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あの「ストラトス・ゼロ」が現代に蘇ったら!新進気鋭のデザイナーによる「ストラトス・ゼロ・レストモッド」がカッコいい

2021/09/16

ストラトス・ゼロ

| 今なおストラトス・ゼロは多くのデザイナーにインスピレーションを与え続ける |

現代のストラトス・ゼロは初代とは異なり、「ドア」があるようだ

CGデザイナーによる「ランチア・ストラトス・ゼロ・レストモッド」が公開され、あまりにカッコいいと話題に。

「ランチア・ストラトス・ゼロ」は1970年に発表されたコンセプトカーで、デザインはベルトーネ(おそらくはマルチェロ・ガンディーニ)が担当し、「可能な限り低い車高」を目指したクルマです。

そして今回公表されたのは、そのストラトス・ゼロのレストモッドということになりますが、「メカニズム的なレストモッド」というよりは、概念としてのストラトス・ゼロを現代風に解釈するという「イメージ的レストモッド」と捉えたほうがいいのかもしれません。

その姿はどうみても「ストラトス・ゼロ」だった

参考までに、こちらがオリジナルのストラトス・ゼロ。

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そしてこちらがストラトス・ゼロ・レストモッド。

これを見るに、オレンジ色のボディ、低い車高、横長(フロントバンパー先端に内蔵された)ヘッドライト、サイドの特徴的な「>」型のディティール、リアホイールハウスの切り欠きなど、ポリッシュ加工が施されたホイールなど、初代ストラトス・ゼロの特徴をうまく引き継いでいると言えます。

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こちらはホワイト版ですが、ホイールがブラックにペイントされ、より現代っぽい雰囲気を感じます。

参考までに、オリジナルのストラトス・ゼロに「ドア」はなく、上に開いたフロントガラスから、車体前部を踏みながら乗車することになるのですが、ストラトス・ゼロ「レストモッド」には見たところ「ドア」があるようですね。

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リアタイヤが大きく露出していますが、これは初代ストラトス・ゼロのデザインを再現したものだと思われます。

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ちなみにこちらはストラトス・ゼロのリア。

テールランプは(マクラーレンP1のように)グリル周辺を囲むボディのエッジに組み込まれ、1970年にして現代の自動車が採用するデザインを持っていたということになりますね。

ホイールは「ヘキサゴン」を組み合わせたものですが、これはストラトス・ゼロとは異なるものであり、ストラトス・ゼロ・レストモッド独自のデザインということになりそう。

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テールランプはリアの高い位置からの4本出し。

その下には大きなディフューザーが装着されています。※ディフューザーからデフが覗いているのもストラトス・ゼロへのオマージュだと思われる

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ストラトス・ゼロの影響は大きかった

なお、このストラトス・ゼロが自動車業界や関係者に与えた影響は非常に大きかったようで、かのケン・オクヤマ氏も「Kode0(下の画像)」のデザインにおいてはストラトス・ゼロからインスピレーションを受けてことについて触れています(ボディサイドには、ストラトス・ゼロと同じ「>」型のデザインが見られる)。

ランボルギーニ・アヴェンタドール(ケン・オクヤマKode 0)
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さらにランボルギーニはテルツォ・ミッレニオ発表場においてストラトス・ゼロの模型を並べており、その影響を感じさせる展示も行っています(カウンタックもマルチェロ・ガンディーニのデザインであり、それ自体がストラトス・ゼロのデザインを下敷きにしているとも考えられる」

ちなみにベルトーネ自身も、2012年に「(当時の)現代版ストラトス・ゼロとして「ヌッチオ」を発表。※「ヌッチオ」とはベルトーネ二代目の当主、ヌッチオ・ベルトーネから

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こういった例でもわかるとおり、発表から数十年たったとしてもデザイナーの創造力をかきたてるのがストラトス・ゼロであり、今後もやはりストラトス・ゼロをモチーフにしたデザインが絶えることはないのかもしれません。

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参照:Matteo Gentile

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