ランボルギーニ/フェラーリ/ポルシェオーナーのブログ。クルマのほか、腕時計、トラベルなどライフスタイルに関わる情報をお届けします。

Life in the FAST LANE.

>ホンダ/アキュラ(HONDA/ACURA)

アキュラが販売不振により中国から撤退!中国で人気と言われるレクサスとはいったいどこで差がついたのか

投稿日:2023/01/12 更新日:

アキュラ

| 中国進出からわずか6年、アキュラは2019年をピークに販売が減少 |

一方、米国市場ではそれなりに好調らしい

さて、ホンダの高級ブランド、アキュラが今後中国での生産と販売を行わないと発表し、つまり事実上中国から撤退することが明らかに。

この発表は中国におけるホンダのパートナーの一つである広州汽車集団(GAC)が公式に発表したものとして報じられていますが、報道機関宛に送信した声明の中で、同国のアキュラの顧客には引き続きアフターサービスを提供し、自社(広州ホンダ)のディーラーとサービス網を活用すると述べています。

なお、アキュラの中国における操業停止は、このほかのホンダの(中国での)事業には影響せず、ホンダはGACとの契約に基づき、引き続きホンダブランドにて自動車の生産と販売を行う予定なのだそう。

なぜアキュラは中国から撤退を?

アキュラはもともと2016年に中国に上陸し、その販売台数は2019年にピークを迎え、合計14,701台が顧客に納車されたと報じられています。

2022年のデータはまだ公表されていないものの、2021年だと販売はわずか6,554台にとどまり、これは2020年と比較して45%減少しているとのことなので、2019年を境にどんどん販売台数が減っているということになりそうです。

なお、現在中国で販売されているアキュラは、CDXとRDX(いずれもSUV)の2車種のみで、この2車種すらもジャーマンスリー(メルセデス・ベンツ、BMW、アウディ)の競合車に押されていると報じられ、今後シェアを回復する見込みが立たなかったのかもしれません。

アキュラが中国市場から撤退する可能性が最初に報じられたのは昨年4月、アキュラが中国国内のディーラーと顧客に対して今後の事業撤退を知らせる文書を送付した際だそうですが、このときアキュラは「将来的に、アキュラからエレクトリックモデルが発売されれば、また中国市場へと戻ってくる」というコメントを添えていたと言い、しかしそれは今のところ実現しそうにない望みなのかもしれません。

アキュラ

そしてアキュラの従業員についてはGACに統合されるとも報じられており、大きな混乱はなさそうですが、中国市場にて比較的成功を収めていると報じられるレクサスと「どこでどう差がついたのか」はちょっと気になるところですね。

ただ、レクサスは(アメリカにおいてですが)品質調査でも常に上位に位置し、しかしアキュラはいつも下位のほうだったので、品質が追いついていなかった可能性もありそうですね。

やはりレクサスは強かった。米品質調査で8年連続トップ、2位はポルシェ。一方ホンダの高級ブランド「アキュラ」は26位

高級ブランドほど期待が高く、「期待以上」の品質でないとクレームが発生? 米調査会社、JDパワーが自動車メーカーごとの(製品における)信頼性調査を発表。これは毎年実施されているもので、購入後3年以内の乗 ...

続きを見る

アキュラの他にも中国からの「撤退組」が

なお、アキュラの他にも「世界最大の自動車市場である」中国から撤退するブランドがいくつかあり、日本でも人気の「ジープ」もそのひとつ。

ジープはGACとの提携を解消して中国から生産を引き上げるとアナウンスしていますが(一部モデルの販売は輸入車という扱いで継続するようだ)、ステランティスは中国市場そして中国車に対して強い警戒感を示していることでも知られます。

中国
ジープが中国GACとの生産契約を打ち切られる!これから中国の自動車メーカーはどんどん提携を解消し、自社ブランドにて生産を行うことで欧米ブランドを駆逐しそう

| これから海外の自動車メーカーが中国内でシェアを伸ばすことは非常に難しいだろう |この記事のもくじ| これから海外の自動車メーカーが中国内でシェアを伸ばすことは非常に難しいだろう |それどころか、中 ...

続きを見る

一方、「中国にどっぷり」な自動車メーカーもあってメルセデス・ベンツやフォルクスワーゲンはその代表例。

メルセデス・ベンツ
メルセデス・ベンツ会長「中国を切り捨てることは絶対にありえない。中国大事」。しかし現地での販売は直近で減少し、中国のユーザーから逆に「切り捨てられる」可能性も

| 現在メルセデス・ベンツの販売のうち40%は中国が占めており、中国市場で販売を落とすことは会社の危機を意味する |この記事のもくじ| 現在メルセデス・ベンツの販売のうち40%は中国が占めており、中国 ...

続きを見る

ただ、メルセデス・ベンツやフォルクスワーゲンのEVが中国の自動車メーカーのEVに対して競争力を発揮できるとは思えず、もしかすると将来的に苦しい決断を迫られることになるのかもしれません。

メルセデス・ベンツ
メルセデス・ベンツのEV、EQEとEQSが中国で絶望的に売れず、それぞれ100万円と470万円値下げ。もはや中国国内では「中国メーカーのEV」に歯が立たない

| 欧米の自動車メーカーはずっとテスラをベンチマークとしてきたが、それがそもそもの間違いだったのかも |この記事のもくじ| 欧米の自動車メーカーはずっとテスラをベンチマークとしてきたが、それがそもそも ...

続きを見る

参考までに、ホンダは「中国のサプライチェーンに不安を感じる」という理由にて中国におけるパーツ生産を見直すともコメントしており、こちらは正確にいうならば「中国から撤退する」というよりも、「中国に依存している現状を見直す」ということになり、つまり中国以外に生産と供給網を構築すると捉えたほうがいいのかもしれません。

ホンダ
ホンダが「脱中国」?コロナや世界的な緊張感の高まりから(40%を占める)中国依存度を引き下げ、サプライチェーンを見直すとの報道

| なんだかんだ言って、コロナやロシアのウクライナ侵攻は企業の体質を強化することになりそうだ |この記事のもくじ| なんだかんだ言って、コロナやロシアのウクライナ侵攻は企業の体質を強化することになりそ ...

続きを見る

合わせて読みたい、アキュラ関連投稿

クルマにも没入感!アキュラが未来のブランドのあり方を示唆するプレシジョンEVコンセプト公開。イメージは「イタリアの高級パワーボート」
クルマにも没入感!アキュラが未来のブランドのあり方を示唆するプレシジョンEVコンセプト公開。イメージは「イタリアの高級パワーボート」

| これも未来のクルマのひとつのあり方だとは思うが、どうも興味をそそられない |この記事のもくじ| これも未来のクルマのひとつのあり方だとは思うが、どうも興味をそそられない |このコンセプトを求める顧 ...

続きを見る

アキュラ副社長が「3代目NSXはピュアエレクトリックで、直線が速いだけのクルマではない」と復活を示唆。ただしモロモロの事情を考慮すると、新型NSXはアメリカ企画とはならなさそう
アキュラ副社長が「3代目NSXはピュアエレクトリックで、直線が速いだけのクルマではない」と復活を示唆。ただしモロモロの事情を考慮すると、新型NSXはアメリカ企画とはならなさそう

| おそらくホンダはこれまで「世界中の各法人」に与えていた権限を本社に集約させているようだ |この記事のもくじ| おそらくホンダはこれまで「世界中の各法人」に与えていた権限を本社に集約させているようだ ...

続きを見る

アキュラがル・マン用レーシングカー「ARX-06」公開!ほかチームのようにV8ではなくV6を搭載し許容回転数10,000rpm、出力は680馬力
アキュラがル・マン用レーシングカー「ARX-06」公開!ほかチームのようにV8ではなくV6を搭載し許容回転数10,000rpm、出力は680馬力

| アキュラARX-06のデザインは市販車を強くイメージ |この記事のもくじ| アキュラARX-06のデザインは市販車を強くイメージ |シャシー開発パートナーはオレカ(ORECA)最高出力は680馬力 ...

続きを見る

参照:Reuters

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

->ホンダ/アキュラ(HONDA/ACURA)
-, ,

© 2023 Life in the FAST LANE. Powered by AFFINGER5