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後ろ姿はロータス・ヨーロッパ風!ジェンソン・バトンの手掛けるラドフォードType62-2 JPSが公開されて大きな話題に

2021/09/10

ラドフォード タイプ62-2

| こんなにカッコいいクルマを見たのは久しぶりだ |

エンジンはトヨタ製3.5リッターV6、ただしスーパーチャージャーで加給し600馬力

さて、先日「タイプ62−2」を公開したばかりのコーチビルダー、ラドフォード。

これはジェンソン・バトンの関わるプロジェクトで、このタイプ62−2が最初のプロジェクトとなるのですが、その出来栄えが驚くほど素晴らしく、いい意味でカーマニアの期待を裏切ることに。

そして今回、そのタイプ62−2の最上位グレードとなる「JPS(ジョン・プレイヤー・スペシャル)バージョン」を公開することとなっていますが、これがまた美しすぎると話題になっています。※グレードは「クラシック」「ゴールドリーフ」「JPS」の3つ

まさかの「JPSカラー」復活!?ジェンソン・バトン率いるラドフォードがJPSの商標を取得、「プロジェクト62」に採用か
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残念ながらタイプ62−2 JPSの限定台数はわずか12台

なお、現在タバコの広告やロゴについては規制のある国が多く、このJPSカラーを市販車のボディに再現するのは困難と思われたものの、ラドフォードはこのJPSについて米国にて商標を取得しており、つまり「米国では発売OK」ということになりそうです。

参考までに、JPSとは「ジョン・プレイヤー・スペシャル(John Player Special )」というタバコブランドを指し、このタバコのイメージカラーがいわゆる「JPSカラー」。

最初に登場したのは「(F1マシンの)ロータス72D(1970 - 7975)」で、1970 /1 972 /1 973年の3度に渡りコンストラクターズタイトルを獲得し、その後ロータス77、79、91、そしてアイルトン・セナがドライブした98Tにも採用されています。

ただ、惜しいことに1986年を最後にF1から姿を消す事になってしまい、現役中はフェラーリのレッド、マルボロ・マクラーレンのホワイト/レッド、ほかイエローやブルーなど鮮やかなカラーを身にまとうF1マシンの中において「地味」ではあったものの、それが逆に目立つ結果となっており、その渋さから多くのファンを持っています。

Radford-Type-62-2-JPS (2)

JPSカラーのF1マシンはジェンソン・バトンがレーシングドライバーになった「きっかけ」

実際のところ、今回この「Type62-2 JPSの発表にあたり、ジェンソン・バトンは「F1のヒーローであるエマーソン・フィッティパルディやアイルトン・セナがレースで使用し、私がドライバーになりたいと思うきっかけとなったクルマに用いられていた」とコメントしており、このカラーがジェンソン・バトンにとって憧れの存在であったこともわかりますね。

このタイプ62−2は、ロータスによる新しいアルミニウム製シャシーをベースに、ラドフォードが提供する中で最もパワフルな600馬力(608PS/447kW)仕様の3.5リッタースーパーチャージドV6エンジンを搭載しており、この馬力に対応するために、APモノブロック・ブレーキキャリパーと360mmフルカーボンセラミック・ローターを装着。

ホイールはフロント18インチ、リア19インチのDymag製カーボンコンポジット、タイヤはミシュラン・パイロット・スポーツ・カップ2だと紹介されています。

Radford-Type-62-2-JPS (4)

通常のタイプ62−2に比較するとエアロパッケージが「エクストリーム仕様」となっており、一瞬で割ってしまいそうなフロントスプリッター、そして大型エアインテークそして巨大なリアディフューザーが装着されていますが、ここ最近登場した少量生産車の中では珠玉の出来だと考えています。※これまでぼくの中ではブラバムBT62がナンバーワンだった

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リアセクションはこうやって見ると「ロータス・ヨーロッパ」を連想させ、この姿を見て感涙にむせぶ人も多そう。

フェンダーミラー、ヘッドライト、テールランプ、リアディフューザーやエキゾーストパイプまわりの処理など申し分なく、全体的なフォルム、細部の造形に至るまで「完璧」に近いクルマだと思います。

Radford-Type-62-2-JPS (1)

現在ラドフォードでは「受注枠を販売中」とのことですが、この美しさだと、一瞬でその生産枠を売り切ってしまうことになるのは間違いなさそうですね。

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