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リマック・ネヴェーラがニュルに登場、記録に挑戦?EVの常識を覆し王座獲得が期待されるも、そのパワーとトルクにタイヤが耐えられるかはちょっと未知数【動画】

リマック・ネヴェーラがニュルに登場、記録に挑戦?EVの常識を覆し王座獲得が期待されるも、そのパワーとトルクにタイヤが耐えられるかはちょっと未知数【動画】

| リマックは「記録好き」なだけに、どこかの段階でニュルブルクリンクには挑戦を行うだろう |

ただしそれは今日ではないかもしれない

さて、ここ最近ニュルブルクリンクでは(ポルシェ911STや新型メルセデスAMG GT、ランボルギーニ・レヴエルトなど)様々なプロトタイプが目撃されていますが、今回はリマック・ネヴェーラが走行する姿が目撃に。

リマック・ネヴェーラはつい先日「0キロからスタートし、時速400キロに達した瞬間に減速して停止する」というチャレンジにて世界最速タイムを記録しており、その際には”ついでに”22もの記録を生み出してしまったと報じられたばかりです。

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リマック・ネヴェーラはニュルブルクリンクに挑戦?

そして今回はスポーツカー/スーパーカーの聖地であるニュルブルクリンクにてその姿が目撃されたわけですが、今回ニュルに登場した目的は全く不明。

ただ、他の自動車メーカーの試作車が走る中を一緒に走っているので(ニュルブルクリンクにはメーカーのテスト専用日があるそうだ)記録に挑戦するというわけではなく、実際に動画を見ても「そこまでギリギリに」攻めているようにも見えないので、シャシーのセットアップやなんらかのデータ取りを行っているだけ、という可能性もありそうですね。

このリマック・ネヴェーラは4つのエレクトリックモーターと120kWhのバッテリーパックを搭載して1914馬力を発生し、0-100km/h加速1.85秒、ゼロヨン8.582秒という「世界最速」のハイパーカーですが、ピュアエレクトリックカーだけに(タイヤのたてるノイズ以外は)ほぼ無音にて走行しているところが異様でもあり、逆に空恐ろしい部分かもしれません。

Rimac-Nevera (2)

ニュルブルクリンクにて最速タイムを誇るのはF1由来の1.6リッターV6+ハイブリッドパワートレインを搭載するメルセデスAMG Oneですが、それまで王座にいたのはメルセデスAMG GT ブラックシリーズ、そしてポルシェ911GT2 RS。

それまでハイブリッドカーがニュルブルクリンクのトップタイムを記録した例としてはポルシェ918スパイダーのみで、ピュアエレクトリックカーが最速タイムを叩き出した例はなく、もしリマック・ネヴェーラがそれを実行したならば、それはひとつの「一大事」だと言っていいかもしれません。

なお、そしてピュアエレクトリックカーがガソリン/ハイブリッド車よりも速くニュルブルクリンクを走ることができない大きな理由はその重量。

いかに2,000馬力近いといえどもリマック・ネヴェーラの重量は2,300kgもあり、これがブレーキングやコーナリングにジワジワと影響し、ニュルブルクリンクのような長距離サーキットではその積み重ねがタイムの遅れとなって出てくるわけですね。

Rimac-Nevera (4)

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ただ、リマック・ネヴェーラはすでに「0-400-0」チャレンジでも実証したとおり、加速とブレーキングは超一流。

そして優れた4輪トルクベクタリングを持っているためにコーナリングスピードも「物理の法則を捻じ曲げるくらい」速いと考えてよく、そしてそもそも「数々のEVの常識を覆してきた存在」でもあるだけに、もしかするとニュルブルクリンクでも驚異的なタイムを記録することで絶対王者に君臨することになるのかもしれません。

しかしながら、その強烈なパワーとトルクにタイヤが耐えることができるかどうかについては未知数であり、そういった検証を今回(リマックが)行っている可能性もありそうですね。

Rimac-Nevera (2)

リマック・ネヴェーラがニュルブルクリンクを走行する動画はこちら

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参照:CarSpyMedia

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