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ホンダが中国と欧州に投入する新型EV、「E:NS2」「E:NP2」の情報が公開。リアにはEV時代を示す小文字混じりの「Honda」文字が装着される

2024/01/17

ホンダが中国と欧州に投入する新型EV、「E:NS2」「E:NP2」の情報が公開。リアにはEV時代を示す小文字混じりの「Honda」文字が装着される

| 現在ホンダは地域ごとに異なるEVの展開を行っているが、どこかで統一されるのかそうでないのかには注目が集まる |

もともとホンダは「現地化」を強く意識してきたブランドでもあるが

さて、中国では乗用車を発売する前に中国工業情報化省へと情報を登録する必要がありますが、そこでは画像に加えて装備や数値的なスペックも申請されることになり、よって時折発売前の新型車の詳細が漏れ伝えられることが多々あります。

そして今回ネット上に情報が出回ったのが、ホンダが中国そして欧州で展開する新しいEVシリーズ「E:NS2」と「E:NP2」で、それぞれ中国現地にて東風汽車と広州汽車とホンダとのパートナーシップによって開発・生産・販売されるもの。

基本的に「E:NS2」と「E:NP2」とは同一である

なお、中国で自動車を生産する場合、基本的に外国の自動車メーカーは中国現地の自動車との合弁企業を立ち上げる必要があるのですが(現在では法規が緩和され、テスラは現地との合弁を行わずに現地生産を行う外国の自動車メーカーの第一号となった)、この「現地のパートナー」は二社までが許可されており、ホンダにとっての中国でのパートナーが東風汽車と広州汽車というわけですね。※資本提携であれば合弁企業以外とのパートナーシップも可能である

この二社の棲み分けは「地域」によって分けられることが多く、要はテリトリーを決めてお互いが競合しないようにする場合が大半なのですが(もしくは、自動車メーカーによっては生産するモデルを完全に切り分ける場合もある)、それでも完全に競合を排除できるわけではなく、よって今回の「E:NS2」と「E:NP2」のように「外観をちょっとだけ変えて」同じクルマを2つの合弁会社で生産して差別化を行うケースも見られます。

Honda-E-N (2)

この「E:NS2」と「E:NP2」の場合、フロントとリアの意匠を大きく変更しており、E:NS2だと縦型ブーメランヘッドライト、そしてテールランプも縦型といったデザインを持ち・・・。

Honda-E-N (4)

E:NP2だとヘッドライトとテールランプにCライン、そして縦よりも横を基調としたデザインを持つもよう。

なお、ちょっと面白いのはリアに「Honda」という小文字の入るレターを使用していることで、これは先日北米市場向けとして発売されたEV、「プロローグ(下の画像)」と同じ仕様であり、ホンダのEVにおけるひとつの特徴だと考えていいのかもしれません。

Honda-Prologue (7)

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ただ、ホンダは先日CESにて新しいEVサブブランド「0(ゼロ)」を発表し、ゼロシリーズには1962年のホンダのエンブレムを連想させる「H」バッジを与えることについても言及しており、このあたりがどう統合されてゆくのかには興味のあるところ(この際に発表されたコンセプトカー、ホンダ ゼロ サルーン コンセプトのリアにもこの「Honda」レターが再現されているので、今後のホンダ製EVにはセンターにHonda文字が与えられるのかもしれない)。

Honda-Zero (11)

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話を「E:NS2」と「E:NP2」に戻すと、ボディサイズは両者とも変わらず全幅1,840ミリ、全高1,570ミリ、ホイールベース2,735ミリで、全長はわずか「1ミリ違い」。

搭載されるエレクトリックモーター(1つ)は204馬力を発生し、バッテリーパックの容量は68.8kWhだと説明されています。

Honda-E-N (5)

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参照:CARSCOOPS

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