フェラーリの新型ハイパーカー「F250」が公道そしてフィオラノ・サーキットを走る。出願された商標から判断すると車名は「F80」「F80 アペルタ」？【動画】

｜　フェラーリはこれまで以上に多数の限定モデルの発売を計画している　｜

そして「周年限定モデル」についてはよりモータースポーツに近い性格が与えられる可能性も

さて、フェラーリは創業から75年が経過していますが、そこで気になるのが「創立記念限定ハイパーカー」。

F40（創業40周年記念）、F50（創業50周年記念）、エンツォフェラーリ（創業55周年記念）、ラフェラーリ・アペルタ（創業70周年記念）がすでに発売されており、順当にゆけば80周年記念としてハイパーカーが発売されるものと考えられます。

フェラーリの新型車のコードネームは「F250」

そしてこの80周年記念ハイパーカーについてはコードネーム「F250」にて開発されていると報じられ、今年2月になってはじめてその姿がスパイフォトグラファーによって撮影されています。

そこからも何度かスパイフォト、そしてスパイビデオにてその姿が確認されていますが、今回はフェラーリ本社を出てきた新型ハイパーカーの試作車が（フェラーリのテストコースである）フィオラノ・サーキットを走行する姿が動画へと収められることに。

まずこちらはフェラーリ本社の全景ですね。

そこから出てくる新型ハイパーカー。

見たところではこれまで目撃された個体と大きくは変わらないように感じます。

やはりフェラーリの新型ハイパーカーは「ウイング装着」にて市販か

まだまだ外装については「仮」の姿であり、しかしこのリアウイングは「装着決定」かもしれません。

これまでフェラーリは（F40やF50のように）ボディ一体型ウイングを装着することはあっても、こういった別体式のウイングを市販車に装着した例はなく、しかし先日発表されたSF90 XXがその「例外第一号」。

しかしながらフェラーリは、新しい時代へと移行するに際して今までの伝統からの脱却を目指しているものと考えられ、この新型ハイパーカーにおいてもリアウイングを装着するであろうことも予想されます。

そしてこの新型ハイパーカーについて、もしかするとその外観が「ロードカー」よりも「レーシングカー」に近くなる可能性があり、もしそうだとすればモチーフはやはりル・マン24時間レースを制した「499P」なのかもしれません（ただ、499Pベースのロードカーが限定販売されるという話もある）。

参考までにですが、フェラーリは「F80」「F80アペルタ」「ドレイク（Drake）」「ドレイクA」「ラ・ロッサ」「ラ・ロッサA」「12チリンドリ（Cilindri）」「12チリンドリA」という商標を出願していて、これらが新型ハイパーカーの名称になるのではというウワサも。

いずれも「A（アペルタ）」つまりオープンモデルの商標が出願されていることからも「車名」であることは間違いなく、まっとうに考えるならば「F80」が最有力候補であり、しかしフェラーリ創業者であるエンツォ・フェラーリのニックネームの1つである「ドレイク」、もしくはV12エンジンを積むのであれば「12チリンドリ」の可能性も。

ただ、せっかく「F80」を商標を出願したのであればこれを使用しない手はなく、そのほかの商標はICONAシリーズに用いられることになるのかもしれません。

もうひとつ参考までに、このF250はクーペバージョンが599台、オープンモデル（アペルタ）が199台の限定生産になるとも言われており、さらにはサーキット走行専用のXXモデルが30台追加されるという話もあるようですね。

フェラーリの新型ハイパーカー「F250」が公道そしてサーキットを走る動画はこちら

あわせて読みたい、フェラーリ関連投稿

参照：CarSpyMedia