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ランボルギーニが同社史上最高額、183億円にてワンオフモデル「エゴイスタ」をコレクターに販売したもよう。戦闘機とスーパーカーとのハイブリッド構造を持ち「永久所蔵品」だと言われていたが

ランボルギーニが同社史上最高額、183億円にてワンオフモデル「エゴイスタ」をコレクターに販売したもよう。戦闘機とスーパーカーとのハイブリッド構造を持ち「永久所蔵品」だと言われていたが

Image:Lamborghini

| 販売先は明かされていないものの、カウンタックLP500の復刻を依頼したスイスのコレクターのもとへ納入されたと言われている |

ランボルギーニやフェラーリが試作車やコンセプトカーを販売する例は珍しくない

さて、ランボルギーニがワンオフモデル「エゴイスタ」をコレクターに売却したとの報道。

このエゴイスタは、ワルター・デ・シルヴァ氏がランボルギーニのデザインディレクターに就任した際、ミウラ・コンセプトに続き「個人的な興味から」デザイン及び製作に至ったワンオフモデルで、ひとことで言うならば戦闘機を模した1人乗り(まさにエゴイズムの塊である)のスーパーカー。

ちなみに「設定」ではコクピット部分がキャノピー含むユニットごとパカっと外れ、そのユニットが戦闘機の機体とドッキングして操縦席になるという構造を持っており、しかし1台のみが制作された実車では(おそらく)コクピットは固定式であると思われます。

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ランボルギーニ・エゴイスタの価格は「1億1700ドル」?

そして驚くべきことに、このランボルギーニ・エゴイスタの売却価格は1億1700ドル(現在の為替レートにて約183億8000万円)だと伝えられており、この金額が正しければ、エゴイスタは今まで売られた最も高額なランボルギーニということに。※これまでのランボルギーニにおける最高額は(知られている範囲では)ヴェネーノ・ロードスターの830万ドルである

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ランボルギーニ・エゴイスタは、ガヤルドと同じ5.2リットルV10エンジンを搭載し、おおよそ600馬力を発揮しますが、エゴイスタの主な魅力はそのエンジンだけではなく上述のとおりジェット戦闘機のコックピットを模したシングルシート、そしてそれを覆うキャノピー。

ちなみにボディには軍用機と同様の反レーダーコーティングが施されています。

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ランボルギーニがエゴイスタを手放した理由は謎である

この1億1700万ドルという金額は、ランボルギーニはもちろん自動車業界にとっても衝撃的な金額ですが、購入したのはスイス在住の熱狂的なランボルギーニコレクター、アルベルト・スピエス氏である可能性が高いとされ、1973年にクラッシュテストで廃棄されたカウンタックLP500プロトタイプをランボルギーニに再製作させた人物としても知られています。※こちらの価格は非公開であるが、ヴェネーノ・ロードスターの830万ドルよりも高額である可能性が高い

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なお、ランボルギーニはこのエゴイスタを「ランボルギーニ博物館へと永久展示し、よって売却の予定はない」としていタモのの、なぜ今回(報道が正しければ)売却に至ったのかは全くの謎。※ぼくはランボルギーニ博物館に過去二回訪問し、エゴイスタの展示を楽しみにしていたが、実際に展示されていたことはない

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参考までに、自動車メーカーがコンセプトカーや(試作車などの)ワンオフモデルを顧客へと販売することは珍しくはなく、そしてランボルギーニやフェラーリなどのブランド価値が高い例では「引く手あまた」だとされ、しかし日産などの量産車メーカーでは「引き取り手がおらず(販売の手間やリスクを含んだ提示金額に対し、購入者が納得しない)」、廃棄処分となる場合も少なくはないと言われています。

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