| 「いつかは」完全自動運転が実現される未来がやってくるのは間違いない |
輸送機器デザインを学ぶ学生、Sang Nak Lee氏がデザインしたアキュラのコンセプトカー、「アリュール」が公開に。
これは同氏がホンダにてインターンを行っている際にデザインしたもので、「2シーターの自動運転車」ながらもシングルシータースポーツへと(室内が)変形するクルマという想定です。
未来においては自動車の在り方そのものが変わってくる
このアリュールは自動運転が基本となった未来のクルマをイメージしているそうですが、つい最近にも日産にてインターンを務めた学生が「自分でクルマを運転することが違法となった未来」、そして自分でクルマを運転できるのはサーキットだけとなってしまった未来におけるGT-Rをデザインして公開したばかり。
こういった例を見ると、自動車メーカー各社とも、自動運転が当たり前となった時代のクルマの在り方を模索しているようですね。
-
参考え?これがGT-R?日産(米)がまさかの公式にて2050年のGT-Rを公開!「車高61センチ」「4輪のスーパーバイク」「クルマというよりパワードスーツ」
| 2050年にはクルマがどうなっているのか想像もつかない | 日産が未来のGT-R、「Nissan GT-R (X) 2050」を公開。これはニッサン・デザイン・アメリカの副社長であるデビッド・ウッ ...
続きを見る
アキュラ・アリュールのインテリアはこう変形する
そしてこちらが問題のインテリアですが、左が通常のラウンジモード。
車体の後ろの方に2名が乗車し、広く使うという設定です。
反面、右は「エンゲージモード」となり、左右シートの外側半分づつが分離して前にせり出てきて「合体」し、ひとつのシートに。
あわせてステリングホイールも前の方から出てきて「自分でクルマを運転する」状態となります。
リアはなかなかにアグレッシブ。
いうまでもなくピュアEVで、インホイールモーターっぽい構造が見えますね。
アキュラ・アリュール・コンセプトの動画はこちら
ほかには未来のジャガー、ミニを描いたレンダリングも
そしてSung Nak Lee氏はほかにもいくつか「未来派」レンダリングを公開しており、こちらは「ジャガーC-X100」。
2035年のジャガー製スーパースポーツをイメージしたクルマですが、1966年のジャガーXJ-13、1992年のXJ-220、2010年のC-X75に続くモデルとして考案されています。
このC-X100がデザインされたのは2016年だそうですが、当時は自動運転がもてはやされており、Sung Nak Lee氏は「自動運転が普及した未来において、ピュアなドライビングプレジャーとは」という問いに対する答えがこのC-X100なのだそう。
ミニ・ホールマンは「未来のミニ製トラック」
こちらは「2030年のミニ」をイメージしたミニ・ホールマン。
ちょっと変わった形を持っていて、一瞬どちらが前なのかわからないデザインを持っていますが、左側が「前」。
ルーフは左右独立した文字通りの「ダブルバブル」ですね。
車体後部は荷台となっており、つまりこのミニ・ホールマンは「ピックアップトラック」。
想定ユーザーは都市にて生活する単身者で、週末には荷台にバイク等を積んでレジャー、そしてキャンプ等に出かけるというスタイルをイメージしています。
合わせて読みたい、関連投稿
-
レクサスの「未来」。3名のデザイナーが三者三様のレンダリングを公開
| レクサスのデザインスタディ三連発 | 未来のレクサスをイメージした、「Lexus Facet」。 CGデザイナー、Sung Kimさんの作品ですが、もちろんオフィシャルではなくデザインスタディにと ...
続きを見る
-
未来のフェラーリはこうなる?2030年の「フェラーリF413」がレンダリングにて公開
| 2030年のフェラーリはこうなる? | CGデザイナー、Shane Baxley氏の考えた、2030年のフェラーリ、「Ferrari F413」。 見た感じではエレクトリックカーに見えますが、オー ...
続きを見る
-
メルセデス・ベンツの伝説的レースカー「W196」が現代に蘇ったら。未来的レンダリング登場
| W196が現代に蘇ったら | CGアーティスト、Kursat Kemal Kul氏が考えたメルセデス・ベンツW196の現代版、「Mercedes W196r Re design」。 元祖「W196 ...
続きを見る
参照:SungNak Lee