| ミズノ、マツダともに「人の能力を最大限に開放する」ことに着目する企業でもある |
見た目よりも機能を重視した、「ガチ」のドライビングシューズが誕生
さて、現在自動車メーカーは様々な業界とのコラボレーションを展開していますが、今回は「マツダとミズノ」というちょっと変わり種コラボレーションが登場しています(ミズノはランボルギーニともパートナーシップ契約を結んでいる)。
そして今回のコラボの内容ですが、マツダらしくもありミズノらしくもある「ドライビングシューズ」。
ただ、この製品については、現在店頭にて購入できるものではなく、クラウドファンディング「Makuake(マクアケ)」での先行販売(7/6から)となっています。
マツダは昔からドラポジにはうるさかった
なお、マツダはもともとドライビングポジションに非常にこだわっていて、たとえば自然な足元を実現するためにフロントホイールをかなり前方に押しやるという手法を採用しています。
もちろんこれには「適切なドラポジを取れる」というメリットがあるものの、重心が前の方に移動してしまうというデメリットもあり、しかしそれでもマツダは「ドラポジを優先」しているわけですね。
加えてマツダは「どれほどドラポジを重視しているか」を熱く語るコンテンツも公開していますが、最近ではこれをさらに進め、「ドラポジに加えてインターフェースも人間を中心に設計し、これによって人馬一体感を演出」するという方向へと動いています。
マツダとミズノとのコラボによるドライビングシューズにはこんな特徴がある
そこでマツダとミズノとのコラボによるドライビングシューズについて見てみたいと思いますが、「両方とも”こだわる”会社」であるため、とにかく運転に特化した機能が満載されています。
1.ペダル操作性を向上「背屈サポートアッパー」
アッパーの足首部の側面に背屈(つま先を引き上げる動作)をアシストするストレッチパーツを採用し、背屈をつかさどるすねの筋肉(前脛骨筋)の働きを助けることで、アクセルペダルとブレーキペダルの踏みかえのスムーズさを追求。
ストレッチパーツの反力により、ペダルの踏み込み量を調整しやすくなり、よりコントロールしやすくなります。
2.ダイレクトなペダルフィール「MIZUNO COB」
ドライビングシューズでは、ダイレクトな操作感を得るために足裏の感度を高める「MIZUNO COB」を採用。
元々はアスリートのトレーニング用シューズに使われていたミズノ独自のソール構造である「MIZUNO COB」は、ミッドソール上面にアウトソールの意匠と連動した凹凸を付けることで、足裏により多く正確な情報を伝達することができます。
快適な履き心地に必要なクッション性を確保しながら、ダイレクトなペダルフィールを提供します。
3.踏みかえをスムーズにする「ラウンドソール」
アクセル・ブレーキペダルの踏みかえは踵中心に足を動かすことでコントロールします。
踵部分に丸みを持たせてアッパーまで巻き上げることで、床面との接地面積を増やしながらも足を回転しやすくし、スムーズな踏みかえ操作を可能にします。
おおよそこういった特徴を持つマツダとミズノとのコラボレーションによるドライビングシューズですが、これもやはり「ドライバーとクルマとのインターフェース(接点)」に着目した製品でもあり、マツダいわく「ドライビングシューズは運転能力を拡張する」「クルマと通じ合うシューズである」「シューズが1つ変わるだけで、こんなにも運転が変わるんだという驚きを体験して欲しい」ということを強調しており、今後もドライバー向けのシューズや用具の開発に取り組む、と述べています。
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