![元VW、ルノー、ジェネシス、ケーニグセグを経たデザイナーの考える「アルピーヌGTA」がカッコいい](https://intensive911.com/wp-content/uploads/2021/02/Alpine-GTA-14.jpg)
| ただ、実現したとしてもアルピーヌの名を使用することは難しいと思われる |
かつてフォルクスワーゲン、ルノー、ジェネシスにてデザイナーを務め、ケーニグセグ・ジェメラのデザインにも携わった工業デザイナー、アーセニー・コストロミン氏が「アルピーヌGTA」なるレンダリングを公開。
これはもちろん個人的なプロジェクトではあるものの、アルピーヌのヘリテージ、そしてF1に参戦するという「これから」をミックスした素晴らしい作品となっています。
なお、フォルクスワーゲンとジェネシス、そしてケーニグセグというところは、ブガッティ・シロンやランボルギーニ・ウラカンのデザインにも関わり、その後ジェネシス、また後にケーニグセグへと移ったサシャ・セリパノフ氏と通ずるところがあり、両者は「盟友」なのかもしれませんね。
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アルピーヌGTAはこんなクルマ
このアルピーヌGTAについて、見た目はA110との共通性が高く、そのためにA110をベースとしたハードコアバージョンのようにも思えますが、実際のところ「全く別の、新設計された」スーパースポーツ。
カーボン製モノコックシャシーを持ち、前後にサブフレームとインボード式サスペンションを持つハイパーカー的なパッケージングを持っています。
![Alpine-GTA (1)](https://live.staticflickr.com/65535/50968800891_20081b935a_c.jpg)
ボディサイズは全長4115ミリ、全幅1826ミリ、そして全高1100ミリ。
かなり低い全高を持ち、アルピーヌの伝統を反映させる形で「110」との関連性を持たせたのかもしれません。
![Alpine-GTA (5)](https://live.staticflickr.com/65535/50968101713_eea192d33b_c.jpg)
フロントから見ると、「まさにアルピーヌ」。
![Alpine-GTA (7)](https://live.staticflickr.com/65535/50968909787_1d8f307579_c.jpg)
なお、ヘッドライト内側にある丸い構造物は「ランプ」ではなくエアインテークとして機能します。
ベゼルが付与されることで高級感も感じられるようですね。
![Alpine-GTA (3)](https://live.staticflickr.com/65535/50968101488_c8371a39fb_c.jpg)
ヘッドライトはケーニグセグ・ジェメラとの共通性も。
![Alpine-GTA (2)](https://live.staticflickr.com/65535/50968909572_0fb8c2c55e_c.jpg)
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リアには巨大、しかしシンプルなウイング。
![Alpine-GTA (8)](https://live.staticflickr.com/65535/50968909507_01681126f5_c.jpg)
テールランプはブガッティ・ディーヴォとの共通性を感じさせる部分。
フォルクスワーゲン在籍時には、ディーヴォのプロジェクトにも関わっていたのかもしれません。
![Alpine-GTA (9)](https://live.staticflickr.com/65535/50968101673_b5a0ab3a7b_c.jpg)
エキゾーストシステムは「アクラポヴィッチ」を想定しており、このあたりもケーニグセグとの共通性を感じさせるところですね。
なお、グリルのメッシュパターンもブガッティを連想させる部分です。
ちなみにエンジンは「空冷4リッター・フラットシックス」。
![Alpine-GTA (12)](https://live.staticflickr.com/65535/50968800686_2cbd9b14fa_c.jpg)
ドアは斜め前に開く「ディヘドラルドア」。
![Alpine-GTA (11)](https://live.staticflickr.com/65535/50968909912_357c63a516_c.jpg)
ボディ剛性確保のため、サイドシルは高く分厚く、そして開口部は狭く。
![Alpine-GTA (10)](https://live.staticflickr.com/65535/50968101648_cc9e8f5283_c.jpg)
アルピーヌGTAのインテリアはこうなっている
そしてこちらはアルピーヌGTAのインテリア。
もう完全にレーシングカーといった雰囲気です。
https://www.flickr.com/photos/110074903@N02/50968101593/in/dateposted-public/ステアリングシャフトがむき出しであったりしますが、これは「ドライビングコネクションを可能な限り強調したかったため」だと語っています。
![Alpine-GTA (20)](https://live.staticflickr.com/65535/50968909587_3d1745ae84_c.jpg)
ステアリングホイールには回転数を示すLEDインジケーターが組み込まれ、スポーク部には各種スイッチも内蔵。
面白いのはメーターが「デジタル」ではなく「アナログ」なこと。
![Alpine-GTA (17)](https://live.staticflickr.com/65535/50968800601_2885c8dc18_c.jpg)
そしてなんとオドメーターも今となってはとんと見かけなくなった「ドラム式」。
こういった部分もまた、同氏が「ドライビングコネクション」を視覚的に表現したかった部分なのかもしれませんね。
![Alpine-GTA (13)](https://live.staticflickr.com/65535/50968800711_0b4077374c_c.jpg)
「いつの日か実現を」
なお、アーセニー・コストロミン氏が語るには、「このアルピーヌGTAを実現する計画がある」。
同氏は現在独立し、ドイツにデザイン事務所を構えていますが、出資者を見つけ、このレンダリングを「実現したい」という夢を持っているそうです。
![Alpine-GTA (6)](https://live.staticflickr.com/65535/50968101473_6a03730050_c.jpg)
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