| アウディR8には「消滅説」もあるが、いいクルマだけになくなってしまうのは非常に惜しい |
逆にポルシェ718ケイマン/ボクスターEVの兄弟車となって復活という話も
さて、アウディが「9月12日になにか特別な計画を公開する」と自社の公式インスタグラム上にてアナウンス。
そしてこの計画は「R8のラストラップ」であるとされ、同時にレッド、ホワイト、ブラックのカラーリングを持つR8の画像が投稿されています。
ただし現時点ではこの「特別な計画」そして「R8のラストラップ」が何を意味するのかは一切不明。
もしかすると、R8の最終限定モデルとなる「特別な何か」が発表されるのかもしれません(たしかにそういったウワサもあったが、投稿された画像を見ると、さほど特別なR8には見えない)。※地域限定のR8最終記念限定モデルは発売済
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アウディR8は素晴らしいクルマであったが
初代アウディRはランボルギーニ・ガヤルドの兄弟車として誕生しており、二代目R8はランボルギーニ・ウラカンと多くを共有することで「ほかのアウディとは全く異なる」性質を持つに至っています。
ある意味では「スーパーカーを作りたかったものの、そのノウハウを持たない」アウディが、当時”スーパーカーを作るため”にランボルギーニを買収したとすら思えるフシもあるほどで、要はそれほどアウディにとってのR8は特別なクルマであり、同時にR8はアウディにとっての”悲願のスーパーカー”であったのかもしれません。
ただ、初代、二代目とも、R8は単なる「ランボルギーニV10モデルのバッジエンジニアリング」ではなく、ホイールベースを延長して安定性を高めるなどのアウディらしい改良が施された、アウディ固有のモデルだと言ってよいかと思います。
よって、ランボルギーニV10モデルとアウディR8とが比較される場面は非常に少なく、それぞれ「別のクルマ」として捉えられることがほとんどです。
アウディR8の将来は不透明
実際のところアウディR8の人気は非常に高く、この数年は常にインスタグラムなどのSNS上で「もっとも検索されたクルマ」の上位に君臨するほどですが、現時点でアウディR8の未来は「不透明」。
アウディ自身はR8を「すでにその役目を終えた」とし、2024年いっぱいで全ての販売地域においてデリバリーを終了させることを決定していて、しかし後継モデルについてはなんら確たる報はなく、ピュアエレクトリックカーとして登場するという説も出ています。
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なお、後継モデルが登場するにしても、ランボルギーニ・ウラカンの後継モデルとプラットフォームを共有する可能性は非常に低く、というのもアウディは今後ガソリンエンジンを中心的価値に置いたクルマを発売する意向を持たないためで、次期R8が登場するにしても、それはやはりアウディの戦略を端的に示すべく「ピュアエレクトリック」となる可能性が高いであろうと考えられます(ランボルギーニ側も、ウラカン後継モデルは完全にランボルギーニによる独自設計であり、ほかブランドのクルマとは関係性を持たないことについて言及している)。
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そのほか「可能性」として報じられるのは、ピュアエレクトリックカーとなる次期ポルシェ718ケイマン/ボクスターと車体を共有するというもので、これは(いくつかのプラットフォームを共同にて開発しているという)ポルシェとアウディとの関係性、そして完全電動化ブランドを目指すアウディの方向性を考慮しても納得性が高いものであり、しかしやっぱり「ウワサ」の域を出ないのもまた事実。
おそらくアウディ社内でもR8そのものの扱い、そして去就について様々な意見が出ているものと思われ、なんらかの決断が下されるのはまだまだ先だと考えてよく、ひとまずは9月12日の「特別な計画」の発表を待ちたいところですね。
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参照:audi(Instagram)