| さらには従業員の定着率も向上し、魅力ある企業へと向けてさらに前進 |
ランボルギーニでは従業員の生活を支えるための様々な支援がなされている
さて、ランボルギーニが12年連続にてイタリアのホワイト企業認定「Top Employer Italy」を受賞したと発表。
この受賞は従業員の福祉と職場環境改善に対する卓越性した、かつ継続的な取り組みが評価された結果であり、同時に革新性、包括性、そして中長期的な変革プログラムの持続可能性を融合させた企業ビジョンの証明となっています。
さらにランボルギーニは今回の受賞につき「従業員のエンゲージメントやスキル開発戦略における取り組みが評価され、総合的な人材管理で際立った成果を示すこととなった」と説明しており、これまでの成果が結実したということになりそうですね。
「トップ・エンプロイヤー・イタリー(Top Employer Italy)」の概要はこうなっている
この「Top Employers認証」は、人事部門のベストプラクティス調査において高い基準を満たした企業にのみ授与されるといい、調査項目は、People Strategy(人材戦略)、Work Environment(職場環境)、Talent Acquisition(採用活動)、Learning(学習)、Diversity, Equity & Inclusion(多様性、公平性、包括性)、Wellbeing(福祉) の6つの主要分野、さらに20のトピックについて分かれます。
つまり相当に幅広い分野にわたり深く調査されるということになりますが、ランボルギーニの人材・文化・組織担当責任者、ウンベルト・トッシーニ氏は次のようコメントすることに。
「私たちの成功は、人々とその期待を尊重する姿勢に根ざしています。従業員の福祉や成長、刺激的で包摂的な環境を作り出すことが、未来の課題に対処する鍵となるのです。この認証は私たちの選択が正しいことを示しており、今後もこの道を進む原動力となります。」
記録的な成長がもたらされた2024年、ランボルギーニは新製品の投入や売上の好調だけでなく、職場環境や社会的イノベーションの面でも大きな進展があったといい、その中核にあったのは2021年に開始された「Lamborghini Feelosophy」プログラム。
このプログラムは ”身体、心、目的” の3つの柱を中心に、フィットネスや瞑想、予防医療、心理サポート、企業の社会的責任活動という側面を通じて従業員の全体的な福祉を促進していますが、このほかにもランボルギーニは多様性、公平性、包括性に対する取り組みを行っており、とくにジェンダー平等に関する認証(IDEMおよびUNI/PdR 125:2022)や「Universi da esplorare」トレーニングプログラムはその代表例。※職場差別への対策やインクルーシブな言葉遣いを促進するキャンペーンも実施されている
ランボルギーニでは新たな労働協約と柔軟な働き方を推進
加えて2024年には新しい労働協約が導入され、柔軟な勤務時間や在宅勤務(月最大12日)を含むワークライフバランスの改善が実現されたうえ、特に生産部門では4日間と5日間勤務の交互スケジュールが採用されていて、育児支援分野だと片親や障害を持つ子どもを持つ親に対し、育児休暇中の給与を最大100%補償する新たな制度が導入されたことについても言及済み。
ランボルギーニはフォルクスワーゲングループ内では「唯一」2024年に成長したブランドだと認識していますが、実際に2024年には600人以上の新規採用を行い、過去2年間で1,000人近くの新しい従業員を迎え入れ、これによってチームが強化されたばかりではなく、文化的な交流が組織をさらに豊かにし、従業員の定着率向上はこれらの政策と企業への帰属意識の強さを反映している、とも説明されています。
「知識社会における意識の高まりや地域の低失業率に伴う企業家精神の進展により、管理手法の再考が求められています。企業の成功は、従業員のモチベーションと福祉にかかっています。」
ランボルギーニは革新的な車両を提供するだけではなく、環境に対する配慮を強く推進することでも知られており、今回「従業員の成長と福祉に対する取り組みでも業界の模範であり続けている」ことが証明されたわけですね。
合わせて読みたい、ランボルギーニ関連投稿
-
ランボルギーニはジャガーやベントレーのように「アイコニックなクラシックカー」の再生産を行うことはない。ミウラやカウンタックの復元モデルであれば欲しい人はいくらでもいそうだが
| さらにそういった「復元モデル」は1台あたり数億円という価格で販売が可能 | ランボルギーニに大きな売上高と莫大な利益をもたらすことは間違いない さて、現在「ひとつの主流」となりつつあるのが「過去の ...
続きを見る
-
ランボルギーニは「初の1万台超え」を達成した2023年から更に販売を増やし10,687を販売。ウラカンシリーズは今年中央で生産が終了、その後はテメラリオへとバトンタッチ
| ランボルギーニは「大量の受注を抱えており」当面はその受注を消化するのみで成長を期待できる | そして数年後には初のEV、ランザドールの発売も控えている さて、ランボルギーニは1998年にフォルクス ...
続きを見る
-
ランボルギーニが同社史上最高額、183億円にてワンオフモデル「エゴイスタ」をコレクターに販売したもよう。戦闘機とスーパーカーとのハイブリッド構造を持ち「永久所蔵品」だと言われていたが
Image:Lamborghini | 販売先は明かされていないものの、カウンタックLP500の復刻を依頼したスイスのコレクターのもとへ納入されたと言われている | ランボルギーニやフェラーリが試作車 ...
続きを見る
参照:Lamborghini