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アストンマーティンが10年ぶりにエンブレムのデザインを変更!シンプルで柔らかく、1970年代の「グリーンボックス」復活。これまでの変遷も見てみよう

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アストンマーティンが10年ぶりにエンブレムのデザインを変更!シンプルで柔らかく、1970年代の「グリーンボックス」復活。これまでの変遷も見てみよう

| このウイングは古代エジプトにて復活のシンボルだとされた「スカラベ(フンコロガシ)」をイメージしている

現代のウイングエンブレムが見られるようになったのは1932年から

さて、アストンマーティンは昨日「レッツ・レース。アストンマーティンの新しい定義がもうすぐ到着する」として一本のティーザー動画を公開していますが、その「新しい定義」とはエンブレムであったようで、その”新しいエンブレム”が公開されています。

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このエンブレムは、アストンマーティン自社のデザインスタジオと、イギリスにて活躍するアートディレクター兼グラフィックデザイナー、ピーター・サヴィル(Peter Saville)氏とのコラボレーションによって制作されたもの。

現在のアストンマーティンが採用するウイングエンブレムは2003年に発表されており、これと比較すると、新しいエンブレムでは中央の半円状の曲線がなくなり、中心線が姿を消し、ウイング外周の段差が少し小さくなっています。

アストンマーティンはすでに新しく策定された中期計画「レーシンググリーン」を発表済みですが、このエンブレムとともにその計画を進めてゆくということになりそうですね。

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アストンマーティンのエンブレムは203年の歴史を誇る工房にて製造される

このエンブレムは今まで通り、バーミンガムにて拠点を構え203年の歴史を誇る工房(ボートンズ)にて製造されるといいますが、この工房はオリンピックにて使用されるメダルの製造も手掛けており、由緒正しい工房ということになりますね。

なお、その工房にてエンブレムを製作する様子は以前にイケメンユーチューバー、Mr.JWW氏によって紹介されています。

Aston-Martin-Wings-Badge (3)

アストンマーティンのエンブレム(カスタム)
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その工程としてはまず金属部の成形に始まり、その後にエナメルを焼成し・・・。

Aston-Martin-Wings-Badge (4)

研磨して・・・。

Aston-Martin-Wings-Badge (6)

さらに研磨を重ねます。

Aston-Martin-Wings-Badge (5)

この新しいエンブレムはアストンマーティンの次世代スポーツカーから装着されるといい、現行ラインナップについては「そのまま」なのだそう(新しい経営者になってから発表されるモデルから装着されるということになりそうで、ひとつの節目を示したいということなのだと思う)。

加えてアストンマーティンの「GP参戦100周年」となるフランスGPではアストンマーティンのF1マシンにこのエンブレムのカラーが取り入れられるともアナウンスされており、大々的にその変化をアピールすることになりそうですね。

アストンマーティンのエンブレムはこう変化してきた

そこでアストンマーティンのエンブレムの変遷について見てみたいと思いますが、まず1920年代に採用されていたのは円の中に「A」と「M」とがあしらわれたもの。

これについては、当時のアストンマーティン「A3」へのオマージュとなる限定版となるヴァンテージ・ロードスターにも(ヘリテージバッジとして)用いられています。

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その後1927年になるとアストンマーティンの経営者が変わり、はじめて「翼」をイメージしたものへ。

なお、ロータスも経営者の変更によってエンブレムが変わっていて、新しい経営者が「その変化」を示すため、最初に手をいれるのがエンブレムなのかもしれません。

ロータスのエンブレム
ロータスがエンブレム変更を発表、3Dから2Dへ。「設立時の思想を反映し、シンプル、かつ軽量性をイメージした」

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その後1930年にはややシャープな形状となりますが、この時点で「ブロンズからシルバーへ」変更され、しかし2年後には現在のエンブレムのベースとなるウイング形状へ(そしてまたブロンズに戻っている)。

ちなみにこのウイングエンブレムは、古代エジプトにて神聖視された昆虫「スカラベ」に由来しているとされ、このスカラベとはつまりフンコロガシを指しますが、糞を転がす様子が太陽の移動に似ていると見られ、そこから太陽神と同一視されるようになり、さらには再生や復活のシンボルとして崇められたようですね。

Aston-Martin-Wings-Badge (7)

参考までにですが、そういった話を聞いていたので、ぼくは中東の砂漠にてスカラベを見てみたいと考えて実際に砂漠へと行き・・・。

DSC06791

それらしきものを発見。

DSC06829

JUN
これが昔の人に神聖視されていたのか・・・!

話がそれましたが、1954年にはデビッド・ブラウンがアストンマーティンを買収し(ここで”DB”というモデル名が登場する)、これまでのデザインを継続しながらも繊細かつ力強いデザインへ(ASTON MARTINの上にDAVID BROWNの文字が入る)。

さらに1984年になるとウィリアム・ウィルソン率いるイギリスの投資会社がアストンマーティンを買収しますが、これと同時にデビッド・ブラウンの名前を削除しカラーリングも一新。ロゴの内側はブロンズからホワイトに、文字を囲む長方形のボックスはブラウンからグリーンへと変更され、しかしゴールドのアウトラインとインナーはそのままに、ロゴの上部にさらに太いアウトラインが施されています。

2003年の変更はさほど大規模ではなく、外側の重いアウトラインと内側の太いラインを取り除くことで全体を柔らかくしており、今回の変更までに約10年間使用されています。

ちなみに色付きでの変遷はこんな感じ。

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そして今回のエンブレムは「シンプルに」なったことがわかりますが(デジタル上での見やすさを考慮している。ミニや日産、VW、BMWと同じ)、カラーだと1972年版同様、中央の四角が「グリーン」へと変更され、その伝統を復活させたということになりそうです。

Aston-Martin-Wings-Badge (2)

ちなみにですが、基本的なエンブレムのカラーが決まっているといえど、これまでのアストンマーティンはそのクルマの仕様に合った独自カラーのエンブレムをいくつか作成したことがあり、実際にスカラベの羽を埋め込んだもの、限定モデルの販売先(国)にあわせた国旗仕様、はたまたボディカラーにあわせたものや英国国旗仕様など様々なバージョンがあり、今後もこういった「個別」仕様に期待したいところです。

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アストンマーティンが新エンブレムについて紹介する動画はこちら

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参照:Aston Martin

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