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ランボルギーニ・カウンタックのドライブを「一人称」視点で捉えた動画。伝説の「カウンタックリバース」もドライバー視点にて収録【動画】

ランボルギーニ・カウンタックのドライブを「一人称」視点で捉えた動画。伝説の「カウンタックリバース」もドライバー視点にて収録【動画】

| ランボルギーニ・カウンタックのPOVは意外と少なく、これはなかなかに貴重な動画でもある |

現代ではこれほどアドレナリンが噴出するスーパーカーを作ることは困難であろう

さて、世の中には様々な一人称視点(POV)動画が存在しますが、意外と無いのがランボルギーニ・カウンタックの一人称視点動画。

そもそもカウンタックは個体数が少なく、その中でも動画レビューに使用しようというオーナー、もしくはそのためにカウンタックを借り受ける機会が少ないことが原因だと考えられますが、今回はユーチューバー、Tedwardがカウンタック25THアニバーサリー(珍しいイエロー)の一人称動画を公開することに。

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ランボルギーニ・カウンタック25THアニバーサリーはこんなクルマ

カウンタック25THアニバーサリーは1988年に「ランボルギーニ25周年記念」として発売されており、この開発に深く関わったのはのちにパガーニを創業するオラチオ・パガーニ氏(当時、ランボルギーニにて技術主任を務めていた)。

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そしてオラチオ・パガーニ氏は当時からカーボンファイバーに強い関心を持っており、この25thアニバーサリーは「ランボルギーニにとって、はじめて複合素材を使用した量産車となっています。

搭載されるエンジンは5.2リッターV12(5000QVと同スペックの455馬力)、全長4,200ミリ、全幅2,000ミリ、全高1,070ミリ、車体重量は1,680kgというスペックを持っています。

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3年間の生産期間中に658台が生産されたという記録が残りますが、その多くのボディカラーは「ブラック」「レッド」「シルバー」だとされ、よってイエローのカウンタック25THアニバーサリーは非常に希少かもしれません。

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実際にランボルギーニ・カウンタック25THアニバーサリーを運転してみるとこんな感じ

そこで実際にカウンタック25THアニバーサリーに乗り込んで運転してみた動画を紹介したいと思いますが、シザースドアを跳ね上げ、まずは体をシートに収めた後に足を引き入れるという方法で乗車しています。

ただしこういった「スーパーカーに乗り込む際の作法」は人それぞれであり、それはもちろん体型が一人ひとり異なるためですが、「先に足から入れる」人も少なくはないようです(ぼくはそのタイプ)。

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そしてパーキングブレーキはここ(これが”引き上げた”状態)。

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トランスミッションはもちろんマニュアル、そしてシフトパターンの切られた「ゲート式」。

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そこでさっそくカウンタック25THアニバーサリーを走らせることになりますが、カメラを「ヘッドマウント」しているためにおそらくは通常の視点よりも高い位置にあるものと思われ、かつこのドライバーは長身だと見え、よってカメラの位置は「平均的な身長の日本人よりもかなり上」だと思われます。

動画ではフロントフードの一部やポップアップしたリトラクタブルヘッドライトが見えていますが、実際にはこれらは視線に入ってこないかもしれません。

加えて、現実的な視線だと「巨大な四角いメーターフード」が視界の多くを占めることになるものと思われ、前方視界はかなり限られることになりそうです。

ちなみに「サイドウインドウ」はドアの構造上「上下に分割」されており、開くのは下半分のみですが、その「開くスペース」も非常に小さく、つまり「ガラスが全部下がるわけではない(途中で止まる)ようですね。

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伝説の「カウンタックリバース」も

そしてこの動画では家の有名なカウンタックリバースを披露しており、これは何かというと、カウンタックのドアを跳ね上げ、そしてサイドシルに腰掛けて半ば身を外側に乗り出し、上体を後方にねじって目視で後ろを確認しながらバックする方法。

これは別に「カッコをつけている」わけではなく、カウンタックは(室内から)後方を確認することが困難であり、「こうしないとバックするときに後ろが見えず危険だから」。

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ただしこういった不安定な姿勢でアクセルとクラッチ、ブレーキペダルを操作せねばならず、カウンタックでの後退は困難を極めるのは間違いなさそう。

ちなみにこちらが実際のドライバーの視点であり、こうやって後ろを見ながら下がってゆくわけですね。

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その後は拠点に戻って降車することとなりますが、ドアオープナーは内張りの奥に隠されています。

なお、イタリア車は昔から様々なものを「隠す」傾向にあり、外装だとドアハンドルや給油口などが隠されることが多いようですね。

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そして降りる際にはまず「足」を外に出し・・・。

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そこからくるっと後ろに向きを変え、後方に向けてクルマから出ます(シザースドアであっても、通常の横開きドアであっても、Aピラーの傾きが強いため前に出ることが難しい)。

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ランボルギーニ・カウンタック25THアニバーサリーのPOVはこちら

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参照:Tedward

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