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マセラティが「最強のガソリン車」限定スーパーカーを2026年に発売か?MC12以来のフラッグシップGT、マニュアル仕様の可能性も

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| MC20後継「MCプーラ」発表直後、さらなる限定モデルが進行中? |

マセラティはブランドのコアを大きくシフト?

イタリアの名門マセラティ(Maserati)はつい先日、グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード(FoS)にて新型スーパーカー「MCPura(MCプーラ)」を発表したばかりではありますが、その熱気が冷めやらぬ中、さらに限定仕様のフラッグシップ・スーパーカーが計画されていると報じられています。

このモデルは2026年中の発表・発売が見込まれており、MC12以来の「最も強力で希少な内燃機関モデル」になるとのこと。

マセラティCOOが語る「少量生産モデルの可能性」

この計画はAutocarが報じたもので、マセラティのCOO、まずはサント・フィチリ氏が次のように語ったと紹介しています。

「マセラティ全モデルで無限のカスタマイズが可能だ。かつてのアルファロメオのような試みも再現できるだろう。たとえば33ストラダーレのような美しい“少量生産モデル”を、現代に再構築することも可能だ」

この発言から、新型モデルが極めて限定的な生産となること、そしてブランドのアイコン的存在になるであろうことがうかがえますが、マセラティは新しい経営体制のもと、大きくその方向性をシフトさせようということなのかもしれません。

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MC20は当初「マセラティではなく、アルファロメオが開発していたスーパーカー」だった。それがマセラティへと渡り、そして今アルファに戻って33ストラダーレに

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なお、マセラティは「MC25」なる商標を登録していますが、もしかするとこの計画は結構進んでいて、「MC25」は新しい少量限定モデルに使用されるという可能性も。

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搭載エンジンは「Nettuno(ネットゥーノ) V6」+マニュアルミッションか

搭載が予想されているのは、マセラティ自社開発の「ネットゥーノ(Nettuno)」3.0リッターV6ツインターボ。

このエンジンは、すでにMC20/MCPura/グラントゥーリズモ/グレカーレなどに搭載されており、最高出力621馬力(463kW)を発生します。

今回ウワサされる新型限定モデルでは、さらに高出力化がなされる可能性が高く、同時にマニュアルトランスミッションの搭載も検討されているとされ、もしこれが実現すれば大きな話題を呼ぶこととは間違いなさそう。

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なお、マセラティは業績不振、そして電動化の未来への懸念から「MC20の電動版、フォルゴーレ計画を破棄する」と発表していますが、これによってマクラーレンやフェラーリ、ランボルギーニのように「PHEVスーパーカーへと移行する」ライバルとはまったく逆に「ガソリンオンリーのスーパーカーがラインナップに残る」メーカーとなっていて、これは当初の「どこよりも早くフル電動化を達成」としていた当初の計画とは「完全に真逆」。

そして今はその(むしろこれで有利になった)ポジションを最大限に活用しようということなのかもしれません。※V8復活のウワサすらある

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マニュアル化の可能性に対し、技術責任者が前向きな姿勢

さらにこの「超限定モデル」に関し、マセラティのエンジニアリング責任者ダヴィデ・ダネジン氏はこう語っています。

「マニュアルギアボックスは、量産車ではないが“特別仕様車”ならアリだ。なぜ“絶対にやらない”と言わなければならないのか?メカニカルなクルマには、メカニカルなシフターが似合う。だからこそ“やってみてもいい”のではないか」

つまり現在のマセラティは、「これまでのマセラティでは考えられなかった」方向へと向かいつつあることを示しているとも受け取れますが、“ピュアなマニュアル・スーパーカー”が、現実になる日が近いのかもしれませんね。

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まとめ:マセラティが再び“走りの頂点”を目指す

2000年代前半、フェラーリと共同開発したV12エンジンを搭載したスーパーカー「MC12」は、マセラティの技術的・象徴的な到達点でしたが、今回報じられた新型限定モデルは、その「後継的存在」となる可能性があり、内燃機関最後の輝きとして非常に大きな注目を集めることになるのかもしれません。

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参照:Autocar

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