| サミー・ヘイガーはフェラーリの愛好家であり、1960年代のクラシックフェラーリをイメージしてこのラフェラーリをオーダーしたもよう |
それにしても意外とこういったニュアンスカラーが似合うことには驚かされる
さて、バレットジャクソンが開催するオークションに元ヴァン・ヘイレンのフロントマン、”ヴォイス・オブ・アメリカ”サミー・ヘイガーが所有するラフェラーリが登場予定(2024年1月27日に競売にかけられることになる)。
サミー・ヘイガーはロックの殿堂入りを果たし、マルチ プラチナを獲得した数少ない人物で、ヴァン・ヘイレン時代には4枚のアルバムをビルボード1位へと送り込んだことでも知られ、私生活ではテキーラ好きで有名ではあるものの、まさかこんな素晴らしいラフェラーリを所有していた、という感じですね。
サミー・ヘイガーは生粋のカーマニアでもあったようだ
なお、多くのミュージシャンがカーマニアであるように、サミー・ヘイガーもその例に漏れず、2006年にバレットジャクソンにてシェルビーGT500を売却して依頼、定期的に同オークションにて車両を売却してきたのだそう。
このラフェラーリはサミー・ヘイガーがフェラーリ本社を訪問して内外装を指定しており、そのインスピレーション元は「1960年代のフェラーリ」。
クリーム色をまとう1960年代のフェラーリの写真がフェラーリのファクトリーに飾られており、そこからイメージを膨らませてこのラフェラーリの仕様を決めたそうですが、非常に珍しいカラーリングだと思います。
今回リリースされた動画では、当時の「仕様決め」の樣子も紹介され・・・。
細かくカラーを指定していることがわかりますね。
サミー・ヘイガー「ラフェラーリはこれまで所有した中では一番のお気に入り」
サミー・ヘイガーは「ラフェラーリは間違いなく、私がこれまで所有した中で一番好きな車です。これは素晴らしいマシンで、2015年に納車されて以来ずっと愛用していますが、私と同じように楽しんでくれる人に譲る時期が来ました。 これは、私が長年愛しているフェラーリの本質を忠実に再現した貴重な車両です。 1月にオークションブロックを通過するときにそこにいるのを楽しみにしています」とコメントしており、このラフェラーリが出品され落札される瞬間に立ち会うということになりそうです。
外装は非常に美しいベージュ色を持ち・・・。
インテリアもベージュとブラック、そしてカーボンファイバー。
ステアリングホイールにはサミー・ヘイガーのイニシャルと誕生日が刻まれているのだそう。
現在のところ予想落札価格が示されていないものの、その希少性、そしてサミー・ヘイガーというネームバリューを考慮するに、ラフェラーリとして過去最高金額で落札される可能性もありそうですね。
サミー・ヘイガーのラフェラーリを紹介する動画はこちら
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