| それにしてもこの男のパワーには目をみはる物がある |
現地警察の手を借り、無事にシロンを路肩に移動させることができたようだ
さて、ブガッティ・シロンがモナコの路上にて故障してしまい立ち往生する様子が動画として収められインスタグラムへと公開されることに。
シロンのエンジンが始動できなくなり、「人力で」シロンを引っ張り、そして押して路肩に寄せられていますが、この人物は@GMKなるモネガスクなのだそう。
なお、見るからにマッチョな体を持っていて、実際にかなり大きな人であるようです。
GMK氏はブガッティ・シロンを軽々と移動
そこで今回公開された動画の内容を見てみると、まずはこんな感じで動かなくなったシロンのウイングを掴んで引っ張ります。
スポーツカーやスーパーカーの多くはリトラクタブル式リアウイングを持ちますが、その一部は「スイッチで意図的に昇降できない」ものもあり(速度感応式で自動による昇降のみ)、その場合はこの動画のようにウイングを上げることができず、(掴む場所がないので)ちょっと困ったことになるのかもしれません。
そして一旦引っ張ってバックさせ、その後は方向転換。
「ウイングが取れるんじゃないか」と心配になったりするものの、シロンの最高速度は時速400キロを超え、その段階では数百キロのダウンフォースを発生させ、つまりは”それに耐えることができる”ウイングなので問題はないのかもしれません。
路肩に寄せるべくステアリングホイールを切って右側に(車内には別の人が乗っているが、重ステになっているので、こちらも大変だと思う)。
その後はけっこう簡単にコロコロとシロンのタイヤが回転し(台車を押すみたいに)クルマを移動させてゆきますが、こういった場合にどうやってギアポジションを変更するのかはちょっと不明。
シロンはデュアルクラッチ・トランスミッションを持っており、停車時に「P」に入れるとギアがロック状態になって車両を動かせなくなると認識していて、つまりここからどうやって「N」にギアを入れるのかという疑問を持っています。
車両の電源が入れば「N」にシフトさせることができると思うのですが、動画を見ると車両の機能はすべて死んでいるように見えるので、車両のステータスがちょっと気になるわけですね。
ただ、どのようなクルマでも必ず牽引や、今回のように人力で移動させるケースが生じることを想定して設計されているはずなので、いずれかの「セーフティ」があるものと思われ、いかなる場合でも「N」へとシフトできるようになっているのだと思われます(もしもの時に困らないよう、説明書をちゃんと読んでおこうと思う)。
参考までに、ブガッティのクルマには相当数のセンサーが装備されており、不具合が出るとオーナーに連絡が行き、場合によっては「フライングドクター」が駆けつけると言われていますが、今回の一件についてなんらかの(ブガッティからの)指示などがあったのかどうかについては不明です。
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深夜のモナコにて、ブガッティ・シロンを「手で押す」動画はこちら
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参照:ga_motorsss