| ガヤルドには現代のスーパーカーが失ってしまった、かつてのスーパーカーらしい質実剛健さがある |
しかもこのガヤルドのトランスミッションは「マニュアル」
さて、ちょっと珍しいランボルギーニ・ガヤルドの限定車が中古市場に登場。
これはランボルギーニ創立50周年の際に発売された「ガヤルドLP560-2 50thアニバーサリー」で、世界でわずか90台限定て生産され、北米にて販売されたのは25台のみなのだそう。
なお、ランボルギーニの50周年というと2013年となりますが、この際には東京ミッドタウンにてイベントが開催されたと記憶しており、この頃すでにランボルギーニオーナーであったぼくは、いそいそと東京ミッドタウンまで出かけていったことを思い出します。
ガヤルドLP560-2 50thアニバーサリーは日本仕様とはやや異なる?
そして、そこで展示されていたのがこのガヤルドLP560-2 50thアニバーサリーで、日本仕様は今回販売されている個体とはやや異なり、ボディサイドにガヤルド・スーパーレッジェーラに装着されていたカーボン製サイドウイングが取り付けられていたと記憶しています。
そのほかは日本仕様のガヤルドLP560-2 50thアニバーサリーとは大きな差異は無いように見え、カーボン製リアウイングも日本仕様と同様ですね。
なお、この個体はもともと「ビアンコ・オパリス」にペイントされていたものの、後にこのイエローにラッピングされた、とのこと。
そしておそらくは、ラッピングされた際にリアディフューザーのエッジにもイエローのアクセントが設けられ、フロントバンパーのエアインテーク内側の「ブラックの隈取り」もなくなっているようです。
ガヤルドの特徴のひとつでもあり、しかしウラカンには引き継がれることのなかった「トンネルバック」。
正直言うと、ぼくはそのスタイル、インテリアの雰囲気ともにウラカンよりもガヤルドのほうが好み。
その理由は「かつてのスーパーカー然」とした飾り気のなさにあり、ぼくと同じように感じる人も多いんじゃないかと思います(そういった意味では、今後ガヤルドの価値が上がるんじゃないかとも考えている)。
ランボルギーニ・ガヤルドLP560-2 50thアニバーサリーのインテリアはこうなっている
そしてこちらはランボルギーニ・ガヤルドLP560-2 50thアニバーサリーのインテリア。
アルカンターラにレッドのステッチが入っており、スパルタンな雰囲気がありますね。
シートはバケット、そして中央にはダイヤモンドステッチ。
そしてなんと、このガヤルドLP560-2 50thアニバーサリーのトランスミッションは「マニュアル」。
ウラカンにはもともとマニュアル・トランスミッションが設定されていないので、この「MTのガヤルド」はかなり稀少なんじゃないかと思います。