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ブガッティ・シロンに2度目のリコール。リコールの補修には「フライング・ドクター」がやってくる!

2018/07/27

| ブガッティ・シロンのサイドエアバッグに不具合 |

ブガッティが北米にてシロンのリコールを届出。
これはアメリカの陸運局に相当する機関、「NHTSA=National Highway Traffic Safety Administration」にブガッティが届出たもので、「サイドエアバッグの遮熱板の機能が不足しており、想定外の気温になると作動に支障が出る」とのこと。
なお、該当パーツはルーマニアで生産されている、とも公表されています。

ブガッティのサービス体制は「至れり尽くせり」

ブガッティはこの問題を「生産過程における、高気温状況下での作動テスト」で発見したとしており、高気温下ではガスジェネレーターが想定通り作動しないこと、そしてこの原因は遮熱板の取り付けに問題があることを報告済み。

アメリカでこのリコールに該当するシロンは「2台」のみだそうで、さらにシロンは過去に一度リコールを行なっています(これは全車が対象)。※ヴェイロンも過去に二回のリコールがある
前回の内容は「シートリクライナーの強度不足」ですが、今回の「サイドエアバッグの遮熱板」ともども、かなり珍しい案件ですね。
幸い両方とも走行性能に直結するものではありませんが、車が車だけに特殊な構造を採用していたり、生産台数が少ないだけに特別な理由があるのかもしれません。

ただ、ブガッティの車には「不具合を検知すれば本社に報告がゆく」システムが搭載されており、何かあれば、そして今回のようにリコールなどがあればただちに「フライング・ドクター」が駆けつける仕組み。
こういったサービスも含めてのシロンの「価格設定」だとは考えられますが、おそらく多忙なシロンのオーナーにとっては嬉しいサービスではありますね。

なお、今回の「サイドエアバッグ」についてはシートに内蔵されるもので、まずは生産工場(ルーマニア)からフランスのブガッティ本社へとシートが届き、その後にブガッティがチェックした「問題のない」シートを現在のシートと入れ替える、とのこと。
ブガッティ・シロンのほとんどは「オーダーメイド」だと思われますが、ブガッティは「納車したのと同じ仕様」のシートを作って入れ替えてくれる、ということになりそうです(不具合のあるシートを装飾用として安く売って欲しいと思ったり)。

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VIA:NHTSA

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