| ベースはシボレー・コルベット。ただし内外装、機関はフルオリジナル |
グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードにて、フランスより新たなスーパーカー「プラト・オラジュ(Prato Orage)」が公開。
これはフランスのメーカー「プラト」が発表したものですが、ベースはシボレー・コルベット(C6)だと報道されています。
実際にこのメーカーから「コルベットベース」とアナウンスされたわけではないものの、これまで公開された画像等から判断するに、とくにインテリアにおける各パーツの位置や形状から判断して「コルベットのカスタムカー」と言われているようですね。
搭載されるのは世界で最もパワフルな自然吸気V8エンジン
なお、このプラト・オラジュに採用されるエンジンは8.1リッターV8。
それを誇示するかのようにフロントフードには「8本」のシリンダー状の構造物を確認できます。
そして驚くべきはその出力で、なんと「888馬力」。
これについてプラトは「世界で最も強力な自然吸気V8エンジン」だと主張。
たしかに画像を見ると「コルベットっぽい」雰囲気もありますが、そのボディは「完全オリジナル」。
しかもそのデザインは秀逸で、カラーと形状とをうまく組み合わせた一台となっています。
フロント、サイド、リアのエアロパーツはウイングレットが装備され、全体的にはエッジの強いデザインを採用。
このウイングレットはCピラーにも反復して使用され(フロートしているように見える)、ひとつの統一されたモチーフとなっているようです。
そしてホイールのデザインもかなり複雑なもので、立体感とレイヤー感があり(ちょっとマセラティっぽい)、スポークはシルバー、リムはレッド、センターはブラック、ボルトはレッドというこだわりよう。
テールパイプはレクサスのFモデルっぽい「縦」配置となり、大型リアディフュザーも備えます。
そしてディフューザーのフィンはランボルギーニ・アヴェンタドールSVJのような、恐竜の背びれのような形状を採用。
そしてこのプラト・オラジュ最大の見どころは「テールランプ」。
まるで建築物のような複雑な構造を持ち、これも「形状と発光パターン」とをあわせてデザインされたものと思われます(よくこんなの考えたな)。
そしてハイマウントストップランプはリアハッチのトンネルバック部分左右に分けて配置され、細かいところまで手を抜かない、高いデザイン性を見て取ることができますね。
こちらは実際にプラト・オラジュがグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードのヒルクライムにて走る動画。
けっこうなインパクトがあります。
そのほかにも魅力的な新興スポーツカーが続々登場
なお、最近は様々な方法での資金調達が可能となったためか、はたまた人材確保が容易になったためか、様々な新興スーパーカーが登場。
最近だと、コンコルソ・デレガンツァにて登場した「アウストロ・ダイムラー・ベルクマイスター630 シューティング・グラウンド」が大きな衝撃を放っていますね。
コンコルソ・デレガンツァに新星登場!シンプルでクリーン、レトロフューチャーな「アウストロ・ダイムラー・ベルクマイスター630 シューティング・グラウンド」
そしてイタリアのスタートアップが公開したハイパーカー、FV Frabgivento Asfene Dieci Dieciも破壊力は最大級。
イタリアから1000馬力の未来的デザインを持つハイパーカー「FV Frabgivento Asfene Dieci Dieci」登場!ここまでウェッジシェイプなクルマは見たことがない