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| 両者ともに「軽量」「使いやすい」「長く愛用できる」という共通の特徴を持っている |
メイン素材にはロードスターをイメージし軽量な「カンガルーレザー」を使用
さて、マツダはこれまでにも「サングラス」などの様々なライフスタイルグッズを発売していますが、今回登場したのは「レザースニーカー SP-MX5」。
これはマツダが「歴代ロードスターへの敬意を込めた」と主張する製品で、ロードスターをイメージした4色にて展開がなされます(けっこう人気があるようで、サイズによってはすでに売り切れが続出)。
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今回のスニーカーは「タウンユースを考慮」
なお、マツダはこれまでにも「ドライビングシューズ」を発売しているものの、今回のスニーカーはタウンユースも視野に入れているといい、よって普段遣いにも違和感がないスタイルに。
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しかし「運転しやすいよう」ソールを巻き上げるなど、マツダらしい配慮がなされます。
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カラーのみではなくフォルムもロードスターを意識していて、ヒール部分のプルタブにはロードスターの海外名、「MX-5」の文字。
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ソールにも大きく「5」が刻印されています。
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カラーは「レッド/ホワイト」「ネイビー/ブルー」「ホワイト/ブラック」「ブラック/オレンジ」の4色、価格はいずれも26,500円。
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ちなみに使用されるレザーは「非常に軽量な」カンガルーレザーであり、これはもちろんロードスターの掲げる信念である「ライトウエイト」を実現するため(カンガルーレザーはしなやかで、フィット感も高い)。
そのほか補強部にはスウェードレザーが使用されるなど、「適材適所」というクルマ同様の考え方が反映されています。
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このスニーカーが収納されるボックスはシンプルながらも「ロードスターらしさ」が反映されたもので、歴代ロードスターのアウトライン、そして「このクルマでは誰もが楽しみを発見できる」というマツダからのメッセージも。
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今回マツダとのコラボレーションを行った「スピングル」とは?
今回マツダがこの「スピングル」を選んだ主な理由は「両方とも広島を拠点としているから」だそうですが、この「スピングルカンパニー」は広島県府中市に本社を置く純国産ハンドメイドスニーカーブランドで、もともとはゴム製品の総合メーカーとして長い歴史を持ち、その技術と経験を活かして2002年に「SPINGLE MOVE(スピングルムーヴ)」ブランドを立ち上げています(過去に一度だけ購入したことがある)。※2024年には「SPINGLE」へとブランド名称を変更
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スピングルの特徴
スピングルは「流行に左右されず、日本産にこだわり、個性的なデザインで時代のニーズに対応する」というコンセプトのもと、熟練の職人技と上質な素材、そして履き心地への徹底したこだわりによって国内外から高い評価を得ているブランドで、以下のような特徴も。
- バルカナイズ製法: スピングルの大きな特徴の一つが昔ながらの「バルカナイズ製法」を採用している点。これは、アッパーとソールの間に未加硫のゴムを挟み、高温の釜で熱と圧力を加えて加硫接着する製法です。手間と熟練の技術が必要ですが、非常に強力な接着力と、しなやかで弾力性に富んだ履き心地、そして耐久性を生み出し、ソールが剥がれにくく、修理もしやすいというメリットもあります。
- 巻き上げソール: スピングルのデザインを象徴するのが、アッパー(甲の部分)の側面までアウトソールが巻き上がった独特の「巻き上げソール」。これは、かつて製造していた体育館シューズのゴム底の型からヒントを得て生まれたデザインで、見た目の個性だけでなく、靴の屈曲性や耐久性にも寄与しています。
- 日本人の足にフィットする設計: 日本人の足型を徹底的に研究し、究極の履き心地を追求しています。特に、歩く際に足の指が屈曲しやすいように「捨て寸」を多めに取っているため、一見細身に見えても実際には窮屈感が少なく、足にフィットしやすいのが特徴です。
- 上質な素材とこだわり: アッパーにはカンガルーレザーをはじめ、牛革、馬革、豚革など、多種多様な天然レザーを積極的に使用しています。それぞれの革の持つ素材感や、プリント加工、洗い加工など様々な加工によって、豊かな表情の靴を生み出していますが、インソールには化粧品のパフにも使われる天然ラテックススポンジを使用するなど、細部にわたる素材へのこだわりも見られます。
- 修理対応: 長く愛用してもらうことを前提に作られており、ソールの貼り替えなど、修理に対応しているモデルが多く存在します。
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参照:MAZDA