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たぶんこれよりカッコいいコーチビルド車両はないだろう。ラドフォード・タイプ62−2生産第一号が顧客へ納車、すでに名車としての風格を漂わせる  

2023/09/07

たぶんこれよりカッコいいコーチビルド車両はないだろう。ラドフォード・タイプ62−2生産第一号が顧客へ納車、すでに名車としての風格を漂わせる  

| ラドフォード・タイプ62−2はあらゆる意味において衝撃的なクルマである |

ここまで美しいクルマを作ることができるコーチビルダーはほかに存在しないだろう

さて、ジェンソン・バトン率いるコーチビルダー、ラドフォード・モータースが「タイプ62−2の最初の一台を顧客に引き渡した」と発表。

このラドフォード・モータースは(1948年創業の)名門コーチビルダーを復活させた新組織で、2009年のF1ワールドチャンピオンであるジェンソン・バトンをはじめ、デザイナーのマーク・スタッブス、弁護士のロジャー・ベイル、テレビ司会者でカービルダーのアント・アンステッドがメインとなって(コーチビルドによる)カスタムカーを世に送り出すことを目的としています。

なお、もともとのラドフォードは英国で創業され、ロールスロイスやベントレーのコーチビルドを行ってきたものの、現代のラドフォードはカリフォルニアで創業さて、最初のモデルであるタイプ62−2はロータスから供給を受けた車体をベースにするという相違も存在するので要注意。

ラドフォード タイプ62−2
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ラドフォード・タイプ62−2は完全オーダーメイド

今回の「ラドフォード・モータース第一号」の納車先はケースメイト社の創設者兼執行会長のシャシ・レディ氏だと報じられており、その仕様は完全オーダーメイド。

シャシ・レディ氏はラドフォードのデザイナーと緊密に連携し、自身の夢の Type 62-2 を実現することになりますが、「モータースポーツの歴史と自身の嗜好」とをかけあわせた仕様を持つといいます。

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ラドフォード・モータースは新興勢力ながらも、最近よくある「超アグレッシブなデザイン」「エレクトリックパワートレーン」「超ハイパワー」といったトレンドを追求せず、(1960年代風の)レトロなフォルム、そしてそこへ現代的なディティールを組み合わせるという手法を用いていますが、誕生した時点で「すでに歴史に残る名車」といった風格を漂わせているかのようですね。

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今回納車されたラドフォード・タイプ62−2は上部がブルー、下部がシルバーのツートンカラー仕上げとなっており、ブルーは1957年にル・マンで優勝したジャガー DタイプXKD 606にインスパイアされたもので、車体下半分はホイールともどもシルバーにペイント。

なお、ミラーやテールパイプはサテンクローム仕上げを持つなどレトロなテイストを持っており、先に公開された「JPS」仕様とはまた異なる雰囲気を持つように思います。

ラドフォード タイプ62-2
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このラドフォード・タイプ62−2のインテリアも「レトロ」

そして今回納車されたラドフォード・タイプ62−2のインテリアもレトロな雰囲気を持っており、ステアリングホイールのグリップやシフトノブはなんと「ウッド」。

外装同様、ところどころにクロームのパーツが使用されるなどクラシカルな風合いが漂います。

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なお、シャシ・レディ氏は「ラドフォード タイプ 62-2 の最初の写真を見た瞬間、そのデザインが非常に興味深いものであることがわかりました。これほど目を引くクルマの形はなかなか見つかりません。高価な車には選択肢がたくさんあり、20年間クルマを収集してきた者として、私はどのクルマにも特別な何かを見つけようとしています」とコメント。

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実際のところカーコレクターらしく非常にこだわった仕様を選択しており、シートはヌバックとセミアニリンレザーとのコンビネーション。

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シルバー部分は高品質な削り出しパーツのようにも見えますね。

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なお、このラドフォード・タイプ62−2は62台のみの限定生産ですが、すでに次のプロジェクトについても考案中とのこと。

そして「この次はスポーツカーではなく、生産台数も多くなる」とされており、しかし現時点ではその詳細はナゾのまま。

もしロータスから供給を受けるのであれば、すでにエキシージやエヴォーラは生産が終了しているため、ベースはそれらではなくロータスの現行モデルになる可能性が高く(そもそも次はスポーツカーではないので、これらは当初から除外してよいかと思う)、もちろんベースモデルにロータス以外を選ぶ可能性もありそうです。

いずれにせよ、続報を楽しみに待ちたいところですね。

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参照:CARBUZZ

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