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R34スカイラインGT-RとR35 GT-Rとのマッシュアップ?デザイナーが「新型R36 スカイラインGT-R」のレンダリングを公開

R34スカイラインGT-RとR35 GT-Rとのマッシュアップ?デザイナーが「新型R36 スカイラインGT-R」のレンダリングを公開

| 現実的に「レストモッド」としてどこかのショップが作ってくれそうだ |

デザイナーの考えるR36 GT-Rのルックスは未来的でシャープ、なかなかにカッコいい

さて、日産R35 GT-Rは黄昏の刻を迎えつつありますが、現時点ではその後継モデル(フルモデルチェンジ版)、R36 GT-Rについて確たる情報がないという状態です。

なお、現行GT-Rのプラットフォームは「まだまだ現役で使用できる」とされ、2027年まで現行モデル(R35)をチョコチョコと改良しつつ販売しつづけるという話もあったものの、そこから時代が大きく変わり、様々な規制に対応できないという「老朽化」以外の理由にて販売停止を余儀なくれている、という現実も。

NISSAN R35 GT-R NISMO
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そこで今回、レンダリングアーティスト、ローマン・ミア氏とアバンテ・デザインとが共同にて「自分たちの考えるR36 GT-R」をCGにて作成してインスタグラム上へと公開することとなっており、その作品を見てみましょう。

スタイリングはR34とR35とのマッシュアップ

このレンダリングを見るに、「新型」というよりはR35 GT-RとR34 スカイラインGT-Rとのマッシュアップ、もしくはR35 GT-Rのレストモッドという雰囲気も感じますが、日産は現在新型フェアレディZの大量受注にてんてこまいだと言われ、それを考えると、新型フェアレディZ同様に「レトロなルックスで」登場する可能性があるのかも。

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ただ、新型フェアレディZとは異なり、「ケンメリ」まで遡ることはないだろうと考えていて、おそらくは世界的なGT-R人気爆発のきっかけとなった「ワイルド・スピード」に登場したR33スカイラインGT-R、R34スカイラインGT-Rを意識したスタイリングになるんじゃないかと思います(勝手な推測ですが)。

そしてそこに、現在のGT-Rの起点とも言えるR32スカイラインGT-Rの要素をプラスしてくるだろうとも考えているのですが、まさに今回公開された作品がそれに近いのかもしれません。

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新型GT-Rは「ピュアエレクトリック」が妥当だろう

2019〜2020年頃までは日産も比較的多く「次期GT-R」についての発言を行っており、ユーザーにヒアリングを行うなど様々な可能性を追求していたようですが、その後パッタリとそのウワサを聞かなくなり、エンジニアからは「日産がGT-Rに関して動かなくなった」という声が出てきたほど。

それもそのはずで、2020年にGT-Rは「北米において最も販売を落としたクルマ」となり、販売台数については下から数えたほうが早いくらいに。

そして日産自体も販売が極端に減ってしまい、「GT-Rどころではなくなった」のだと思われます。

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ただ、現在の世界的なスポーツカー需要とモータースポーツ人気の盛り上がり、そして新型フェアレディZに対する旺盛な需要によって日産はあらためて「フラッグシップたるスポーツカー」の存在の必要性を認識しているはずで、その意味でも社内において「新型GT-Rに対する意識」が変わってきている可能性も。

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そして今からGT-Rを開発するとなると、(2035年には多くの国や地域にてガソリンエンジン搭載モデルの販売ができなくなるという事情を鑑みるに)それはもはやピュアエレクトリック以外には考えられず、日産イチオシの技術「E-4ORCE」を搭載し、その技術力の高さをアピールするための存在として活用されることになるんじゃないかというのがぼくの予想。※日産はE-4ORCE技術を利用して宇宙産業にも乗り出す予定でもあり、なおさらこれをアピールしたいはず

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日産R35 GT-R
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日産はもともと資金が豊富ではなく、コア技術に特化してそれを全面に押し出し、さらにはその技術を「使い回す」傾向がありますが、新型GT-Rでは日産の持つ先進技術を詰め込み、それをぞんぶんにアピールすることで日産全体のブランド価値を向上させることが可能です。

ただ、そうなると現時点では「ピュアエレクトリック」GT-Rが活躍できるモータースポーツの場はなさそうですが、今の日産にとってモータースポーツの優先度は高くなく、そして日産はスポーツイメージによって日産全体の販売を向上させようとしているわけでもなく、よって次期GT-Rはモータースポーツとは切り離された存在となるのかも(かわりにモータースポーツにおいてはフェアレディZが担当する)。

もちろん現時点では全てが予想でしかなく、そもそも次期GT-Rの存在が確認されたわけではないものの、こういったレンダリングを見ると色々と夢が膨らんで楽しくなりますね。

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参照: Avante Design(Instagram)

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