| ノビテックはパワーだけではなくエアロダイナミクス性能も向上させてきた |
「地味」ながらもかなり実用的なチューニングだと考えていい
さて、ノビテック(NOVITEC)は昨年3月にフェラーリ296GTBのチューニングプログラムを発表し、出力は830馬力から868馬力にまで引き上げると発表していますが、今回その実車がノビテックによってじきじきに初公開。
そして今回のワールドプレミアにおいては、昨年時点では案内されていなかったエアロパーツが付与されるなど”バージョンアップ”がなされており、ここでその内容を見てみましょう。
-
ノビテックが早速フェラーリ296GTBをチューン!+38馬力の868馬力へ、テールパイプは丸二本化によって表情一新【動画】
| エアロパーツは現在鋭意開発中、おそらくはほかモデル同様にアグレッシブなものが出てくるだろう | さらに他社からも大量にフェラーリ296GTBのカスタムパーツが出てきそう さて、フェラーリやランボル ...
続きを見る
ノビテックがカスタムしたフェラーリ296GTBはこんな仕様を持っている
今回公開された動画では、2台のフェラーリ296GTBの外装にいくつかのカーボンファイバー製パーツが装着されていることを確認でき、フロントだとティートレイにリップスポイラー、そしてサイドだとロッカーパネル(サイドステップ)、さらにリアフェンダー上のエアインレットガイドも。
ノビテックによれば、これらエアロパーツは風洞実験によって開発がなされ、高速走行時のダウンフォースが増加し「さらに安定性が増す」とのこと。
ホイールはヴォッセンとの共同開発によるもので、フロントは21インチ、リアは22インチへ。
サスペンションにも手が入り、ノビテックによるチューンがなされます。
ドアミラーもヴィジブルカーボンへと交換され、しかし形状はノーマルのままなので、ここは「コスメチューン」だと考えて良さそうです(その上のトライアングルもカーボンファイバー製へ)。
リアフェンダー上にもヴィジブルカーボンによるエアガイド(固定方法は不明)。
ノビテック版フェラーリGTBのリヤセクションは「選べる2タイプ」
そしてちょっとユニークなのは、ノビテックが2種類のリアエンドを用意していること。
こちらのレッドの個体に装着されるのは「よりハードな」ハイダウンフォース版。
リアエンドのパネルまるごと交換するタイプで・・・。
かなり強力なダウンフォースを発生しそう。
なお、テールパイプが「丸2本」に交換されていることでもわかるとおりエキゾーストシステムも交換されており、これにあわせてスポーツ触媒、ターボインレットの変更によって「+38馬力」を稼ぎ出している、とのこと。
そしてもう一方のフェラーリ296GTBには別のエアロパッケージが装着され・・・。
こちらは純正ボディに貼り付ける「リップ」仕様(ちょっと控えめ)。
なお、動画後半ではそのエキゾーストサウンドを存分に楽しませてくれる走行風景も収められています。
ノビテックがカスタムしたフェラーリ296GTBの初公開動画はこちら
合わせて読みたい、ノビテック関連投稿
-
まさに黒い怪鳥。ノビテックが「14cmワイドな」フェラーリ812スーパーファストのコンプリートカー、N-LARGO Sを公開。出力840馬力、リアのボディ幅は211cm
| ノビテックはN-LARGO Sの価格を公開していないが、新車価格の2倍くらいだと考えられる | 意外とこういった「フェラーリのコンプリートカー」の需要があるらしい さて、フェラーリやマセラティ、ロ ...
続きを見る
-
ノビテックがフェラーリ812コンペティツォーネ向けのチューニングプログラムを公開。出力は830馬力から860馬力へ、そしてローダウンにインチアップの「お約束」
| さすがのノビテックも812コンペティツォーネの「完璧な」ボディに手を入れることはできなかったようだ | それでも自然吸気エンジンの出力を36馬力も向上させることができたのは驚きである さて、これま ...
続きを見る
-
ノビテックがランボルギーニ・ウルスS / ペルフォルマンテのチューニング / カスタムパーツを一挙リリース。出力は最大で116馬力向上、最高速は311km/hへ
| マンソリーに比較すると、まだノビテックは「とっつきやすい」部類である | ウルスのもともとのデザインを強化する方向でパーツがデザインされ、そのぶんマッチングも「なかなか」 さて、フェラーリやランボ ...
続きを見る
参照 / Photo:NOVITEC GROUP