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またまた登場、新興ハイパーカー!今回は1,929馬力、4モーターのハイパーEV"フリーダム"。0-100km/h加速1.8秒、実現すれば世界で2番目に速いクルマに

新型ハイパーカー、エレーション・フリーダム

| ガソリンバージョンも用意され、そちらはランボルギーニ・ウラカン/アウディR8のコンポーネントを流用するようだ |

さて、またまた新興ハイパーカーメーカーがカリフォルニアより登場。

なお、カリフォルニアからは相当数のスタートアップが誕生しており、(ポルシェのカスタムではないほうの)ジンガー、ルシード、タキオンやその他もろもろ。

なぜカリフォルニアにこういった新興メーカーが集中するのかは定かではありませんが、「人材が豊富」「資金を獲得しやすい(投資家が多い)」という事情があるのだろう、と考えています。

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設立スタッフはF1ほかモータースポーツ経験者

そして今回登場したのは「エレーション(Elation)」なるハイパーカーメーカーで、中心人物はカルロス・サツロフスキー、そしてマウロ・サラヴィアなる人物。

加えてエレーションのスタッフはF1やル・マン24時間レース、そのほか欧州拠点のレーシングチームにて働いた経験を持つ者ばかりだとアナウンスされています。

Elation-Freedom-4

今回エレーションから発表されたのは同社初の市販車にしてハイパーカー「フリーダム」。

詳細は発表されていないものの、見るからに「ハイパーカー」的なルックスを持っており、雰囲気的にはロータス・エヴァイヤ、(前から見ると)フェラーリSF90ストラダーレに近いという印象も。

Elation-Freedom-6

こちらはリアウイング格納状態。

リアウイングの昇降デバイスはブガッティ・シロンのような構造ですね。

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このフリーダムはピュアエレクトリックカーだと紹介されており、搭載されるエレクトリックモーターは合計で「3つ」、そして出力はシステムトータルで1,414HP(1,434PS)。

なお、エレーションはさらにパワフルな4モーターバージョン(1,929PS)を用意するビアーマンも述べており、こちらの0-100km/h加速は1.8秒、そして最高速は418km/h。

もちろん現時点ではランニングプロトタイプが存在せず、この数値は理論値となるものの、実現できればテスラ・ロードスター(1.9秒)やリマックC_Two(1.85秒)よりも速く、アスパーク・アウルの1.69秒に続く「世界で2番目に加速が速い」クルマとなりそうです。

エレーション・フリーダムのコクピットは「戦闘機モチーフ」

なお、エレーションによると、このフリーダムのインテリアは戦闘機にインスパイアされた、とのこと。

メインのメーターはフルデジタル、そしてセンターコンソールのスイッチ類も最小限にまとめられた「ミニマリスト」的な印象もありますね。

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そして最近のハイパーカーらしく内装素材にもこだわっており、プレミアムレザー含む高級素材が用いられています。

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エレーション・フリーダムの車体構造はこうなっている

そしれこちらがエレーション・フリーダムのシャシー。

カーボンモノコックシャシー(これ単体では82kgしかない)におそらくはアルミ製と思われるサブフレームを組み合わせており、ランボルギーニ・アヴェンタドールやマクラーレン各モデルに近い雰囲気です(もちろんサスペンション含め細部は異なる)。

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バッテリーはシャシー底面にマウントされ、100〜120kWhサイズのT型リチウムイオンバッテリーを想定しているようですね。

なお一回の充電あたり航続可能距離は483〜644kmを想定しています。

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「ガソリンバージョン」も用意が可能

なお、ちょっと面白いのは「ピュアエレクトリックバージョンのほかに、ガソリンエンジン版”アイコニック”も用意しているということ。

そちらは5.2リッターV10に7速デュアルクラッチ・トランスミッションを組み合わせて4輪を駆動するとされ、つまりはランボルギーニ・ウラカン、アウディR8と同じ構成を持っており、しかしエンジンは専用にチューニングされて760PSを発生する模様(ウラカンEVOは640馬力)。※アウディはKTMやドンカーブート、グンペルトにもコンポーネントを提供している。エレーションはすでにアウディと話をつけているのかも

ちなみにこちら(ガソリン版)の0-100km/h加速は2.5秒、最高速は386km/hとのこと。

価格については当然ながら安くはなく、ピュアエレクトリック版のフリーダムで200万ドル(2億円以上)、そしてガソリン版のフリーダム・アイコニックでは230万ドルという設定です。

ほかにはこんなハイパーカーも

上述の通り、現在は多種多様なハイパーカーが登場していて、ほかにはこういったクルマたちも。

様々な計画が登場しているのは喜ばしい限りですが、これらのうち納車までたどり着くことができるのは「ほんの一握り」であり、注視を要するところですね。

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