ケーニグセグがリマックの「0-400-0」新記録を1ヶ月もしないうちに更新！「なぜこういうことができるのか？ただ単にできるからです。我々は王だから」【動画】

｜　それにしてもケーニグセグがあまりに「容易に」記録を更新するのは驚きである　｜

ここまでくると記録を主張すること自体がある意味では無意味に

さて、リマックは先日「ケーニグセグ・レゲーラの持つ0−400−0km/h記録を更新」したと発表していますが、これは「ゼロ（停止状態）から400キロまで加速し、そこから完全停止まで」かかる時間を競うもので、もとはというとブガッティが最初にこの記録達成を発表し、その後にケーニグセグがアゲーラにてこれを更新しています。

しかしケーニグセグはさらにレゲーラで自身の記録を書き換え、その後にリマックがネヴェーラをもって新記録を達成し、そして今度はまたケーニグセグがこの記録を更新したわけですね。

ケーニグセグの実力は底しれない

なお、ケーニグセグが最初にブガッティの記録を更新したのも「ブガッティが記録樹立を宣言してから間もない」タイミングであり、今回もリマックの記録（5月21日）から1ヶ月も経たないうちに記録を書き換えていて、つまりは「いとも簡単に」記録を塗り替えるのが恐ろしいところ（やろうと思えばすぐできる）。

そして今回の挑戦に約一ヶ月を要したのはおそらく「クルマやドライバーの準備」のためではなく、チャレンジできる場所を確保するための時間が「一ヶ月」だったのだと思われ、つまりケーニグセグは「場所さえれば、いつでもどこでも」記録を更新できるということなのかもしれません。

参考までに、ブガッティ・シロンが樹立した記録は41.96秒、ケーニグセグ・アゲーラRSは36.44秒、ケーニグセグ・アゲーラは33.29秒、リマック・ネヴェーラは29.94秒、そして今回またケーニグセグ・レゲーラが28.81秒という数字を記録していて、つまりリマック・ネヴェーラのタイムを1秒も短縮しています。

ここまで来るともうケーニグセグは無敵なんじゃないかと考えるよりほかはなく、あらためてそのポテンシャルに驚かれるわけですが、ケーニグセグ創業者であるクリスチャン・フォン・ケーニグセグは今回の偉業について「なぜ生産ラインを離れて久しいクルマ（レゲーラは2017年発表のハイパーカーで、80台のみが生産され、2022年に最後の一台が納車された）で、こうした新記録を打ち立てることができるのでしょうか？なぜなら、それが可能だからです。今日の超競争的な自動車業界において、我々がいまだに王として君臨していることの証明であり、その実力こそが新記録をもって祝福されるべきことなのです」とコメント。

ケーニグセグの前ではもう何もかもが無効化されてしまう

たしかに「もうどんな記録を打ち立てたとしても、すぐに、しかもいとも簡単にケーニグセグに抜かれてしまう」というのが新しい常識となりつつあり、ブガッティが「今後、もう記録争いに参加しない」とコメントしたこともうなずけます。

つまりはどんな記録でも無効化してしまうのがケーニグセグであり、しかも最新モデルでなくてもそれができるということは、ケーニグセグの高い価値を担保する事実だと受け取ることができるかもしれません。

ちなみにですが、今回の挑戦はストックホルムの西に位置するエーレブロ空港（3,274メートルの長い滑走路がある）にて行われ、もちろん車両は工場から出荷されたままの無改造であり、「新品のミシュラン・パイロットスポーツカップ2Rが装着された」ことが唯一の変更だとアナウンスされています。

参考までに、今回のチャレンジにおける各セクションでのタイムだと、「0-400km/hまでの加速が20.68秒」「400-0km/hまでが8.13秒」だとアナウンスされています。

ケーニグセグが0-400-0km/h新記録を達成する動画はこちら

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