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新型スバル・フォレスターが批判の大嵐にさらされる。公式インスタに投稿した全てに超ネガティブコメントが大量についてしまうが、これは「スバルあるある」

新型スバル・フォレスターが批判の大嵐にさらされる。公式インスタに投稿した全てに超ネガティブコメントが大量についてしまうが、これは「スバルあるある」

| スバルのクルマはモデルチェンジした瞬間にいつも色々な理由をつけて批判されるが、その後受け入れられる傾向にある |

なんだかんだ言って皆スバルが好き、そしてスバルは「使ってみてはじめてわかる」モデルチェンジを行っているのだと思われる

さて、スバルはつい先日「大胆、そして自身に満ち溢れた」ルックスを持つ6世代目の新型フォレスターを発表していますが、どうやらアメリカのユーザーたちはスバルの思惑通りの受け取り方をしなかったようで、インスタグラムへの(スバルの)投稿に対するコメント欄が荒れに荒れる状況となっています。

アメリカのユーザーたちは何に対しても正直であり、称賛する時はそれを惜しまず、しかし納得ゆかなければとことん批判を行う傾向にあり、最近だと新型インテグラがその矢面に立たされたことを思い出します。

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スバルがインスタグラムに投稿した4件ともにコメント欄が荒れに荒れる

そして今回スバルは公式インスタグラムへと4件の(新型フォレスターに関する)投稿を行っているものの、その4件ともにコメント欄が荒れに荒れており、内容を見るとありとあらゆる批判の雨あられとなっていて、スバルとしてはコメント欄を「オフ」にしておくべきであったと後悔しているかもしれません。

ぼくとしては今回のフォレスターにつき、けっこう正当なモデルチェンジであり、スバルの資産を活用しつつ未来へと向かうことを示すクルマであったと思うのですが、批判コメントを見るにその殆どはデザインに集中しているもよう(意外なことに、非力な2.5リッターエンジンに言及する声は少ない)。

そのコメントを一部紹介してみると「スバルはデザインチームを刷新すべきだな」「1991年型のフォード・エクスプローラーかと思った(エクスプローラーとの類似性を指摘するものが圧倒的に多い)」というものや・・・。

「スバルは自分で会社を潰そうとしているのか」「最近のスバルのデザインチームでは何が起きているのか」「昔のスバルは本当にクールだったのにな」などなど。

雰囲気的には、スバルがコンパクトでシンプル、実用的なクルマを作っていた時代を懐かしみ、ほかの自動車メーカーが高級路線を歩んだりしていた中で質実剛健な製品づくりをしていたスバルを称賛し、しかし現在の「日和った」スバルの姿勢を痛烈に皮肉っているもよう。

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ただしこれは「スバルあるある」でもある

ただ、スバルのモデルチェンジにはひとつの特徴があり、それは「新型車が登場した瞬間に強烈な批判を受け、しかし時間が経過するとともに評価が高まる」ということ。

実際のところ、新型WRXについても発表時にはとんでもなくネガティブな反応が渦巻いてしまい、しかし現在は非常に肯定的に受け止められています。

その理由としては、おそらく「スバルのモデルチェンジは見かけよりも実際に使った時にはじめてわかる改良が多い」からだと考えていて、そして発表時にはそれが分からず、しかし実際に市場に流通しはじめると「けっこういいじゃないコレ」となるのだと思われます(つまり、本当にいいモデルチェンジを行っている)。

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それでもやっぱりスバルのデザインチーム(あるいは会社がスバルに求めるデザイン)に何らかの変化があったのかもしれず、たとえばこれまではウエッジシェイプを持つアグレッシブなスタイルを持つコンセプトカーを多く提案していたものの・・・。

2017-Subaru-Viziv-Performance-Concept-1-1

最近だとこう。

この路線変更はちょっと理解し難く、しかし最近の傾向としてスバルから感じられるのは「攻撃的ではなくなった」ということで、低刺激デザインに移行しつつあるということなのかもしれません(それでも多くのファンを刺激してしまったようではあるが)。

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