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ケーニグセグ・ジェスコ初の「1,600馬力仕様」、ジェスコ・プラスが顧客へと納車。バイオ燃料対応によって1,280馬力から大きくパワーアップ

ケーニグセグ・ジェスコ初の「1,600馬力仕様」、ジェスコ・プラスが顧客へと納車。バイオ燃料対応によって1,280馬力から大きくパワーアップ

| ケーニグセグは125台のみジェスコを生産予定、このジェスコ・プラスは「6番目」 |

ちなみにジェスコはすべてオーダーメイド、最終的な価格はオーナー以外には明かされない

さて、ケーニグセグは現在ジェスコの納車を進めているところですが、今回ナゾの「ジェスコ・プラス」なる車両の存在が明らかに。

これは欧州のエキゾチックカーディーラー、エッサー・オートモーティブ経由にて顧客に納車されたもので、エアロパッケージはハイダウンフォース/サーキット走行向けのジェスコ・アタック(これに対し、ハイスピード志向のジェスコ・アブソルートは大きなウイングではなくフィンを備える)のように見え、しかし車両に装着されるバッジにはジェスコ(Jasko)文字、そして(ケーニグセグの本拠地である)スウェーデンの国旗と並んで「プラス」という文字が付与されています。

Koenigsegg-Jasko-plus (5)

このジェスコ・プラスには「エタノール対応」のエンジンが搭載

このジェスコ・プラスについての情報は多くなく、しかしわかっているのは「E85バイオ(エタノール)燃料での走行を可能にする環境パワーアップグレードを装着し、ケーニグセグの工場から出荷されたた最初の一台である」ということで、この「バイオ燃料対応」パッケージを装着したジェスコに「プラス」という文字が付与されることとなるもよう。※この燃料を使用した際には最高出力が引き上げられ、1,600馬力に達する

Koenigsegg-Jasko-plus (2)

なお、ジェスコが公開された際には「すべてのジェスコがバイオ燃料に対応し1,600馬力を発生する」と受け取られていたものの、実際には「標準版ジェスコではガソリンエンジンのみに対応する5リッターV8エンジンを搭載して1,280馬力を発生し、”プラス”パッケージを装着した場合のみ1,600馬力を発生する」ようですね。

ただし標準仕様のジェスコであってもなんらパフォーマンスに不足はなく、時速250キロでは700キロ、最大で1,400キロものダウンフォースを発生させるエアロパッケージを持っており、並外れたコーナリングスピードを実現することになるものと思われます。

Koenigsegg-Jasko-plus (8)

そして上述の通り、このジェスコ・プラスは「ワールドワイドでの納車第一号」。

ボディパネルはカーボンファイバーの下地がうっすら見えるパールグリーン、そしてアクセントはクリスタルホワイト。

リアウイングのエンドプレートには「#006」のレターが入り、これはもちろん125台限定のうちの6番目を意味するものと思われます。

Koenigsegg-Jasko-plus (6)

ホイールはオプションのカーボン製「エアコア」、ブレーキキャリパーもホワイトです。

Koenigsegg-Jasko-plus (3)

インテリアはブラックのアルカンターラ(シートにはクラシカルなホワイトのステッチ)、そしてカーボンファイバーにホワイトのアクセント。

Koenigsegg-Jasko-plus (4)

内外装含め、かなりシックな仕様を持っているようですね。

Koenigsegg-Jasko-plus (7)

ケーニグセグは他にこんなハイパーカーを製作している

このほか、最近いくつかケーニグセグの車両も目撃されており、こちらはスウェーデンっぽいカラーリングを持つジェスコ・アタック。

オプションのジェットパック(ルーフボックス)を取り付けたジェメラ。

これは以前に「試作中」だと伝えられていたもので、時速300キロまでの速度に対応できるとされています。

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こちらは制作中のジェスコ”オーディン”。

ゴールドフレークを混ぜたペイントにて仕上げられていると言われます。

一方こちらはゴールドにブラックのジェスコ。

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参照:koenigseggjesko.registry(Instagram), CARBUZZ

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