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ポルシェのデザイナー激白!「電動化したほうが911らしいデザインを維持できる。このまま内燃機関を続けると、環境規制対応のためリアオーバーハングが2メートルにもなる」

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| すでにポルシェ911のリアオーバーハング内には「何も入らない」ほどギッシリ詰め込まれている |

たしかにデザイナーの言うことはまったくもって正しいのかも

さて、ポルシェのチーフデザイナー、ミヒャエル・マウアー氏がメディアに対して「ピュアエレクトリック版911」について言及を行った模様。

これは非常に興味深い内容となっていて、というのも「リアエンジンレイアウトに固執していない」とも受け止めることができる内容となっており、以前にポルシェのオリバー・ブルーメCEOが語った「ポルシェ911のDNAはリアエンジンレイアウトにある」と述べたのとは相反しているため。

なお、オリバー・ブルーメCEOは「911は、ポルシェの中では最後にエレクトリック化されるモデルになる」ともコメントし、どちらかというと911の電動化には否定的な見解を持っているようです。

ポルシェ911
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一方、デザイナーは「エレクトリック911のほうがデザイン的な自由度がある」

そして今回、ミヒャエル・マウアー氏が語ったのが「ガソリンエンジンに比べ、電動パワートレーンのほうがデザイン的自由度が高い」ということ。

いかに電動化されたとしても、そのシルエットは「911であり続ける」と前置きしていますが、「異なる要素」を取り入れて未来へと進むことはポルシェにおける文化の一部であるといい、これまでにも最良の解決策を求めて「空冷エンジンから水冷エンジン」、「自然吸気エンジンからターボチャージャー付きエンジン」へと進化したことに触れ、スタイリング、ハンドリング、パフォーマンスこそが911を体験する上での重要な要素であり、必ずしもフラットシックスエンジンの伝統的なサウンドが911のキャラクターの100%を構成しているわけではない、とも。

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さらには今後厳しくなる排ガス規制によっても「内燃機関のデザイン的限界」が来るといい、たとえば10~15年後の環境規制を満たすには「リアのオーバーハングがほぼ2メートル」になるとも語っています。

もちろん、リアオーバーハングが2メートルになってしまうと、それはもはやポルシェ911ではなく、当然ながら(スタイルだけではなく)運動性能面でも大きな影響を与えてしまうわけですが、これを回避するためにも「電動化を行ったほうが911らしさを維持できる」と考えているようですね。

実際のところ、911のリアは年々大きくなっていて、それはもちろん「環境規制に対応するためのデバイスを押し込んだ結果(ターボチャージャーもそのひとつ)」。

ただしデザイナーたちは「911を911たらしめるため」に最大限の努力を払い、いかにリアのボリュームが大きくなったとしても911らしさを失わないための努力を行っています。

実際にスケルトンモデルを見ると、992世代の911のリア(内部)は「指一本入らないほどピチピチ」で、しかし今後さらに大きな触媒を詰め込まなくてはならないことを考えると、もうこれが限界なんじゃないかと思えるほど。

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そう思うと、いっそのことピュアエレクトリック化し、空冷世代の911のような、スッキリしたリアを実現したほうが「911ファナティック」にとっては嬉しいのかもしれません(ぼく自身も、ガソリンエンジンに固執して肥大化するよりも、いっそのことエレクトリック化によってスリムでシャープになったほうがいいと思う)。

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ただしポルシェのデザインチームとエンジニアは「解決策」を?

そしてミヒャエル・マウアー氏は「完全に電動化された将来の911のビジョンをすでに持っている」としながらも、それを市場に投入するタイミングについては計りかねている模様。

加えて、内燃機関(ガソリンエンジン)についてもなんらかの解決策を持っているようで、「992の次の世代」の911ではガソリンエンジンを作ることができるかもしれない、とも述べています。

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現行992が登場したときには「モデルライフ後半にはハイブリッドモデルが登場する」と公言されており、実際に992はマイルドハイブリッドとプラグインハイブリッドの両方に対応可能な設計を持っていると言われ、さらに最近だと「ハイブリッド」と見られる911ターボがニュルブルクリンクにてテストする様子も目撃済み。

ただ、ラインアップ全体に「ハイブリッド」を設定するような動きも見られず(もちろん悟られないようにしているのだとは思う)、「内燃機関を可能な限り長く存続させよう」という動きがあるのもまた事実なのだと思われます。

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参照:Autocar

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