| ラドフォード タイプ62−2はボクが「もっとも美しい」と考えるクルマの一台でもある |
そしてタイプ62−2はレーシングカーへとコンバートされても美しい
さて、今年のパイクスピークにはアルピーヌが参戦を表明していますが、今回はラドフォードがタイプ62−2の特別仕様車でのチャレンジを発表。
このラドフォードは2009年のF1ワールドチャンピオンであるジェンソン・バトンを筆頭に、デザイナーのマーク・スタッブス、弁護士のロジャー・ベイル、テレビ司会者でカービルダーのアント・アンステッドらによって(1948年創業の)名門コーチビルダーを復活させたプロジェクト。
現在はタイプ62−2をリリースしたのみですが、今後はさらなるクルマをリリースする予定だと伝えられています。※もともとのラドフォードは英国で創業され、ロールスロイスやベントレーのコーチビルドを行ってきたが、現代のラドフォードはカリフォルニアで創業されている
-
アルピーヌが「世界で最も過酷なレース」、パイクスピークに挑むと発表!500馬力のエンジンと950kgの軽量ボディで栄冠を狙う
| アルピーヌはパイクスピークの「優勝」を手土産にアメリカへと進出? | アルピーヌは今後ピュアエレクトリックブランドへとシフトの予定 さて、アルピーヌが「A110の特別仕様車にて、6月25日に開催さ ...
続きを見る
パイクスピークを走るラドフォード タイプ62−2はこんなクルマ
そしてラドフォードは今回パイクスピーク仕様のタイプ62−2を公開していますが、先に公開されたロードバージョンのタイプ62−2に採用されていた「JPS(ジョン・プレイヤー・スペシャル)カラー」を継続して用いており、なんともゴージャスな仕上がりに。
ただし最大限のダウンフォースを得るためのフロントスポイラーにリアウイング、さらにはサイドウイングに加え、ボディサイドやルーフに追加されたエアインテークが特徴的です。
搭載されるエンジンはロードバージョンと同じ3.5リッターV6ですが、パイクスピーク用に大きく手が入り、ブロックを残したままヘッドなどがそっくりレース仕様となり、その出力は600馬力から710馬力へ。
これに合わせ、トランスミッションはHパターンからレース用のシーケンシャルへと換装されています(変速操作を行うのはパドル)。
一方で車体重量は1,090kgから907kgにまで落とされており、これによって0−100km/h加速は2.2秒(ロードバージョンでは2.9秒)、最高速は258km/h(ロードカーでは291km/h。パイクスピーク版ではダウンフォースを獲得するために最高速が犠牲になっているものと思われる)。
パイクスピークを走るラドフォード タイプ62−2は何から何まで「特別製」
そしてこのパイクスピークを走るラドフォード タイプ62−2のシャシーにも手が入り、ロードバージョンの「アルミ製」からカーボン製モノコック(幅も230ミリ広くなっている)へと変更され、モノコックフレームの前後には新造されたサブフレームが装着され、それに伴いサスペンションも作り直されている、とのこと。
そのほか新しいアンダーフロア、センタードライビングポジション、APレーシングのブレーキ、軽量バッテリーなど手が入っている部分を入れれば枚挙に暇がありませんが、つまるところこの特別版ラドフォード タイプ62−2は「ワンオフモデル」ということになりますね。
出場するのはエキシビション部門なので本気でタイムを競うわけではなさそうではあるものの、その走りと美しいボディは見るものを魅了することになりそうです。
なお、このラドフォード タイプ62−2をドライブするのはタナー・ファウストだとアナウンスされています(ボディサイドにジェンソン・バトンの名があるが、自身では運転しないようだ)。
合わせて読みたい、ラドフォード関連投稿
-
思ったよりもスゴいの出てきた!ジェンソン・バトンが共同設立した「ラドフォード」より、かつてのロータスF1をモチーフにしたType62-2が登場
| おそらく価格は「とんでもなく高価」だと思われるが、購入希望者が殺到しそうだ | ここまで「ロータスとは異なる」仕様になるとは思わなかった さて、元F1ワールドチャンピオン、ジェンソン・バトンが強く ...
続きを見る
-
後ろ姿はロータス・ヨーロッパ風!ジェンソン・バトンの手掛けるラドフォードType62-2 JPSが公開されて大きな話題に
| こんなにカッコいいクルマを見たのは久しぶりだ | エンジンはトヨタ製3.5リッターV6、ただしスーパーチャージャーで加給し600馬力 さて、先日「タイプ62−2」を公開したばかりのコーチビルダー、 ...
続きを見る
-
やはり内装もゴージャスだった!ロータスベースのカスタムカー、ラドフォード・タイプ62−2のインテリアが公開
| 近年、ここまで美しく内外装を作り上げてきたカスタムカーは例がない | ラドフォードはコーチビルディングの新しいスタンダードを構築したと言っていい さて、先日ラドフォードがロータスの車両をベースにし ...
続きを見る