはレザーよりも軽量であり、滑り止め効果もあるため、レーシングカーによく用いられている)。
![351463938_1299522170986269_8013237096912613180_n](https://live.staticflickr.com/65535/52957277410_6bedf7d344_c.jpg)
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なお、先日訪問したウニベルソ・フェラーリ内にもテーラーメイドを紹介する展示があり・・・。
![DSC01101](https://live.staticflickr.com/65535/52945058076_8267c75467_c.jpg)
こちらだと1965年のレーシングカー、365P2にインスパイアされた仕様。
![DSC01087](https://live.staticflickr.com/65535/52945447585_e4ea23657a_c.jpg)
こんな感じで内外装のサンプルも用意されています。
![DSC01088](https://live.staticflickr.com/65535/52945523348_55625a6cfc_c.jpg)
こちらも過去のレーシングカーモチーフですね。
![DSC01094](https://live.staticflickr.com/65535/52945447475_2b0ee28f17_c.jpg)
こちらはブルーとイエロー、グレーにインスパイアされたGTB。
![DSC01086](https://live.staticflickr.com/65535/52945202134_63667d2c12_c.jpg)
実際にテーラーメイドにてカスタムされた実車の展示も。
![DSC01083](https://live.staticflickr.com/65535/52945058301_90c74afeb1_c.jpg)
機会があれば(というか、フェラーリが受けてくれるならば)ぜひテーラーメイドに挑戦したいと思いますが、正直「いくらかかるんだろうな・・・」という不安のほうがついつい先立ってしまいます。
![DSC01099](https://live.staticflickr.com/65535/52945058081_686b66c363_c.jpg)
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参照:Ferrari