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ホムセンで購入した材料で自作エアロを作成、スバル・インプレッサの燃費を17.9%向上させたユーチューバーあらわる!空力次第でここまで燃費が変わるのか・・・【動画】

ホムセンで購入した材料で自作エアロを作成、スバル・インプレッサの燃費を17.9%向上させたユーチューバーあらわる!空力次第でここまで燃費が変わるのか・・・【動画】

| それにしてもこの発想はなかなかできない |

どうりで自動車メーカーがエアロダイナミクスの向上に多大なコストと労力を費やすわけである

さて、スバル・インプレッサにエアロパーツを取り付けるだけでどこまで燃費を改善できるかということに挑戦したユーチューバーが登場。

その結果、見ての通り車体後部に奇っ怪なロングテールを装着したクルマが誕生したわけですが(どうやら奥さんのクルマを勝手に改造したようだ・・・)、なんとこのパーツ、そしてフロントリップとサイドステップの併用にて燃費を17.9%も改善することに成功しています。

ちなみにリアエンドを延長すると空気抵抗が低減することはよく知られていて、そのため「バッテリー容量を増やさずに」航続距離の延長を目指したコンセプトカー、メルセデス・ベンツ・ヴィジョンEQXXも「長い」リヤセクションを持っています(このほか、メルセデス・ベンツは車体そのものを変形させ、走行中に後部を延長するというコンセプトカーを作ったこともある)。

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パーツの入手はホームセンターにて

そしてこのユーチューバーは自身の持つ知識を駆使し、どの自動車メーカーもが頭を悩ませている難題に挑むことに。

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なお、NASAによると「空気抵抗とは、大気の中を、物体が前に進もうとするのと逆の力を発生させる空気力学上の現象である」。

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そしてユーチューバーはアメリカ人の強い味方、ホームセンターへ。

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ここで発泡スチロールのパネルを購入し、自分でスバル・インプレッサをロングテール化しよう、ということですね。

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テールランプを避けてサクサクと作業。

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なお、パネルを貼り付けるのはやはりアメリカ人の精神的支柱のひとつでもある「ダクトテープ」。

「もし無人島に一つだけモノを持って行けるとすれば」と聞かれると多くのアメリカ人が「ダクトテープ」と答えるという話も。

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けっこうサマになってきた!

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さらにはホイールカバーも(ダンボールで)作り・・・。

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ダンボールを「コの字」型に曲げたくさび状の物体も作ります。

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そしてホイールカバーとくさび状パーツの固定が完了。

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このパーツはつまり「ボルテックスジェネレータ」として機能するわけですが(トヨタが好んで採用している)、ボルテックスジェネレータがエアロダイナミクス効率を高めることは知られているものの、その原理はよくわからないという話を聞いたことも。

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安全のためにテールランプも装備(でないと、真後ろのクルマが誤って追突しそうだ)。

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その後は様々な環境にてテストを行う

そしていったんの完成を見たのち、ユーチューバーはこの「エアロダイナミック・インプレッサ」を駆ってテストを行うことになり、燃費の計測は「満タン法」にて行うもよう。

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ちなみにこちらが「ロングテール化する前」のインプレッサ。

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なお、この状態では驚くべきことになんと燃費が13.7%改善したそうですが、とにかく異様な風体でもありますね。

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真後ろから見ると「え?」と思って二度見すること間違いなし。

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ただしこのユーチューバーの目標は「燃費20%改善」であり、彼はさらなる高みを目指します。

こうやって毛糸を車体表面に貼り付け、その動きをカメラに収めて「どこが空力効率を阻害しているのか」を突き止めることに。

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ちなみにリアはこのテールに沿ってエアが流れておらず(フラットボトムでないことも影響しているようだ)、ここに大きな問題があるもよう。※反面、上面にはきれいにエアが流れている

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そしてユーチューバーは、(フラットボトム化は難しいので)フロア下にエアを入れないようにすることでクルマ全体の効率を上げることができたそうですが、今回の動画ではフロントスカート、サイドスカート装着状態は公開されておらず、次回の動画に持ち越しとなりそうです。

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この動画は多くの示唆に溢れていて、まずはこのユーチューバーの発想と行動力に驚かされ、仮説を立てて実行し検証することがいかに重要であるか、そしてダクトテープがいかに有用であるかも改めて思い知らされ、お金をかけなくても様々な手段で目標に近づくことができ、さらに「ほんのちょっと(?)」のことで燃費が17.9%も変わるという事実にはびっくり。

そう考えると、多くの自動車メーカーがエアロダイナミクスに多大な注力を行うことにも納得ですね。

スバル・インプレッサの燃費を「自家製エアロ」で17.9%も向上させてしまう動画はこちら

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参照:Think Flight

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